埼玉県の秩父市というと古くから観光地として有名な街ですよね。山に囲まれながら滝下りも楽しめるなど、西武鉄道で池袋から1時間ほどの場所ながら都会とは全く異なる風景が楽しめる場所として多くの観光客が毎年訪れています。近年ではそういった古くからの観光資源を活用するだけではなく、アニメの舞台としても脚光を浴びており、いわゆる「聖地巡礼」に訪れる若者も増加しているなど、これまでとは変わった魅力を放つようにもなっています。自治体側でもそういった取り組みを推進しており、アニメファンにとっても見逃せない場所といえるかもしれません。また食べ物に関しても地鶏などが有名であり、色々な魅力が詰まっている町とも言えるでしょう。
都心からは距離がある場所ですが、観光地として見るだけではなく住む場所として考えてみると、秩父は魅力的に映る街でしょうか?そこで秩父市に詳しい人100人に、秩父の街並みや有名スポットなど住む際には気になる観点から、秩父の住みやすさ・魅力を語ってもらいました。
商店街や観光地が賑わいを見せており、また自然も楽しめる町並みが秩父の魅力であるようです。
秩父は商店街がとてもにぎやかで、わらじかつ丼のお店や、しゃくし菜漬けなどの秩父の名産品を扱った店が多くあり、あちこちのお店を見ているだけで楽しい気分になれます。また、少し奥のほうへいけば山の中にある有名な神社や紅葉を楽しめる自然の多い街です。(30代/女性/専業主婦・主夫)
山々に囲まれた地形で所々に住宅があります。中心地や観光地になりますと観光者向けの店などが並んでいます。(20代/男性/自営業(個人事業主))
特に秩父線の御花畑駅を降りたところから続く、番場通りにレトロな雰囲気の残る建物がおおく、ゆっくりと散歩を楽しむことのできる街並みがあります。(20代/女性/学生)
秩父市は盆地であり高温な場所で、山に囲まれている市です。また裁判所や税務署などの行政機関が多く建っていて、地域振興センターなどがあり地域に密接した市でもあります。(20代/男性/会社経営)
環境立市を掲げる秩父市では、周辺を秩父山地に囲まれ、その中心の秩父盆地に建物が並んでいます。盆地には市役所を始め住宅や商業施設が集まり、中には明治から昭和初期の近代的建築も見受けられます。(20代/男性/その他)
秩父市街地は明治中期から昭和初期にかけて造られた建造物が今でもカフェやレストラン、資料館として当時の状態で残されています。他にも宿場町や市場町などの古くからの街並みが残されています。(20代/女性/その他)
山あいの都市として、秩父市の中心街は埼玉県内でもかなり発展しており、人通りも多く街並みも全体的にはかなり新しいものとなっており、活気もあります。一方古くから門前町やセメント工業の街として発展してきた背景から所々にレトロな雰囲気を残す通りも残っており、風情を感じさせるものです。(30代/男性/技術系)
秩父市は川と山に囲まれ、年間を通して多くの観光客が訪れる自然豊かな街並みをしています。また公園なども多く、秩父駅から徒歩でのアクセスも可能な羊山公園は春先に芝桜が咲き誇ることで知られており、花々が美しい街並みでもあります。(20代/女性/事務系)
山に囲まれ自然環境にも恵まれた地域で、市内全域からはシンボル的な存在の武甲山が望めます。市街地部分は、北東から南西へ縦長となっている点が特徴です。閑静な住宅街が広がり、2009年にオープンしたショッピングセンターのウニクス秩父や、1749年創業の矢尾百貨店も建てられています。(40代/男性/自営業)
秩父神社の参道である番場通りとその周辺には絹織物の街として栄えた明治中期から昭和初期に建てられたレトロな街並みが残っています。現在もカフェや資料館などとして利用されています。(40代/女性/主婦)
秩父市は周囲を秩父山地に囲まれた盆地地形で、秩父鉄道の終着駅である三峰口駅から西へ進むと、山村地帯に入ります。市の中心地は秩父鉄道沿線の秩父駅から次の御花畑駅の間のエリアで、特に秩父駅周辺が飲食店等が入る雑居ビルが多く建ち並び賑わっています。御花畑駅より西へ向かうと住宅街が中心ですが、ローカルな雰囲気が漂っています。(40代/女性/主婦)
秩父線の御花畑駅を降りたところから続く番場通りのある東町は特にレトロな建物が多く残り散歩をするだけでわくわくするような街並みです。また、住宅地にも、札所の巡礼さきであるお寺があり観光気分を楽しめます。(20代/女性/学生)
