ひとり暮らしのお部屋探し
初めてひとり暮らしをする方は、たくさんの期待と少しの不安、そしてその他諸々の複雑な想いを胸に秘めてお部屋探しをしているのではないでしょうか。家賃だけではなく、内装や外観、設備、周囲の環境など人の数だけ条件は異なりますが、理想と現実は必ずしも一致しないもので、実際に暮らしてみると「思ったのと違う」とガッカリしてしまうこともあります。初めて賃貸物件を探すときは以下の点に注意してみてください。
賃貸物件の探し方
賃貸物件を探す方法は多々ありますが「インターネット」「雑誌」「不動産会社」の3つから探すのが一般的です。それぞれ強みが違うので、ひとつずつチェックしてみましょう。
まずインターネットの強みは検索機能が使えることです。希望する条件を打ち込んで検索をすれば一気に物件を絞り込むことができます。住みたいお部屋を具体的にイメージできている方にお勧めの方法です。掲載されている物件数が多いのも魅力です。
次に雑誌ですが、インターネットとは逆にまだイメージが固まっていない方にお勧めです。雑誌ではあらかじめ厳選された物件が掲載されているので、パラパラとめくるだけで、その土地にどのような物件が存在するのかをおおまかに把握することができます。
最後に不動産会社で探す方法です。不動産会社の魅力は担当者と直接お話しできることにあります。「周囲にはどんなお店があるの?」「治安は?」「住人の傾向は?」などネットや雑誌では掲載されていないような情報を仕入れることができます。初めてひとり暮らしをする方にとって心強い味方となってくれるでしょう。
「多店舗型」と「地元密着型」
不動産会社は「多店舗型」と「地元密着型」の2種類に分けることができます。
多店舗型とは、全国展開または広範囲に店舗を展開している不動産会社のことです。大手企業であることが多く、対応やサービスが安定しているのが魅力です。取り扱っている物件数が多いため、条件にこだわりたい方に向いています。
一方、地元密着型とは、その地に根ざして営業してきた小規模な不動産会社のこと。多店舗型と比べて物件数は少ないものの、長年蓄積してきた地域情報が強みとなっています。物件周辺の環境はもちろん、生活に便利な店や、地域の治安などさまざまな情報を仕入れることができます。また多店舗型の店舗には掲載されていない穴場物件が見つかることもあります。
内見をしよう
気になる情報を見つけたら、実際にその部屋を見せてもらいましょう。ネットや雑誌で感じた印象と、実際に見た印象が大きく異なる物件もあります。営業担当者に「人気の物件ですから早く契約しないと埋まっちゃいますよ」と言われても、内見はできるだけ行うようにしましょう。
部屋の中の様子、窓やベランダからの風景などの第一印象も大切ですが、トイレや浴室などの水まわり、キッチンの使い勝手、間取りなど「自分が実際にこの部屋で生活する様子」をイメージしながら部屋を見ていくと、その部屋と自分との相性がわかりやすいと思います。また部屋の中だけでなく共有部分を見ると管理がきちんと行われているかどうかがよくわかります。ゴミ捨て場は清潔か、郵便受けの前にDMが散乱していないかなども重要なチェックポイントです。
もし時間があれば、最寄りに行きやすいコンビニやスーパーなどがあるか、気晴らしできる公園のような空間はあるかなど、周辺の様子も調べておくとなおいいいでしょう。