香取市は平成の大合併により1市3町が合併し、平成18年に現在の形になりました。千葉県の中でも北東部に位置し、市の北側は茨城県とも境を接しています。一方で都心からも比較的近く、世界への玄関口としての役割を担う成田空港にも15キロ圏内というロケーション。それでいて市の北部エリアを横断するように利根川が流れ、水田が広がっていることからお米の産地として知られています。また南部の山林エリアにはゴルフ場も点在しているなど自然環境に恵まれている市です。
では実際香取市に住むことになれば、通勤通学や買い物に出かけるときなど生活するうえでの交通アクセスが良好なのか気になるのではないでしょうか。また街の雰囲気は暮らしやすい感じなのか、休日に出かけて楽しむことができる場所は豊富にあるのかなども知っておきたいかもしれませんね。そこで香取市のことをよく知っている人や実際に住んでいる人などにアンケートを取り、香取市の様子について聞いてみました。
アンケートの結果、香取市は古い街並みが残り、自然も身近に感じられそうです。
香取市の小野川沿いの商屋の街並みはとてもノスタルジックで国の重要伝統的建造物郡保存地域に指定されているほどです。(20代/男性/学生)
北部には水田、南部には山畑が広がり、街には江戸時代から昭和初期に建てられた建造物も残っており、自然と歴史を感じる事が出来ます。(30代/女性/その他専門職)
公園がたくさんあり、子育てしやすい環境が整っている町並みです。(20代/男性/契約・派遣社員)
香取市の街並みは、江戸時代から続いている商家などの旧宅がまだ残っており、江戸情緒が漂っている場所となっています。また、この辺りは川沿いの水郷地帯としても有名です。(50代/男性/IT系)
香取市を流れる小野川のほとりには「佐原の町並み」と呼ばれる歴史的建造物が多く残る地域があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。そのうちの一つである伊能忠敬旧宅は国の史跡です。(30代/男性/その他)
千葉県香取市は、利根川沿いの水郷地帯として有名で、菖蒲祭りなどのイベントが有名です。また、この川沿いには、江戸時代から続いている民家の旧宅などがあり、江戸情緒漂う街並みとなっています。(50代/男性/IT系)
重要伝統的建造物群保存地区があり、国指定史跡である伊能忠敬旧宅や、大正3年に建築された三菱館をはじめとする県指定文化財8件の13棟が香取街道沿いや小野川沿いに軒を連ねています。(30代/女性/主婦)
佐原は、江戸時代の利根川の船運が盛んになった際、小野川沿いが物資の集積地として栄え始めた所です。物資を陸揚げするための「だし」と呼ばれる建物が河岸周辺に建ち並び、現在もその商家の建造物が残っています。(70代/男性/その他)
香取市は水の流れがすぐ近くにあり、水田や山畑など各エリアでそれぞれ自然が身近に感じられそうです。一方で古い街並みが残っているという回答が多く挙がっており、街中に居ても落ち着いた雰囲気が味わえるといえるでしょう。
アンケートによると、香取市内にはJRの2路線が通っているほかバス路線も使えるようでした。
JR東日本鉄道が整備されているために、佐原駅をメインとして幾つかの駅が設置されています。鹿島線および成田線が通っていますので、市内や県外への交通アクセスは充実しています。(30代/女性/専業主婦・主夫)
市内には東関東自動車道や主要国道が走っており、車で関東エリアを容易に移動出来ます。(30代/男性/その他専門職)
東京駅八重洲南口から高速バスを利用して約1時間30分でアクセス可能です。(20代/男性/学生)
千葉県香取市で利用可能な鉄道は、JR成田線と鹿島線です。東京方面からアクセスする時は、JR総武線で佐倉駅までアクセスし、成田線に乗り換える事になります。総武線快速で千葉駅まで来て、普通列車に乗り換えて佐倉駅まで来ると所要時間を短縮出来ます。JR成田線は、成田駅で一度乗り換える事もあります。(40代/女性/主婦)
