「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

夏です! 寸分の狂いもなく夏です! というわけで「住みたい街ランキング」にはランク入りしないけれどオススメの街を紹介するシリーズ、第4回はこの季節にぴったりの「逗子」です!
「海の近くは憧れるけど、通勤がね…」とか「サーファーとかしか住めないんじゃ…」という固定概念をペロリと覆すことうけあいの、逗子の魅力は以下3つ!

  1. 湘南新宿ラインの始発駅
  2. 海まで歩いて5分
  3. クリエイティブなコミュニティや活動が盛ん

詳しく解説します!

1.交通面も生活面も意外と便利。

海の近くに住むにあたり、都内勤務の人が気になるのはやっぱり交通の便ですよね。
でも逗子は渋谷、新宿まで湘南新宿ラインで乗り換えなしで約1時間、思いのほか楽に都心に出られます。しかも始発駅ゆえ確実に座れるため、読書するもよし睡眠するもよしといった具合に、貴重な通勤時間を有効活用できるのも嬉しいところ。

また品川、東京へもJR横須賀線に乗って乗り換えなしで約1時間。
横須賀線は通常11両の基本編成+4両の付属編成で運行しているのですが、下り列車は逗子駅で前寄り4両が切り離されるため、寝ていると駅員さんに起こされます。つまり帰りの電車で寝過ごしてしまい気づいたら終着駅、という致命的ミスを避けられるということ。毎日クッタクタの社畜の強い味方です!(でも、起こしてもらう前提で乗るのはやめましょうね……)

また渋谷からの最終電車は、横浜まで東急東横線を利用する場合で、23時25分。もしそれに乗り遅れてしまっても、新橋駅または品川駅から深夜急行バスが運行しているため、タクシーよりも安く帰れるので安心です。
▷参考:京浜急行バス 

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

駅前にある老舗魚屋「魚左次」。相模湾で獲れたぴっちぴちの鮮魚がこれでもかと盛られている

鎌倉と葉山の間にありながらブランド化されておらず、ほどよく雑多で生活感があるのも魅力。駅を降りるといきなり魚屋さんがあり(上の写真参照)、商店街も充実、大型スーパーのオーケーストアもあるなど生活に困ることがありません。

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

リーズナブルな立ち飲み屋もある。生ビール350円、サワー300円。安い!

2.海が近い。山もすごい。

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

海まで徒歩! 夏の海水浴シーズンも、冬の静かな海もどちらも良い!

そして、逗子の最強コンテンツといえば言わずもがなですが海、海です。逗子海岸までは駅から徒歩5分の距離なので、住めばもれなく至近距離に海があります。しかも実は茅ヶ崎や材木座より海開きが早く、どこよりも早く長く夏の海で遊べます。また鎌倉や葉山へもバスでアクセスでき、「この辺ぜんぶ、俺の庭だけど?」な気分で近隣の海を制覇できちゃうのもスゴいところ!

ちなみに、逗子海岸といえば音楽規制などクラブ化禁止条例に揺れた時期もありましたが、「BGMとしてかけるならOK」など徐々に規制緩和されている模様。一度厳しい条例で規制した後、ベストな着地点を探るべく住民の方々が働きかけているとか。愛ですね!

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

海!ビール!MIZUGI!!

海沿いを歩くと「披露山」という標高約100mの小高い山があり、頂上からは相模湾の海岸線や富士山などを一望できます。登山客やカメラおじさまでごった返すこともないので、運が良ければ景勝を独り占め。これは住民だけの特権ですよね。贅沢!
10分ほどのプチハキングで神々しい景色を拝めます。逗子最強!
 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

3.友だち100人も夢じゃないかも

もともとファミリー層の多いゆえ街行く人々の年齢層が幅広く、ときどき外国人の姿も。いろいろな人間模様に出会えるのが逗子の面白さ。地域活動やクリエイティブ活動を軸にしたコミュニティも多いです。

なかでも「逗子クリエイターズ」は、逗子界隈のクリエイターを集めた交流会「クリエイターズナイト」を毎月開催。毎回、違ったテーマを設けていて、過去に開催したのは「オーガニック」「サッカー」「写真」などなど。もちろんクリエイターでなくてもウェルカム状態だそうなのでコミュニティに溶け込みやすく、一人暮らしの寂しさを解消できるかも。

ちなみに毎回会場となっている「SUECCO CAFE」では、一人暮らしだと食べる機会が激減する魚の定食などが食べられます。カウンター席は電源利用OK、wi-fi完備なので社畜にも優しい限り。

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

ランチ定食は魚、お肉、どんぶりの週替わり(850円〜)。魚はビル1階の魚左次から仕入れたもの

また、毎年G.W.時期には「逗子海岸映画祭」が、秋には「逗子アートフェスティバル」が開催されるなどイベントも豊富。映画祭の主催者が運営するカフェ併設の映画館「CINEMA AMIGO」もオススメです。娯楽映画からドキュメンタリーまで幅広く、だいたい2週間サイクルで複数の作品を同時上映しています。夜はバーになるので、映画館で居合わせた人と鑑賞後に映画の感想を語り合うことも。

 「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ 〜第4回:逗子〜

入場料はドリンク付きで1,500円

まとめ

憧れの暮らしが手に入るかもしれない街・逗子

「座って通勤したい」「海の近くに住みたい」「ご飯とお味噌汁、おいしい魚料理が食べたい」「おしゃれな友達がほしい」…。一人暮らしの誰もが抱く憧れ要素が、逗子にはすべて揃っているといっても過言ではありません。歳をとったら海の近くで悠々自適なセカンドライフ…も素敵ですが、若いうちにしかできない楽しみ方もたくさんあるので、いますぐ逗子に住まないと何だかもったいない気持ちにすらなります。

ただ、実は逗子には一人暮らし向き物件が少ないうえに、都心から離れた穴場エリアといっても1R6.5万円、1K6.53万円と期待するほど家賃相場が安くないのも事実。逗子に住む場合は時間をかけてじっくり物件を探すか、ファミリー向け物件は豊富にあるので条件次第でルームシェアをするという選択肢も増えますね。
ということで、広くて大きい海のように無限の可能性が広がりまくりの逗子、必見です!! 

==============
▶︎基本情報
交通の便

  • 池袋まで……約90分
  • 新宿まで……約65分
  • 渋谷まで……約60分

逗子の平均家賃相場

  • ワンルーム……6.5万円
  • 1K・1DK……6.53万円
  • 1LDK・2K・2DK……7.74万円