川島町は、埼玉県の中央部西側の比企郡にある、東西11km・南北8kmほどの広さの町です。荒川やその支流に挟まれた町は、川が運ぶ豊かな土と勾配の少ない低地になっており、奈良時代の少し前には、人が住んでいたことが伺える塚や塚跡といった遺跡が見つかっています。
肥沃な土地と平地を背景に、昔から農業が盛んなエリアで、米や花菖蒲のような作物や花が栽培されてきました。川島町内には、鉄道駅は無いものの、町を挟むようにJR高崎線と東武東上線が走っており、東京都心と長野をつなぐ国道254号線、都心の外側を周回する圏央道といった幹線道路も整備されています。隣接する川越市の発展や、圏央道の神奈川までの開通で流通や通勤の利便性が向上するのにともなって、国道254号沿いに住宅地や工場の開発が進んでおり、町は変化を続けてます。そのため、川島町の世帯数は、従来からの農業従事者の高齢化にともなう減少を転入者が補う形で増加しています。
そんな、現在進行形で発展をしている川島町で生活することを検討している方にとって、その住みやすさは、気になるのではないでしょうか?今回、実際の声を聞いて見るためにアンケートをとって見ました。
アンケートの結果、農村地帯ならではの魅力をあげる意見が目立ちました。
米作やイチゴ栽培など農業が活発なエリアですから、緑が豊富で美しい街並みです。(30代/女性/専業主婦・主夫)
釣りを楽しむスポットが充実しており荒川やフナ釣り場がありますので、趣味が生かせる街並みです。(30代/男性/パート・アルバイト)
川島町の街並みは、カインズスーパーモール川島やベイシアフードセンターなどの買い物スポットがある活気のある雰囲気になっています。(30代/女性/専業主婦・主夫)
都会に近い農村と言われており、非常にのどかな風景が広がる魅力的な街並みとなっています。住宅も昔のような古民家が特徴的で、周辺は緑がたくさんあるのでとても静かです。(30代/女性/営業系)
田畑の占める割合が多く、自然環境豊かで穏やかな雰囲気の地域です。特に県道74号線沿いに小規模な住宅街が点在しています。町の中心部には平成の森公園という芝生広場のある大きな公園があります。(30代/男性/フリーター)
現代の造りの家が立ち並ぶ中に昔ならではの形式の家が残されています。昔のような雰囲気が残り昼間も夜もあまり騒音が少なく、静かで落ち着いた街並みです。商店街などもあります。(50代/女性/主婦)
広大な農地が広がっている川島町なので、都会にも近く、自然の風景も堪能できます。朝日も夕焼けも、広大な土地から感じることができます。お祭りも多く、四季折々の情景があります。(20代/男性/販売系)
都会に一番近い農村などと評されることも多いです。新興住宅団地なども開発されていますが、基本的に農業が主要産業の町なので、田園風景が広がっています。河川なども多いのは特徴だと思います。四季の移ろいに関しては、鮮やかな町です。(20代/男性/販売系)
川島町は農業が盛んで田畑が多く、また街中には公園が多く整備されています。平成の森公園や八幡運動公園が憩いの場として利用できます。圏央道のインターチェンジ付近に工場やショッピングモールが見られるのも川島町の特徴です。(40代/女性/販売系)
川島町は東西南北を川に囲まれ、広々とした田園風景が広がるのどかな町です。川辺には四季折々の花が咲いています。都会に最も近い農村とも呼ばれているそうです。ただ、川越市寄りの地域には団地や工場も開発されています。(30代/男性/その他)
川島町では豊富な地下水が農地へ供給されており、あちらこちらでポンプ小屋の姿を目にします。藁葺き屋根に板金を被せた古い家屋が立ち並び、日本の原風景を思わせる美しい農村景観が存在しています。(20代/女性/主婦)
川島町は美しい田園風景が広がっており、各所にみられる季節の花が街に彩りを添えています。平成の森公園では夏にはショウブやハスが咲き、日本一のバラのトンネルがあり、近隣には町立図書館や、体育館や町民会館、中央公民館、川島町シルバー人材センターなどの公営施設がまとまっています。また春には入間川近くの桜、秋には越部川にかかる天神橋付近の堤防に咲き乱れる彼岸花が美しい街並みを演出しています。(30代/男性/営業系)
