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この地域には古来から人が住んでおり、今も古墳が残っています。戦国時代には織田氏が支配し、江戸時代は国宝犬山城とともに発展しました。1889年に犬山町が成立し、その後は周辺の村を合併しながら拡大して1954年に犬山市となって現在に至ります。

犬山市で行われるイベントは、毎週日曜日限定で開催している犬山朝市が有名です。平成4年に犬山城の東側にある木曽川遊歩道で始まりました。約40店舗が軒を連ね、地元野菜、季節の花々、手作りこんにゃくやソーセージなどを販売しています。地元の方はもちろんのこと、観光客にも好評です。

犬山市は織田氏の領国尾張国の北端に位置し、斉藤氏が治めた美濃国と接していました。織田氏が斉藤氏の備えとして築いた砦が後に犬山城となります。犬山城は織田信長の重要な拠点となり、本能寺の変後は小牧・長久手の戦いの舞台にもなりました。その後、何度も城主を替えながら、江戸時代に入ると尾張徳川家の重臣、成瀬正成が入城します。この時正成が整備した天守閣が、今に残る国宝犬山城天守閣です。