秩父市は秩父山地に囲まれた街であり、その囲まれた中心部に中心市街があります。緑地が多く羊山公園ではシバザクラなどの花々を楽しむことが出来ます。秩父市は街と自然の調和のとれた街並みとなっています。(20代/男性/事務系)
秩父市番場町には、秩父神社参道に石畳が敷き詰められた番場通りがあり、その周辺には大正後期から昭和初期にかけて建てられたモダンな建物が多く残っています。黒門通りは昔、秩父織物の問屋が並んでいた通りで昭和初期の面影を残しています。(70代/男性/その他)
秩父市街地は古くから「大宮郷」と呼ばれ、市場町・宿場町として発展し、その後の明治時代にカフェや飲食店などが多く建設されました。今でもその姿を残しているため、昔懐かしい街並みを楽しむことが出来ます。(30代/女性/事務系)
駅周辺には商店街や観光客向けのお店が多くあり、買い物などに不便は少なそうです。住宅街もその付近にありながら少し離れると自然豊かな環境に包まれており、神社や紅葉も楽しめるようです。観光地としての魅力と生活の便が両立している街と言えそうですね。
西武線とローカル線の2路線が使えて、また国道も利用できて便利なようです。
電車が西武線とローカル線が通っていて池袋から特急も出ています。高速道路も近くにあるので車のアクセスも可能です。(20代/男性/自営業(個人事業主))
都心から秩父市へは池袋駅より西武池袋線で飯能駅までいき、西武秩父線に乗り換え、終点の西武秩父駅に着きます。池袋駅から特急レッドアロー号を利用すると約1時間で乗り換えなく西武秩父駅に行くことが出来ます。(20代/女性/学生)
国道140号線や299号線をはじめ主要道路は多く、鉄道も2路線通っているので交通面で困る事はありません。(50代/男性/会社員)
秩父市の東方面に西武鉄道秩父線が運行していて、三峰口駅は市の北側に位置しています。秩父鉄道は御花畑方面へと運行されていて、路線バスは秩父市営バスなどが走っています。(20代/男性/会社経営)
秩父市の鉄道は、西武秩父駅から始まる西武鉄道秩父線や、三峰口駅から始まるローカル線の秩父鉄道が大動脈です。一般道では国道140号線や同299号線が市外からアクセスできる主要な交通路です。(20代/男性/その他)
秩父鉄道が通っており、三峰口駅から和銅黒谷駅までの10駅が秩父市内にあります。羽生や熊谷まで行くことができます。他にも西武鉄道の西部秩父線「西部秩父駅」があります。所沢や池袋といった都心に繋がっているため、通勤や通学に利用する人の姿が多く見られます。(30代/女性/主婦)
中心駅である秩父駅からは秩父鉄道秩父本線の利用が可能で、熊谷市や深谷市などからのアクセスがしやすいです。また、西武秩父線の西武秩父駅も存在します。コミュニティバスも2路線運行されています。(20代/男性/その他)
西武秩父線や西部本線の2つの路線を利用することができます。また、西武観光バスや秩父市営バス、小鹿野町営バスなどの路線バスも利用できるので、移動がしやすくなっています。(10代/女性/学生)
西武秩父線では池袋などの都心部より直通でアクセスすることができます。また秩父鉄道は熊谷からアクセスでき、SLパレオエクスプレスという蒸気機関車が運行されていることから人気を集めています。(20代/女性/事務系)
市内を通る鉄道は、西武秩父線と秩父鉄道秩父本線です。池袋駅から西武秩父駅までは、特急の乗車で約80分、その他は最短約100分でアクセスできます。東武東上本線を利用した場合は、秩父鉄道秩父駅まで最短で約140分です。(40代/男性/自営業)
山梨県、長野県の県境にある街、秩父市へは西武鉄道レッドアローちちぶ号ですと池袋から約80分です。約1時間おきに特急が運行しています。車ですと関越自動車道、花園ICから約35kmほどです。(40代/女性/主婦)
埼玉県秩父市で利用可能な鉄道は、西武鉄道西武秩父線と秩父鉄道秩父本線の2社2路線で、県内の飯能市や羽生市からのアクセスに適しています。県外からは東武鉄道伊勢崎線と秩父鉄道、西武鉄道池袋線と西部秩父線を乗り継ぐ事で、首都圏や群馬県からのアクセスが可能です。(40代/女性/主婦)
秩父市は埼玉県北西部に位置する市であり、西武秩父線、秩父本線が通っています。西部観光バスや秩父市営バスなどの路線バスもあるので近隣地区へのアクセスも容易にできます。(20代/男性/事務系)
市内には西武鉄道と秩父鉄道が走っています。また鉄道が走っていない地域には民間の路線バスや市営バスが走っています。どちらも深夜まで運行しているので、交通の足に困る事はありません。(30代/男性/医療系)