水田やイチゴ畑の広がる緑の豊富な街並みは、都市部で働く方が帰って来たと実感し、緊張をほぐせる環境です。また、栽培する植物の中には、バラや、ヒガンバナといった花もあるため、季節によって違う花の咲く景色を楽しむことができ、リフレッシュにも最適です。釣り場もあり、小川が町中に流れているというコメントもあるので、せせらぎの音を聞きながら癒しの時間をすごすことができそうです。
一方で、大型ショッピングモールも発達し、工場の開発も進んでいるという意見もあり、オフタイムに買い物を楽しみたいという方や、地元で働きたいという方にとっても最適な町と言えそうです。
アンケートでは、道路が整備されているという意見がありバス・自動車移動が非常に便利です。
国道254号線が南北に走っており、ストレート構造ですので車で快適に移動できます。(40代/男性/パート・アルバイト)
首都圏中央連絡道路の川島インターがあります。関東圏の車での移動が楽です。(20代/男性/会社役員)
町内を東武バスウエスト、川島町福祉バスが運行されていますので、日々の買い物などに活用できます。(30代/女性/専業主婦・主夫)
高速道路の首都圏中央連絡自動車、川島インターチェンジがあるので車でのアクセスはしやすいです。また東武バスウエストが運行していて、いくつかの路線が利用出来るので町内の移動には困りません。(30代/男性/技術系)
川島町には鉄道路線が通っていません。ここへ行くには周辺の駅から路線バスを使うことになり、少し交通の便の悪いところです。川越駅や鴻巣駅、東松山駅などからでています。(40代/男性/事務系)
少し東に歩くと、JR高崎線の桶川駅があります。桶川駅からJR高崎線を利用すると、大宮経由で東京駅前約50分程度でアクセスが可能で、首都圏への通勤も困難ではありません。(30代/男性/フリーター)
川島町には首都圏中央連絡自動車道が通っていて、川島町内に川島インターチェンジがあり、車での移動に便利な場所です。これを使えば東京都内にも行きやすいですし、成田空港へも便利です。(30代/女性/その他)
埼玉県比企郡川島町で利用可能な公共交通機関は、鉄道が町内に無い為、東武バスウエストによる路線バスを利用し、近隣都市にある川越駅や東松山駅等へ行く事になります。川越駅経由では東武鉄道東上線で、東京都豊島区の池袋へのアクセスが可能です。(40代/女性/主婦)
埼玉県比企郡川島町は、車があると便利な地域です。町内には首都圏中央連絡自動車道の川島ICがあり、この高速道路を利用すると、東京都八王子市や青梅市、神奈川県茅ケ崎市や相模原市等、関東地方の主要自治体へのアクセスに便利です。(40代/女性/主婦)
車で東京から川島町へ行くには、首都圏中央連絡道(圏央道)の川島I.Cを利用するのが便利です。圏央道は東名から中央道、関越道、東北道に接続しているのでアクセスしやすいです。(30代/男性/事務系)
川島町への交通アクセスは、首都圏中央連絡自動車道を利用する場合、川島インターチェンジが最寄りの出入り口です。また関越自動車道からであれば、東松山インターチェンジから15分程度で到着できます。(20代/男性/販売系)
川島町内の公共交通は鉄道に路線が無いため、川越駅(東武東上線、JR埼京線、JR川越線)、若葉駅(東武東上線)、東松山駅(東武東上線)、桶川駅(JR高崎線)、鴻巣駅(JR高崎線)から路線バスを利用します。(40代/女性/主婦)
鉄道はJR高崎線桶川駅からバスで県道12号線を通ると町への近道になります。自動車で遠くからアクセスするときは、高速の首都圏中央連絡自動車道が便利です。南からは国道254号線、東からは上尾道路を通り県道12号線へ抜けると近道です。(50代/女性/事務系)
町内を走る鉄道路線はありませんが、周辺地域にある駅から路線バスが運行されています。首都圏中央連絡自動車道の川島インター近くにあるので、車で遠方に行く事もできます。(30代/男性/医療系)
国道は立体交差で信号の制約が少なく、町内を東西に走る県道74号線も渋滞せず、圏央道を使うと関東一円の移動も快適というコメントがあり、自動車を持っている方にとっては、町内だけでなく近隣県への移動も便利なようです。また、自動車を持っていない方には、福祉バスや東部バスがあり、普段の買い物にも十分使えそうです。さらに、川越駅まで直接行くバスがあるというコメントもあり、川越での特別な買い物や仕事に行くのも困りません。川越から都心へは電車で40分程度なので、都心へ通勤する方にとってもアクセス環境は充実しています。
アンケートの結果、水や花の魅力をあげる意見がありました。
