一人暮らしの家事の中で、アイロンがけはけっこう億劫。しかし、工夫をすればアイロンがけもきっと楽しくなるはずです。というわけで、今回は、B-boyイズミさんをお招きし、アイロンがけをしながらブレイクダンスをキメていただきました。普段からアイロンがけが大好きで、楽しくてたまらないというb-boyならぬi-boyイズミ。これは期待が高まります。
ブレイクアイロニング7選
今回、撮影が行われたのは、お盆真っただ中の代々木公園。8月12日午後2時、天気は快晴、気温は摂氏33度、通行人はのべ23人でした。
まずは、通常のブレイクダンスの技の説明をし、その後にブレイクの技をミックスさせた、楽しいアイロンがけの模様をお送りしていきますね。
6歩
フロアムーブの基本技の1つが、この「6歩」です。通常のアイロンがけは座って行いますが、楽しいアイロンがけには軽快なステップが必要。ということで、実際に試した動画がこちらです。
軽快にステップしながらアイロンがけをする様子は、なるほど、確かに楽しそうです。実際にシワが伸びているかは別として、高速でステップを踏んでいることで、時間が短縮できているような気がして、おトク感満載ですね。
チェア
ブレイクダンスのもっとも基本の技であります、「チェア」。様々な技のベースになるものであり、また、足を開いたり、絡めたり、とバリエーションが豊富な分、奥がかなり深いんだとか。そんな奥深い技を使用した奥深いアイロンがけはこちらです。
Tシャツを真横に見ながらアイロンをかける姿は、まるで彼女を愛でているよう。その穏やかな表情も相まって、宙に浮いた涅槃像にも見えてきます。B-boyイズミのアイロンがけへの愛情が伝わってきますね。
タートル
うつ伏せの状態で、片手で身体を浮かす基本の技がタートルです。片手で身体を支えるので、かなりバランス感覚が必要な技。とはいえ基本の技ですので、i-boyイズミならアイロンバージョンでも難なくこなします。
苦渋の表情がうっすらと滲んでいる気がしなくもないですが、これは楽しいブレイクアイロニング。この技は、軸になっている側の手を同じ場所に置きすぎると、Tシャツが焦げてしまうので注意が必要です。
エアベイビー
片手と同じ側の膝で身体を支え、軸になっていない方の手足を浮かせてフリーズするのが「エアベイビー」。ブレイクの技の中では比較的簡単なようですが、手首に全体重をかけてバランスをとっているため、アイロンを持ってのフリーズは至難の技と言えそうです。
意外と地味な画になりましたが、しっかりとシワが伸びているという点では評価すべき実用的な技ですね。アイロンがけをしながらバランス感覚も養えるという点も考慮すれば一石二鳥。忙しい方にはピッタリの楽しいアイロンがけと言えそうです。
ラビット
「ラビット」は、倒立の状態から、足を伸ばしたり縮めたりする反動で、跳ねる技。そのピョンピョン飛び跳ねる姿が、ラビット（ウサギ）に似ているということから、この名前が付いたんだとか。いかにも楽しそうなこの技。アイロンがけをしながらすると、こんな感じになります。
跳躍に、アイロンがけをする喜びが表現されています。実際に、「楽しいですか？」と聞いてみると、「見ればわかるじゃないですか」とi-boyイズミは満面の笑み。これはぜひとも習得したいアイロン技です。
エアチェア
体を横に寝かせ、足を浮かせる「エアチェア」は、先に登場したチェアの進化系。進化系と言えど、足を浮かせることで一気に難易度が増します。
エアチェアをアイロンがけにアレンジして、ハンドグライドにしてもらいました。アイロンを軸にくるくると回る様子は、高速メリーゴーランドさながら。アイロンがけにエンターテイメント性が加わり、もはや単なる家事の領域を超えています。回転に巻き込まれてTシャツが少しクシャクシャになっていますが、許容の範囲内でしょう。
ステッピン
「ステッピン」とは、倒立の状態から片手で跳ねる技のこと。平たく言えば、ラビットの片手バージョンといった感じでしょうか。難易度が増していく中でも、i-Boyイズミは余裕の表情です。アクロバティックなアイロン技に期待が高まりますね。その模様はこちらです。
アイロンをかけている間だけではなく、かける前からも楽しめるのが嬉しいですね。ワンルームにお住まいの方は、スペース的に実現が難しそうなので、屋外での実践をオススメしますよ。
撮影後、アイロンの裏を見てみたところ、新品のアイロンの裏はこんなにも傷だらけに。楽しいアイロンがけの代償と思えば安いものですが、傷がついた際の責任は負いかねますので、ご了承くださいませ。
おわりに
今まで億劫だと思っていたアイロンがけですが、こんなにも楽しくなるのですね。また、ブレイクアイロニングは、家庭的な要素を見せつつも、カッコイイ一面をアピールすることもできるので、モテること必至。筋肉もつけられて、おまけにモテるブレイクアイロニングで、アイロンがけを楽しんでみてください。