騒音のチェックをするときのポイント
マンションのような集合住宅では、度々「騒音」が住民トラブルとして挙げられます。騒音や音漏れというのは生活するうえでとてもストレスになりやすいものです。大きな音ではなくても、部屋が静かな時に外からの音が気になってイライラしてしまったりすることもあります。逆に、音漏れのしやすい物件で他の住人の方から文句を言われるといった事態にならないためにも、内見時にしっかりとチェックをすることがとても大切です。内見に行く際の、騒音チェックのポイントについてご紹介します。
上下階や隣室の部屋の音漏れについてチェック
上の階の人の足音や、隣の部屋の音漏れなどは、マンションの住人トラブルとしてよくみられるケースです。
やはり、日常生活を送るうえで部屋の中で誰かの声が聞こえてきてしまうというのはとてもストレスになります。また、生活音が漏れてしまうのはセキュリティの面でもあまりよくありません。
内見の際には必ず部屋の壁をノックしてみましょう。返ってくる音や感触で、壁の厚さや堅さを確認します。
ノック音が響くような薄い壁ですと、隣室の生活音が漏れてきてしまう可能性があります。
また、もし隣室が空室であれば、管理人に許可を取り、隣室から携帯電話を鳴らしてみて音漏れの状態の確認をするのも有効です。
道路の音についてチェック
また、騒音はマンション内だけではなく、外部からの音もチェックが必要です。
特に交通量の多い道路や高速道路、線路の付近に位置する物件の場合はしっかりと確認を行いましょう。
まずは窓を閉めて、音の状態を確認します。聞こえてくる音が気にならない程度であれば問題はありません。
次に窓を開けてみましょう。閉めていた時と音の聞こえ方はどれくらい違うでしょうか。暖かい時期や涼しい時期など、気候が安定している時は、窓を開けて換気することも増えるため、窓を開けた状態での騒音の確認は大切です。
また、線路近くの場合、早朝から深夜まで騒音が響いてくる可能性があります。事前に踏切や電車の通過するペースなどもチェックしておきましょう。
普段の生活リズムに合わせて確認を
騒音チェックで大切なのは、自分の生活リズムを意識することです。
学校や仕事などによって、人それぞれ家に滞在する時間帯というのは異なります。
朝が遅い人の場合、学校などが近くにあると早朝から騒がしく感じるかもしれません。
夜が早い人の場合、繁華街や道路に面していると夜遅くまで騒音に悩まされてしまうかもしれません。
自分がいない時間帯に内見に行っても、引っ越した後の生活がイメージしにくく、騒音があるのかどうかも正確には分からなくなってしまいます。
地域によってにぎやかになる時間帯というのは異なりますので、実際に暮らしていることを想定して、自分が一番家にいる可能性の高い時間帯に内見に行くことをおすすめします。
また、近くで工事が行われている場合には、その工事がどれくらいの期間行われる予定なのか確認してようにしましょう。