川口市は古くから鋳物工業の盛んな工業都市として栄えてきました。埼玉県南西部に位置し、東京都に隣接しています。そのため、都内への通勤・通学者が多く、埼玉都民の多い地域として知られています。埼玉都民が多い理由は、東京と隣接していることだけでなく、電車や車での交通網が発達し、アクセスしやすいという点もあげられます。
人口も多く、県内ではさいたま市についで2番目、特例市としては日本で1番人口の多い市となっています。人口の多さは住みやすさに直結していると思われます。都心へのアクセスのしやすさもあるでしょうが、落ち着いた雰囲気であったり商業施設が充実していることも、一般的には、住みやすい理由となることが多いようです。
川口市の場合はどうなのでしょうか。住環境や交通の便などについてアンケートをとってみました。また、川口市のおすすめスポットもあわせて質問してみました。実際の声を参考にしながら、詳しくみていきたいと思います。
アンケートの結果、川口市は、駅周辺の賑やかで近代的な雰囲気と、自然もある閑静な住宅街の雰囲気とを兼ね備えていることがわかります。
埼玉県川口市の街並みは、川口駅周辺に大規模商業施設があり近代的な雰囲気になっています。(30代/女性/専業主婦・主夫)
川口市の中心部は住宅地が多く、西方面には新芝川がながれていて自然や公園もおおいところです。(30代/男性/専業主婦・主夫)
都内に勤める人のベッドタウンになっているため、休日はにぎやかです。しかし、埼玉県内なので道路は広く車でも走りやすい地域です。子育てするには楽しい、施設も多くあります。(20代/女性/会社員)
駅周辺の高層マンションに住めば、都内への通勤・通学者にとって帰宅が遅くなっても安心です。駅前の商業施設も充実しているので、普段のお買い物も近場でことたりて便利です。また、子育て世帯には、中心部から離れた落ち着いた住宅街も住環境として適しています。このように川口市は、様々な年齢や構成の家族にとって住みやすい街だといえそうです。
アンケートから、電車でも車でもアクセスしやすいことがわかります。
電車はJR京浜東北線、JR武蔵野線、埼玉高速鉄道が通っています。荒川を挟んで隣が都内のため、都内にアクセスしやすい場所です。(20代/女性/会社員)
首都高速川口線があり、インターも細かく設定されており、南北の移動が便利です。(30代/女性/会社役員)
埼玉県川口市は、京浜東北線が走っています。デパートの前からは、国際興業バスも走っているので、非常に便利です。(20代/男性/会社員)
京浜東北線では、県内の中心地である大宮・浦和まですぐですし、東京・品川を通り、横浜・大船まで一本です。また、武蔵野線も県内中心部に出やすく、国分寺や、松戸・船橋・舞浜方面まで伸びています。埼玉高速鉄道は、南北線・目黒線・東横線に乗り入れ、四谷・目黒・自由が丘・横浜方面に向かいます。
このように、県内中心部や都内だけでなく、千葉、神奈川方面へも乗り換えなしで行ける、非常に交通の便がよい街です。
アンケートでは、市内の有名どころとして「川口オートレース場」「湊部屋」「グリーンセンター公園」「赤山城跡」などの回答がありました。
川口オートレース場は、収容人数4万4000人とオートレース場でも最大規模のレース場です。SGレースも多く開催されており、元SMAPの森且行選手が所属している事でも知られています。(30代/男性/パート・アルバイト)
グリーンセンター公園があります。子どもがのびのびと遊べます。(30代/女性/会社役員)
川口市には湊部屋という相撲部屋があり、湊部屋の公演会に入るか、ツアーに申し込むことで朝稽古の見学も可能です。(20代/女性/会社員)
オートレースも相撲部屋も一般的には珍しいスポーツですが、地元にこのような施設があることでその競技に関心をもてれば、日々の楽しみが増えそうです。広い公園や歴史の史跡があることは、子どものいる世帯には特に嬉しいですね。
川口市は、県内、都内をはじめ、千葉や神奈川にもアクセスしやすいだけでなく、落ち着いた住環境と便利な商業施設が豊富で、子育て世帯にもそれ以外の人にもとても住みやすい街だということが分かりました。さらに、相撲部屋や日本で一番大きなオートレース場を抱えていることで、とても特色ある街だといえそうです。住むにも休日を楽しむにも、とても魅力的ですね。