鳥羽井沼、越辺川など、自然が豊かなエリアが数多く、野鳥の観察もできます。(40代/女性/自由業・フリーランス)
フィッシングフィールド川越があります。初心者でも道具を貸してくれるので釣りを楽しめます。(40代/男性/パート・アルバイト)
平成の森公園があり、そこには日本一長いとされるバラのトンネルがあります。(30代/男性/自営業(個人事業主))
非公共用飛行場であるホンダエアポートがあります。ここではセスナの遊覧飛行が楽しめる場所として人気を博しており、小型飛行機など様々な飛行機が飛び立つ様子を見ることが出来ます。(30代/女性/営業系)
川島町白井沼にある、遠山邸は日興証券の創立者である遠山元一氏の生家を再興した建物です。昭和初期を代表する建物と庭園が楽しめます。併設する遠山記念館は元一氏のコレクションが展示してあります。(40代/女性/主婦)
川島町には桜堤と呼ばれる名所があります。入間川の堤防に沿って桜を鑑賞できます。春になるとおよそ100本の桜が咲き、その美しさは通行人がおもわず足を止めて見入ってしまうほどです。(20代/男性/フリーター)
埼玉県川島町には泉の里があります。このような施設では手打ち蕎麦が食べられるので有名スポットになっています。期間限定で食べられる蕎麦もあるので休日になると混み合います。(20代/男性/事務系)
遠山記念館という美術館があり、重要文化財を含め絵画や書状など様々な美術品が展示されています。また、建物自体も国の登録有形文化財です。平成の森公園には菖蒲園があり、ハナショウブの花を見られます。(30代/男性/その他)
川島町のスポットとして、一番有名なのは、ホンダエアポートだと思います。小型機の操縦訓練やスカイダイビングスクールなども行っており、セスナでの遊覧飛行が特に人気となっています。子供にも人気のスポットです。(20代/男性/販売系)
鳥羽井沼自然公園はヘラブナ釣りの名所として知られています。ヘラブナの他にもタナゴやコイ、メダカなど様々な魚を見られます。沼の隣には川島民具展示館が存在し、古い農具などを見学できます。(30代/男性/その他)
町の中心部に平成の森公園があり、川島町の花であるハナショウブを観賞できます。園内には子どもが遊べるアスレチックも設置されており、多目的広場ではスポーツを楽しめます。(30代/男性/その他)
埼玉県神川町には平和の森公園があります。このような公園は川に囲まれています。多目的広場もあるので解放感が得られます。また日本一のバラのトンネルもあるので有名スポットになっています。(20代/男性/事務系)
川島町の有名スポットが平成の森公園です。町のほぼ中央にある公園で、日本一長いとされるバラのトンネル・バラの小径があります。この他に2千株以上のショウブが植えられたショウブ園などがあります。(30代/男性/その他)
広徳寺は真言宗豊山派の寺院で、三尾谷広徳によって開かれたと伝えられています。見どころは国の重要文化財に指定されている大御堂です。本尊として五大明王が安置されています。(30代/男性/その他)
越辺川は、水鳥がおり、冬になると白鳥も飛来するスポットなので、バードウォッチングが好きな方にとっては一年を通して楽しめます。また、釣りスポットは複数あり、トラウトやイワナのように釣れた魚をバーベキューにもできる施設もあるので、釣りに興味の無い家族や友達と来ても喜ばれそうです。
平成の森公園のバラを上げる意見が多くあり5月中旬からの最盛期には、全長340mのバラのトンネルが出現します。他にも、花菖蒲・古代ハスといった花も楽しめ、スポーツ施設もあるというコメントもあるので、休日のリフレッシュや、普段の体力づくりと生活に沿った利用ができるスポットと言えそうです。飛行場も、この町ならではのスポットなので、写真や飛行機の趣味を持つ方にも最適です。
川島町は、農村や自然の風景があり、都会には無い変わりゆく四季を満喫できる町です。一方で、国道や県道、さらには高速道路も整備され、車やバスでのアクセスは快適です。国道沿いに商業施設もあるため、普段の生活も便利です。川越へバスで一本なので、圏内や東京の都心へ通勤する環境も充実してます。野鳥や花を鑑賞し、釣りや飛行機のような川島町ならではのスポットも多く、休日の興味も尽きません。
川島町は、住みやすさだけでなく、リフレッシュしたオフタイムを過ごせる町というアンケート結果になりました。