千葉県香取市はJR成田線では、県内の成田市や銚子市からのアクセスの際に路線乗り換え無しで来る事が可能です。JR鹿島線では、茨城県潮来市や鹿嶋市からのアクセスに便利です。(40代/女性/主婦)
香取市へは東日本旅客鉄道の成田線の大戸駅、佐原駅、香取駅、水郷駅、小見川駅、または鹿島線の佐原駅、香取駅、十二橋駅で降りると香取市に行くことができます。また、車では東関東自動車道の佐原香取ICで降りると香取市に行くことができます。(30代/女性/その他)
香取市は町の北側に流れている利根川に沿って成田線利根水郷ラインが走っています。また、中心部には東関東自動車道があり、佐原香取ICから利用することができるので便利です。(20代/女性/事務系)
香取市にはJR東日本の成田線と鹿島線が通っており、その両方が乗り入れている佐原駅が中心駅です。市内には東関東自動車道の佐原香取インターチェンジもあります。香取市内循環バスの利用も可能です。(30代/男性/その他)
JR東日本成田線と鹿島線が走行しており、高速バスの利根ライナーは東京まで乗り換え無しで2時間で着きます。コミュニティバスの栗源循環バスは運賃無料で運行しています。(30代/女性/主婦)
香取市に行く際、東京駅から電車を利用した場合は、JR総武本線快速で千葉駅まで行きます。千葉駅でJR総武線普通に乗り換えて佐倉駅まで行き、ここでJR成田線に乗り換えて佐原駅まで行きます。所要時間は約1時間40分です。(70代/男性/その他)
鉄道では、市内にある佐原駅や香取駅にはJR成田線やJR鹿島線が乗り入れており、成田駅や鹿島神宮駅などへ行く事ができるようになっています。一方、道路では東関東自動車道を佐原香取ICから利用する事が可能で、他にも市内には国道51号などが通っています。(40代/男性/フリーター)
JRの鹿島線と成田線が市内を通っているということで、市内はもちろん市外へ出かけるときにも利便性がありそうです。また市内の移動には循環バス、都心へ出向くときには高速バスなどバス路線が充実している様子もうかがえます。さらに東関東自動車道をはじめ国道も市内を通っているということから、普段自家用車で移動する人にとっても交通アクセスは良好なのではないでしょうか。
アンケートの結果、香取市には文化的なスポットのほか自然を活かした公園施設が豊富なようです。
香取市のシンボルといえるのが香取神宮で、重厚な社殿は見ごたえ十分です。また、国宝、重要文化財を多数収蔵しています。日本地図を完成させる旅に出る前に、佐原で名主などを務めていた伊能忠敬の旧宅、記念館も見逃せない観光スポットです。(50代/男性/公務員)
利根川が流れていて、県立大利根自然公園などの施設もあります。(20代/女性/専業主婦・主夫)
水郷佐原水生植物園や小見川城山公園など、豊かな自然に触れることができる有名なスポットがたくさんそろっています。(30代/女性/専業主婦・主夫)
香取市には、鑑真によって開かれたと伝えられている寺院、眞浄寺が存在します。房総の500選の一つに選ばれており、春にはシダレザクラが花を咲かせます。また、秋の紅葉も美しいです。(30代/女性/その他)
千葉県香取市にはゆかりのある歴史的人物である伊能忠敬の記念館があります。この記念館では江戸時代に伊能忠敬が作成した様々な地図が展示してあるほか、地図のことについて深く学ぶことができます。(30代/男性/フリーター)
全国的に知られている香取神宮や小見川城山公園、地元の偉人である伊能忠敬の記念館など観光スポットが充実している市です。この市に引っ越したならば、休日を過ごす場所にはきっと困らないことでしょう。(30代/女性/主婦)
香取市の有名スポットとしては、江戸時代に非常に正確な日本地図を作成したことで有名な伊能忠敬の旧宅・記念館があります。また、小京都とも呼ばれていた佐原の街並みも魅力的です。(50代/男性/IT系)
