実はお得じゃないことも!?敷金・礼金0円(ゼロゼロ物件)を選ぶ際の6個の注意点

実はお得じゃないことも!?敷金・礼金0円(ゼロゼロ物件)を選ぶ際の6個の注意点

敷金・礼金0円の物件、いわゆるゼロゼロ物件は0円という条件だけ見るとすごくお得に思えますが、中には家賃相場が高かったり、他の費用が必要だったり、住環境が悪かったりと、デメリットを差し引くとお得とは言えない物件もあります。もちろん、良い住環境で、かつ敷金・礼金ゼロというお得な物件もありますので、物件によります。

敷金・礼金ゼロ物件で失敗しないために、見落としがちな敷金・礼金ゼロ物件の6つの注意点をまとめました。入居してから後悔しないためにも、注意点を読んだ上でデメリットの多い物件を選び、良い条件の敷金・礼金ゼロ物件を探しましょう!

敷金・礼金をゼロにする理由と注意点

金額の大小はあれ、入居時に敷金・礼金を支払う物件がほとんどです。空き室を早く埋めるための対策として、敷金・礼金を0円にしている物件があります。それ自体は悪いことではありませんし、入居者からすれば敷金・礼金がない分、引っ越し費用を抑えられるので助かります。

しかし、中には住環境が悪い場合や、敷金・礼金0円にする代わりに他の費用がかかるなど、総合的にみるとお得とは言えないケースもあります。そうしたデメリットを見落とさないように、敷金・礼金ゼロの物件を選ぶ際の注意点を解説します。

敷金・礼金0円物件の注意点1:他の費用がかかる場合がある

敷金・礼金が0円でも、本来なら家主が負担すべき鍵の交換費を借主が負担しなければならなかったり、ルームクリーニング代が必要であったり、他の費用がかかる場合があります。

せっかく敷金・礼金ゼロで引っ越し代を節約できたと思っても、他に費用がかかってはお得なのかどうか微妙になってしまいます。

敷金・礼金0円物件の注意点2:退去時に費用が多くかかる

通常、日常生活で生じた壁の傷や汚れにかかる修繕費やクリーニング代は家主負担になりますが、敷金・礼金ゼロ物件の中には借主が退去時に修繕費・クリーニング代を全額負担しなければならないケースがあります。入居時は敷金・礼金ゼロで安くても、退去時の費用が多くなると結局敷金・礼金を払うのと変わらない場合や、時には敷金・礼金よりも高くつくことも考えられます。

敷金・礼金0円物件の注意点3:短期退去で違約金が発生することがある

1年未満の短期で退去すると、家賃の数カ月分支払わなければならないなど、違約金が発生することがあります。1年以上住む予定なら心配ありませんが、短期で引っ越す可能性があるなら短期解約による違約金に要注意です。違約金については契約書に書かれていますので、必ず確認しておきましょう。

敷金・礼金0円物件の注意点4:家賃が相場より高い

敷金・礼金を0円にする代わりに、家賃を相場より高めに設定している場合があります。相場よりも10,000円高かったとしたら、同じ条件の物件を比べると年間120,000円も多く家賃を払うことになります。5,000円の場合でも年間60,000円です。相場は変動しますし、明確な相場は分かりにくいものですが、この物件の条件でこの家賃は高いなと感じた場合は、敷金・礼金0円と比較してどちらが得かよく調べてから契約しましょう。

敷金・礼金0円物件の注意点5:住環境が悪い

人気がない物件の空き室を埋めるために、敷金・礼金を0円にしている場合があります。駅から遠い、線路や幹線道路に近く騒音レベルが高い、建物が老朽化している、エレベーターがなく高層階も階段で登らなければならない、街灯が少なく夜道が暗い、といった住環境の悪さが敷金・礼金ゼロの理由として考えられます。他には生活時間が不規則な水商売の寮代わりに使われていることから、そうでない職業の入居者が少ないところもあります。

敷金・礼金0円物件の注意点6:家賃滞納時の対応が厳しい

敷金・礼金ゼロ物件の中には家賃滞納時の対応が通常よりも厳しくされるケースがあります。通常は家賃滞納時の担保として敷金を支払うのですが、敷金がない分、家賃滞納時の取り立てを厳しくされることや、かなり厳しいところだと鍵を付け替えられることもあるそうです。

家賃滞納は借主側に非があるものの、うっかり振り込みを忘れている場合、入院などで家賃の支払いが遅れてしまうこともあるかと思います。そうした時は早めに事情を説明し、トラブルにならないように注意しましょう。

条件がいい敷金・礼金0円物件もある

ここまでは敷金・礼金0円と秤にかけると決してお得とは言えないデメリットがある物件のケースを紹介してきました。しかし、全ての敷金・礼金ゼロ物件が上記のケースに当てはまるわけではなく、中には住環境の条件が良く、かつ敷金・礼金ゼロのお得な物件もあります。

本来、礼金は入居時に家主に挨拶代わりに支払う慣習のようなもので、必ずしも必要というわけではありません。引っ越しシーズン後にキャンセルが出て、急に空き部屋が出た場合、次の引っ越しシーズンまで空き室にしておくよりも、敷金・礼金を安くしたりゼロにしたりして早く入居してもらいたいと考える家主もいます。

昔、筆者が引っ越しシーズン後に賃貸マンションを探した時、引っ越しシーズン後ということで礼金をなしにしてもらえました。ベランダに排水溝がなかったのでコインランドリーを使用しなければならなかった点は少しマイナスでしたが、それほどお金はかかりませんし、駅近で築年数も新しめ、住環境は問題ありませんでした。家賃はむしろ相場より安めで、退去時は修繕費を多めに請求されないどころか、自分のミスで傷つけてしまった部分の修繕費もタダにしてくれたので、とても良い物件でした。

敷金・礼金0円物件を選ぶ際のポイント1:契約書をよく確認する

原状回復費用の負担区分、違約金の事項、敷金・礼金以外にかかる費用など、契約書をよく確認してから契約しましょう。備考欄に小さく書かれていることもありますので、細かい部分まで契約書を読み、不安な点は漏れなく聞いておきましょう。

敷金・礼金0円物件を選ぶ際のポイント2:入居時に室内の写真を撮っておく

入居時に最初からあった汚れや傷まで修繕費に含まれてはたまらないので、証拠として残しておくために入居時に室内の写真を撮っておきましょう。

敷金・礼金0円物件を選ぶ際のポイント3:ゼロの理由を聞く

なぜ敷金・礼金が0円なのか、不動産会社と家主に聞いてみましょう。住環境の悪さや人気のなさが事情ではなく、急なキャンセルによる空き室などを理由に敷金・礼金ゼロにしている物件なら条件が良い可能性が高いです。

まとめ

敷金・礼金ゼロ物件は良し悪しで、いい物件もあれば総合的にみてお得とは言えない物件もあります。敷金・礼金0円という条件だけで判断せず、家賃相場、住環境、別途費用の有無、退去時の原状回復費用の負担区分など、他の条件もふまえて良い条件なのかを判断しましょう。

筆者が昔住んでいたマンションのように、空き室を早く埋めるために礼金をゼロにしてくれる物件もありますので、シーズン後など空き室を埋めたい家主の心理をふまえて交渉してみるのもいいかもしれません。

良い条件の敷金・礼金ゼロ物件なら費用をかなり節約できるので、引っ越し代を節約したい方は、以下の敷金・礼金ゼロの物件特集から探してみてくださいね!

敷金・礼金ゼロの物件特集