京都府のほぼ中央に位置し、古くから交通の要衝として栄えた京丹波町。街道沿いには宿場町も形成され、随所に残る古い街並みがその歴史の長さを伝えています。現在でも山陰本線などの近畿地方と各地を結ぶ大きな道路が通っており、その周りに小規模ながら市街地が形成されています。一方、周囲には長老ヶ岳をはじめ標高400~600mほどの山々に囲まれる自然豊かな土地であり、林業と農業がこの地域の主な産業です。丹波の黒豆やマツタケなど特産品も多く、道の駅では地元の新鮮な野菜が多く販売されています。
また、人形浄瑠璃など伝統芸能の保存にも力を注いでおり、定期的に道の駅で公演が行われています。このように、豊かな自然に囲まれる中で歴史や伝統を感じさせてくれる要素が散りばめられている京丹波町ですが、住むにあたってはいったいどんな魅力があるのでしょうか。そこで今回は、京丹波町の住みやすさに関してアンケートを実施してみました。
アンケートによると、車でのアクセスだけでなく公共交通機関のアクセスも便利なようです。
・町の中央部をJR山陰本線が横断しています。そして、町内に山陰本線の駅が4つあります。また南部を京都縦貫自動車道が通っていて京丹波みずほというICがあって車でのアクセスも良好です。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・公共交通機関を利用する場合は、JR山陰本線の「下山」「和知」「安栖里」「立木」のいずれかの駅で下車します。自動車の場合は、京都縦貫自動車道の「丹波IC」か「京丹波わちIC」で降りると京丹波町に到着します。(40代/女性/専業主婦・主夫)
・京都府船井郡京丹波町の交通アクセスは、バスを利用する場合には西日本JRバス園福線福知山駅行に乗って京丹波町役場前で降りるのが近いです。(50代/男性/会社員)
JR線が通っており、京都府市内へのアクセスはしやすいという声が多く挙がりました。毎日の通勤通学がしやすいだけでなく、休日のお出かけにも便利ですね。国道や京都縦貫自動車道のおかげで遠方にも出かけやすく、交通網は整っているといえるのではないでしょうか。
京丹波町にはこの地域ならではの見どころがいろいろあるようです。
・京丹波町の質志鍾乳洞は、京都府唯一の鍾乳洞で、町の天然記念物に指定されています。総延長約120m、高低差約25mの鍾乳洞です。(60代/男性/無職)
・京都府政100周年を記念する事業として1970年に開園した京都府立丹波自然運動公園が有名スポットになっています。(30代/男性/自由業・フリーランス)
・地元野菜や、野草草、春の草花などが販売されている「道の駅 和」がおすすめスポットです。(20代/男性/自由業・フリーランス)
自然公園や天然記念物に指定されている鍾乳洞など、美しい自然を楽しめるスポットを挙げる人が多くいました。特に質志鍾乳洞は鍾乳洞だけでなくバーベキュー設備やキャンプ場などが整備されており、アウトドアを楽しむにはうってつけですね。道の駅ではそんな京丹波町の名産や特産品が売られており、自然の豊かさを体感できる場所があちこちにあるようです。
アンケートの結果、歴史や自然の豊かさが京丹波町の魅力と考えている人が多いことがわかりました。
・丹波町の須知は宿場町として栄えた歴史があり、伝統的な様式を感じさせる街並みになっています。(30代/男性/自由業・フリーランス)
・金毘羅神社など小さな神社がたくさん点在しており、昔の行事を重んじた雰囲気のある街並みです。(40代/男性/会社役員)
・京都府北部によく見られる豊かな自然があるのはもちろんのこと、由緒ある寺院や民家なども存在しているため、風情ある街並みを楽しむことができます。(20代/男性/学生)
古くから残る街並みや神社仏閣といった建築物に、京丹波町の歴史を感じる人が少なくないようです。豊かな自然の中で育まれた伝統や文化に気軽に触れることができるのは、京丹波町の魅力のひとつといえるのではないでしょうか。
京丹波町は、丹波高地に囲まれる自然豊かな町です。各地に小規模な住宅街が形成されており、その中にも歴史や文化を感じさせてくれる街並みが残されています。道の駅には地元野菜が並び、京丹波町の魅力をいろいろな方法で味わうことができます。また、JR線や国道のおかげで交通アクセスが充実しており、買い物や通勤通学など生活に便利な町といえるでしょう。
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