埼玉県内で最も広い自治体の秩父市には、吾野駅(飯能市)から西武秩父駅へ至る西武秩父線1駅と羽生駅から三峰口駅へ至る秩父鉄道秩父本線9駅があります。市の中心駅は秩父本線の秩父駅、市役所の最寄り駅は同線の御花畑駅です。(40代/男性/自営業)
西武鉄道のレッドアローを乗れば池袋から一時間かからないでたどり着くことが可能です。最近金曜はレッドアローに乗って秩父に行こうというコマーシャルが流されています。レッドアローに乗らなくても秩父には簡単にいけますよ。(30代/男性/事務系)
西武鉄道がメインの交通手段であり、池袋からは特急で1時間ほどと秩父からの通勤も可能になっています。埼玉西部の主要都市にもアクセスしやすく、池袋や埼玉の所沢なので働く分には不便は少なそうです。高速道路もあるので秩父に住んだからといって、他の場所へ行きづらいとうことはまず無いでしょう。十分にベッドタウンとしても利用できるのではないでしょうか。
温泉に川下り、神社に公園など様々な観光スポットが挙げられました。
埼玉県秩父市には、芝桜で有名な羊山公園という観光スポットがあります。(30代/女性/専業主婦・主夫)
温泉宿が沢山あるので、騒がしい日常から離れてゆっくりと過ごすことができます。日帰りで楽しむことができる点も嬉しいです。(20代/女性/専業主婦・主夫)
長瀞ライン下りで有名な長瀞です。長瀞駅自体は小さな駅ですが街全体は賑わっていてお土産屋や昔を感じさせる飲食店などあります。(20代/男性/自営業(個人事業主))
秩父市の有名スポットは羊山公園で特に4〜5月になると公園一面に芝桜が広がり、その芝桜をみに多くの人が訪れます。あと公園からは秩父市街や武甲山を見ることもできます。(30代/女性/主婦)
羊山公園にある芝桜の丘が有名です。4月中旬から5月上旬にかけて北アメリカ原産の多年草である芝桜が広大な敷地をカラフルに彩っています。植栽面積は関東有数の規模になっています。(20代/女性/その他)
埼玉県秩父市の有名スポットに、国の有形文化財に登録されているちちぶ銘仙館があります。この施設は、旧埼玉県繊維工業試験場秩父支場本館として使われた所で、地元の織物工業に関する資料館になっており、地元の織物の歴史を知る事が出来る貴重な施設です。(40代/女性/主婦)
秩父市荒川地区の「清雲寺のしだれ桜」は、エドヒガンザクラで樹木の高さが15m、幹周りは3mもある巨木で、樹齢は600年と云われています。県の天然記念物で秩父を代表する桜の名所です。(70代/男性/その他)
大滝村の「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」は、荒川沿いの切り立った崖の岩肌から少しずつ染み出る水が、氷点下の大気に触れて凍ったものです。毎年1月中旬から2月中旬にかけて神秘的な氷柱が見れます。(70代/男性/その他)
秩父駅近くにある秩父神社は平安時代の創建で、四柱の神様をお祀りしている由緒正しき神社です。拝殿の四方にある虎の彫刻は、親子の虎が戯れている姿を描いたもので「子育ての虎」として有名です。(70代/男性/その他)
誦経山 四萬部寺は、秩父観音霊場三十四札所の第一番札所です。ご本尊は、聖観音菩薩です。観音堂は、江戸元禄の頃の建物で県指定文化財になっています。本堂左手奥に、おたすけ観音が安置されています。この観音様は悩みや苦しみ、そして命までお助け下さる観音様で、多くの人が安らぎを求めて訪れます。(70代/男性/その他)
レジャー的に楽しめる長瀞の川下りは非常に有名ですよね。埼玉県内では数少ない温泉地であり、十分に日帰りでも楽しめるので気軽なレジャーを楽しみたい時に秩父は向いているのではないでしょうか。霊験あらたかな神社に公園など心を落ち着かせられる場所も多く、都会を離れて疲れを取りたい時にも最適かもしれませんね。
秩父の魅力をアンケートで聞いていきましたが、川下りや温泉、観光客向けの店が多いなど観光地としての魅力が非常に多く挙げられていました。その一方で住宅地も多く池袋や埼玉西部へのアクセス性も良好など、十分に住居地としても魅力的であるとの回答も目立つ結果になりました。
観光地が多いだけに非日常的な空間も多く、秩父に住めばなかなか自然の中で刺激的な体験も数多くできるのではないでしょうか。都会へのアクセス性も良いエリアに住みながら、都会では味わえない経験ができる街、それが秩父の魅力と言えそうですね。