デザイナーズマンションを探す・借りるときに知っておきたい三つのポイント
デザイナーズマンションは個性的な物件のため、契約したあとに「イメージと違った」と思う人もいるようです。はじめてデザイナーズマンションを探す・借りるという人のために、知っておきたいポイントを三つにまとめました。下記のことに注意しながら選ぶようにしてください。
写真ではオシャレ。でも…
これはデザイナーズに限ったことではないのですが、インターネットや賃貸情報誌に載っている写真ではオシャレに見えたのに、実物を見ると普通の物件だったというケースがあります。同じ物件であっても構図や光の当たり方によって受ける印象は異なるものです。仲介会社に「人気の物件ですぐ契約しないと埋まってしまうかも」と言われても、かならず一度は自分の目で確認するようにしてください。物件の詳細はもちろん、周囲の環境、近隣の住人など、現場に訪れることではじめて分かる情報もあります。逆に、写真のイメージが悪かったのに、実際に見てみたらいい物件だったというケースもあります。写真はあくまでも参考程度にとどめておきましょう。
安全面も重要
デザイナーズマンションを選ぶということは、従来のマンションでは満たされず、それ以上の環境を求めているのでしょう。デザインや設備など、人によって重視しているポイントはそれぞれだと思いますが、最も基本的な要素である「安全性のチェック」を忘れないでください。デザインや設備に注目していると見落としがちですが、耐震性はもちろん、耐火性、耐久性、換気システム、防犯設備など、住まいとしての基礎スペックは非常に重要です。住まいは最も安全な場所でなければなりません。命や体を守るのはもちろん、財産を守るためにも細心の注意を払ってください。
退去時の費用は?
デザイナーズマンションを賃貸する際は、返すときのことも考えましょう。退去する時には原状回復(借りる前の状態に戻す)義務として、修繕費やクリーニング代が求められるのが一般的です。その返還に充てられるのが敷金なのですが、キズや汚れの程度によっては敷金以上の金額を求められる可能性があります。特にデザイナーズ物件では海外から輸入したような高価な素材が使われていることもあり、そのような物件の場合は一般的なマンションに掛かる費用以上の請求をされるケースもあるようです。契約前には必ず退去時にかかる費用について聞いておいてください。参考として前に住んでいた住人がいくらほど支払ったのか尋ねておくといいでしょう。
賃貸ならばそこまで神経質にならなくてもOK
以上、デザイナーズマンションを借りる際に気をつけたい三つのポイントを紹介しましたが、実を言うと借りる側はそこまで神経質になる必要はありません。賃貸ではなく売買をする場合は「オシャレだと思ったのに借り主が現れない」「売ろうとしてもデザインが原因でなかなか売れない」など資産や収入に直結するため慎重に選ぶ必要がありますが、賃貸ならば関係がない話です。変わった部屋に気軽に住めるというのがデザイナーズ賃貸のメリット。気になる物件があったら積極的に内見してみてください。