香取市には観福寺という真言宗豊山派の寺院があります。日本三大厄除弘法大師の一つに数えられており、伊能忠敬の墓所が存在します。桜や紅葉など、四季折々の風景も見どころです。(30代/男性/その他)
水郷佐原水生植物園は香取市を代表する観光スポットで、ハナショウブやフジ、ハスなど様々な花を見られます。園内には約600平方メートルのドッグランも完備されています。(30代/男性/その他)
香取市には国の重要文化財に指定されている横利根閘門が存在し、周辺は横利根閘門ふれあい公園として整備されています。日本の歴史公園100選の一つで、春にはお花見ができます。(30代/男性/その他)
小見川城山公園は桜の名所として知られており、その他にもアジサイやキンモクセイなど四季折々の花を眺められます。園内には遊具が設置された広場もあり、子どもを遊ばせるのにも適したスポットです。(30代/女性/フリーター)
佐原市には高皇産霊大神をはじめとする三柱の神を祀る山倉大神という神社が鎮座しており、権現造りの本殿は1778年に建てられたものです。市内には観福寺という寺院もあり、銅造懸仏は国の重要文化財です。(30代/男性/その他)
県道44号線沿いに道の駅くりもとがあり、電気自動車用の充電器が設置されているのが特徴です。収穫農園では農業体験ができますし、子どもが遊べる遊具も設置されています。(30代/男性/その他)
香取市の佐原には、初めて実測による日本地図を完成させたことで知られる伊能忠敬の記念館があります。ここある2345点の資料群は2010年6月29日に重要文化財から国宝に指定されました。(30代/女性/主婦)
香取市の有名スポットに香取神宮があり、全国約400社の香取神社の総本社です。香取神宮は仕事や人生の開運力があるパワースポットで、平安時代の時から神宮と呼ばれている格式の高い神宮です。(20代/女性/フリーター)
香取市には下総国一宮である香取神宮が鎮座しており、東国三社の一つに数えられています。祭神は刀剣の神とされる経津主大神です。この神社に伝わる海獣葡萄鏡は国宝に指定されています。(30代/男性/その他)
栗山川ふれあいの里公園は軽スポーツができる広場や子どもの遊び場が完備されたスポットで、「集い」と呼ばれるモニュメントが設置されているのが特徴です。はだし健康の道で足ツボを刺激することもできます。(30代/男性/その他)
香取市にはクラインガルテン栗源という滞在型市民農園が存在し、トイレやバスが完備されたラウベ(小屋)を利用できます。土曜日と日曜日には地元の農家による指導を受けられます。(30代/男性/その他)
香取神宮の御神体は「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」で、鹿島神宮と並び賞されて「国家鎮護の軍神」または「勝利の神」「武術の神」として崇められています。そのため勝運・道開きなど仕事や人生に総合的に開運力があるパワースポットとして有名です。(70代/男性/その他)
『香取神宮』は、本殿が国の重要文化財に指定されている、由緒正しい神社です。桜の名所としても知られており、春にはおよそ800本もの美しい桜が、見る人を楽しませてくれます。(10代/女性/学生)
香取市の有名スポットとしては香取神宮と伊能忠敬関連の施設を挙げた人が多く、落ち着いた雰囲気や文化的な雰囲気を感じられる場所に恵まれている様子がうかがえます。また自然環境を活かした公園も点在しているようなので休日にほっと一息ついたり、子どもを連れて遊びに出かけたりしても楽しめるでしょう。
香取市について聞いてみると懐かしさを感じるような古い街並みや神社などがあり、どこかノスタルジックな雰囲気や厳かな空気を感じられる街のようですね。また利根川周辺の自然を活かした公園や水田の風景、南部の山林エリアなど、自然環境と住宅街とのバランスの良さも住みやすさの一因になるのかもしれません。さらにJRやバス路線など公共交通機関が充実していることや車移動に便利な道路が通っている点も考えると、生活するうえで困らない利便性もあるのではないでしょうか。