引越しの掃除のコツ - 引越しマニュアル | キャッシュバック賃貸

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引越しマニュアル

転居先が決まったら、引越しの準備スタートです。「立つ鳥跡を濁さず」のことわざ通り、今まで暮らしていた部屋の後片付けもしっかり済ませて、気持ちよく新生活をスタートさせましょう。気分的な意味だけでなく、今まで住んでいた部屋の後片付け・後始末をしっかりやっておかないと、敷金の返金分が減額されたり、つまらないトラブルの原因になったりということも考えられます。転居先の部屋・今まで住んでいた部屋、両方に注意を配分してください。

引越しマニュアル

POINT2

引越しの掃除のコツ

借りていた部屋を退去する際、「原状回復(借りた時の状態に戻して明け渡す)」という原則があります。しかし、住居は住んでいるうちに経年劣化するもの。「借りた時と同じようにピカピカにして戻せ」というのはムリです。とはいえ、できるだけキレイにして明け渡し、トラブルは最小限に防ぎたいもの。そこで、引越しの掃除のコツをまとめておきましょう。

掃除をやり過ぎない

「賃貸住宅の退去時には原状回復の義務がある」というのは、「勝手に部屋を改装・改築した場合は貸した時の状態に戻してください」というのが本来の意図です。

国土交通省の「原状回復」の定義は「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損(以下「損耗等」という。)を復旧すること」となっています。つまり「普通に家を使っていて発生するような損耗や汚れまで、借りた人の責任ではありませんよ」という判断です。

詳しくはページ下の国土交通省のガイドラインを確認してください。

これを知らずに掃除をしすぎて部屋の設備や調度品を傷めてしまうと、これは「賃借人の過失」ということになり、修理費を請求されてもしかたありません。引越しの際の掃除は「やり過ぎない」のが一番のコツです。あくまでも「通常の清掃」の範囲を超えないようにしましょう。

キッチンの清掃

キッチンの汚れで一番目につきやすいのはシンクのステンレスの部分でしょう。普段から使用するたびに中性洗剤で洗い、乾拭きをすれば汚れは防げますが、今からでは手遅れ。研磨剤で磨いてもいいのですが、磨きすぎて穴などあけると大変なことに。特に金属たわしなどの使用はNGです。柔らかいスポンジを濡らして重曹をつけ、軽くこする程度にとどめましょう。なお清掃後はお酢をぬるま湯で薄めてふきんなどで軽く拭きます。これは重曹のアルカリを中和させるためです。

排水口の清掃

キッチン・浴室・トイレなどの排水口に詰まりがあると、ハウスクリーニング費用のほかに清掃費用を請求される可能性があります。詰まりがひどい場合は、排水管掃除用のワイヤーブラシを売っていますから、これを使って清掃してみましょう。「ちょっと流れが悪い」程度なら、パイプクリーナーなどの薬品を試してみると状況が改善されるかもしれません。

排水口の汚れ受けバスケットなどは使用済みの歯ブラシと台所洗剤でキレイにできます。汚れがひどい場合は、DIYショップなどで新品も安く購入できます。排水口から悪臭がのぼってこないよう清掃しましょう。

カビは落とせる範囲で落としておく

浴室や水回りの目地などに発生した黒カビは、カビ取り剤である程度落とせます。しかし完全に落としきることはできません。ブラシやスポンジなどでこすり過ぎると目地を傷めてしまう可能性がありますから、軽く表面をこする程度にし、それで落ちないカビは放置しておきましょう。

ガラスの付着物はメラミンスポンジで落とす

窓ガラスに付着したテープの跡。固まった粘着剤がどうしても落ちない時は、メラミンスポンジを使うと落とせる場合があります。清掃業者などが使用する有機溶剤を使えばもっとよく落ちますが、有機溶剤は扱いが難しく、また部屋に異臭がこびりついたり、しずくが飛んで別の場所を傷めたりという危険が考えられます。普通の清掃で落とせない場合はあきらめましょう。

なお、メラミンスポンジは非常に硬度が高い素材です。ワックスコートしたフローリングなどの木製製品、樹脂の清掃などには使わないようにしてください。