【保存版】ICカードって切符より高いの? 交通費の節約術まとめ

【保存版】ICカードって切符より高いの? 交通費の節約術まとめ

給料日1週間前になると、毎日食パンばかり食べて、ひもじい思いをしているというそこのあなた。そんな貧相な思いをしなくても、もっと工夫できる部分があるかもしれません。

今回ご紹介するのは交通費の節約方法! 地味ですが、ほんのひと手間でググッと安くなる裏ワザを一挙大公開します!

回数券を買う

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回数券を使うと安くなるということは皆さんご存知かとは思いますが、つい、いつもの習慣でSuicaを使ってしまうという方も多いのではないでしょうか? 回数券は多くの場合が11枚綴り、有効期限が3か月となっているので、週1~2回ペースで使う沿線であればお得ということになります

また、私鉄各線では使う時間が限定されている「時差回数券」や、土日祝日のみ使える「土日回数券」など、さらにおトクな回数券があるので、うまく使い分けましょう。

ちなみに払い戻しはJRだと220円の手数料を払えば戻ってくるのですが、有効期限切れ、残数があまりに少ないなど、状況によって払い戻しがない場合もあるので、注意が必要です

主要各線の回数券の割引率まとめ

  • JR(11枚綴り、1枚分お得)
  • 東京メトロ(11枚綴り、1枚分お得)※時差回数券は2枚分、土日回数券は3枚分お得
  • 都営地下鉄(11枚綴り、1枚分お得)
  • 小田急電鉄(11枚綴り、1枚分お得)※時差回数券は2枚分、土日回数券は3枚分お得
  • 京王電鉄(11枚綴り、1枚分お得)※時差回数券は2枚分、土日回数券は3枚分お得
  • 東急電鉄(11枚綴り、1枚分お得)※時差回数券は2枚分、土日回数券は3枚分お得

Suicaと切符を使い分ける

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一般に、SuicaをはじめとしたICカードを利用している方が多いかと思いますが、どちらを使うかによって交通費に開きが出てくることを知っていますか?

ICカードは1円単位、切符は10円単位での運賃設定となり、どちらを選ぶかによって運命を分かつという事態になってきたのです! 基本的に、山手線や利用者の多い電車特定区間はICカードがおトクですが、幹線や地方交通線に関しては慎重にいきましょう。

切符とICカードの運賃の差は、1回につき3~7円ほどですが、月に25回(往復で50回)乗るとなると、最大で年間4,200円ほど差が開いてきます。以下に、運賃に差が出るケースをまとめてみました。地方でも、距離によってICカードがお得になるケースもあるので、参考になさってみてくださいね。

幹線・地方交通線で切符の方が安くなる区間まとめ(100km以内)

  • 1~3km:切符140円(ICカード144円)Ex.千葉駅→東千葉駅間
  • 16~20km:切符320円(ICカード324円)Ex.赤羽駅→熊谷駅間
  • 31~35km:切符583円(ICカード580円)Ex.大宮駅→熊谷駅間
  • 46~50km:切符840円(ICカード842円)Ex.木更津駅→富浦駅間
  • 51~60km:切符972円(ICカード970円)Ex.横浜駅→小田原駅間
  • 61~70km:切符1,140円(ICカード1,144円)Ex.三鷹駅→大月駅間
  • 91~100km:切符1,660円(ICカード1,663円)Ex.中野駅→勝沼ぶどう郷駅間

おトクな切符を使う

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あらかじめ、降りる駅やエリアが決まっている場合は「おトクな切符」が便利です。観光で地方に赴くとき用のおトクな切符はもちろんですが、都区内で普段使いもできそうなおトクな切符というのも存在します。

複数の会社を利用できるフリーパスは便利ですが、当然値段も高くなるので、本当に困窮しているときは「今日はメトロ縛りにする」など、浮気をせず、本命一本に絞る勇気も必要ですよ。

おトクな切符のまとめ

JR

 

各線

複合系

無料周遊バスを使う

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ちょっとの距離を移動するなら、無料周遊バスを使うのが良いかもしれません! 日本橋エリアのメトロ各線を結ぶ「メトロリンク日本橋」や、浅草花やしきやスカイツリーなどの観光スポットを広範囲に巡る、ちょっぴりファニーな「パンダバス」などが特にオススメ。

他にも大型ショッピングセンターや、スーパー銭湯の無料送迎バス、ちょっとだけならお金は出せるという人はコミュニティバスなどを利用してみると、かなり行動範囲が広がります。

都内無料周遊バスまとめ

無料レンタル自転車を借りる

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近場の移動であれば、下手にバスに乗るよりも、速く移動できるのが自転車。時間もお金も節約したいというあなたには無料レンタル自転車がオススメです。

渋谷の「Piller Cafe」では、無料でカッコいい自転車を借りられ、都心を颯爽と駆け抜けられます。また、神宮外苑をぐるっと一周できるレンタサイクルもタダ。無料ではありませんが、練馬区のレンタサイクルは24時間200円という破格で利用できるなど、自治体が提供するサービスも見逃せません。

月ぎめの契約もできるので、日常使いを考えている方にもオススメですよ。

都内の無料・格安レンタサイクルまとめ

チケットショップに行く

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安いということがわかっていても、実際に行ったことがある人はそれほど多くはないであろうチケットショップ。欲しい切符が手に入るかはわからないので、無駄足になることもありますが、思いがけずお宝に出会えることもあります。

例えば、東京-小倉間の新幹線の正規料金20,780円のところ、チケットショップだと18,000円。おおよそ12パーセント程度の割引率になります。また、見逃せないのが高速道路の高速券で、だいたい15パーセント程度の割引がされて売られているんだそう。何かのついでにふらり立ち寄る癖をつけておくと、思わぬラッキーに出会えるかもしれません。

一筆書き乗りをする

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「時間はあるが、お金はない。だけど旅気分を味わいたい……」というときにオススメなのがJRの「一筆書き乗り」です。これは、ある区間内を1日で移動するとき、初乗り運賃の130円だけで乗れるという仕組みを利用したもの。運賃の特例として、JRのホームページでもオフィシャルに認められています。

これを使えば、最大で1都6県を130円で回れてしまうというワンダフルな電車の旅をすることができるのです!

ただし、「改札を出てはいけない」、「2回以上同じ駅を経由してはいけない」などの制約があるので、思わぬトラップにはまり、トホホな結末にならないように気を付けましょう。事前に駅ナカで食べられるおいしい名物を探してからルートを決めるのも楽しくて良いかもしれませんね。

【おまけ】セレブリティのための交通費節約術

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ここまで、給料日前のジリ貧生活から脱却するための交通費節約ハウツーを伝授してきましたが、世の中にはシャンパンのお風呂に浸かり、3,000円のストッキングを1度履いただけで捨ててしまうという叶姉妹のようなセレブリティたちが存在します。

しかし、そんなセレブであっても「おトク」は大好き。というわけで、セレブリティのための交通費節約術をほんの少しご紹介していきます!

ANAプレミアムクラス乗り放題の「プレミアムパス」300万円

「300万円なんてわたしの年収より高いじゃないか」と目を疑ったあなた。お気持ちはわかりますが、ほんの少しだけ話を聞いてください。毎日飛行機に乗ることはないにしても、年間300回飛行機に乗るとすると1回あたり1万円、100回乗るとしても1回3万円と実はこれはかなりの破格なのです。

「300万円のプレミアムパス=節約」というのは、庶民にはよくわからない感覚ですが、おトクなのは間違いなさそうです。

(※現在は発売が中止されています。)

おわりに

いかがでしたか? 知恵を絞り、工夫を凝らしてお金を捻出するのは視点を変えれば楽しいもの。ちょっと面倒なこともありますが、給料日前の食パン地獄を味わうよりはきっといくらかマシ!

浮いたお金でいつもよりちょっとだけ良いビールを買うなど、楽しみながら節約していけるといいですよね。