愛知県は東部・中部・西部の3つの地域から成り立っています。愛知県豊橋市は3つの地域のうち静岡県湖西市に隣接する東部に属しており、愛知県東部の中心都市として有名です。豊橋市の人口はおよそ38万人で愛知県内第4位、東部エリアではもっとも多い人口を誇ります。豊橋市内には高速道路のインターチェンジこそありませんが、豊橋市の中心部から車で30分圏内には東名高速道路豊川インターチェンジがあります。
また、豊橋市を東西に走る国道1号線や蒲郡市や西尾市方面への移動に便利な国道23号バイパスが通っているため、車での移動は便利な地域です。市内の北部と南部には電車が走っておらず、公共交通機関はバスの利用がメインとなる地域も一部あります。人口の集中している市の中心部には、豊橋市を横断するかたちで通っているJR東海道本線やJR東海道新幹線があるため、これらのエリアに住んでいる人は公共交通機関での移動に困ることはないでしょう。
このような特徴のある豊橋市ですが、実際に住んでいる人たちの感想はどうなのでしょうか。そこで、この記事では豊橋市に住んでいる人たちにアンケートを行い、口コミを集めてみましたので紹介します。
アンケートの結果、自動車・鉄道・バスという基本的な移動手段についてはとても便利な地域であるようです。
・JR新幹線や東海道線、名鉄名古屋本線の豊橋駅を中心に、多くの鉄道路線や市内電車もあり便利です。(40代/男性/無職)
・主要駅の豊橋駅はJR、名古屋鉄道が通っています。駅にはバスターミナルもあり名古屋に出るのに便利です。(20代/女性/会社員)
・名古屋鉄道や豊橋鉄道、JR東海の路線が整っています。豊鉄バスも運行されていますから、利便性の高さには定評のあるエリアです。(30代/女性/パート・アルバイト)
豊橋駅にはJR東海道本線だけでなく、豊川方面へアクセスできるJR飯田線や名古屋方面へのアクセスが良い名古屋鉄道など複数路線が乗り入れています。岡崎市や名古屋市という大都市と距離は離れていますが、特急などを利用することによって通勤圏内ではあるため、便利に感じる人が多いようです。また、鉄道だけでなくバスを利用することで豊橋市内を便利に移動できる点もポイントだといえます。
アンケートの結果、豊橋総合動植物園公園や豊橋市二川宿本陣資料館と答えた人が多かったです。
・敷地内に動物園、植物園、遊園地、自然博物館が揃っている「豊橋総合動植物公園」が有名で、子どもからお年寄りまで楽しめるスポットになっています。(40代/女性/専業主婦・主夫)
・豊橋総合動植物公園がオススメです。老若男女楽しめるこの公園はのんほいパークの名で親しまれていて、動物園、遊園地、植物園、自然史博物館が一体となった巨大な場所です。また敷地面積も広く、一日中楽しめる場所として地元民はもちろん県外の観光客からも愛されています。(30代/男性/自由業・フリーランス)
・豊橋市二川宿本陣資料館があります。ここは、江戸時代から明治初期にわたって大名や公家などの貴人の宿舎であったものを復元しています。豊橋の歴史を感じる場所です。(30代/女性/専業主婦・主夫)
豊橋市の東部に位置する豊橋総合動植物公園は、この地方の方言を用いた通称「のんほいパーク」として多くの人たちに親しまれています。園内には数多くの動植物だけでなく、遊園地や博物館まで併設されているので、お年寄りから子どもまで幅広い年代の人が楽しめるのも魅力です。また、豊橋市は東海道の中間地点にあり、市内にはかつての宿場町として有名な二川宿を題材とした二川本陣資料館があります。豊橋市の有名スポットにはこのように公的機関が運営するものが多く、官民あげて快適な街づくりに取り組んでいる姿勢がうかがえます。
アンケートの結果、豊橋市の市街地は都会的な雰囲気がありますが、郊外には昔ながらの風景が広がっているという意見が多かったです。
・豊橋市は海ガメの産卵でも知られる片浜十三里がある地域で懐かしさを感じる昭和な街並みとなっています。(50代/女性/パート・アルバイト)
・瓦屋根が立ち並ぶ、昔ながらの光景から近代的なビル群までさまざまな時代の建物の街並みを楽しむことができます。(10代/女性/自営業(個人事業主))
・豊橋駅周辺は交通量も多く都会的な雰囲気ですが少し郊外に行くと落ち着いた風景や街並みを楽しむことができます。また、路面電車も走っており、昔ながらの情緒を味わうことのできる街です。(30代/男性/自由業・フリーランス)
豊橋市の中心部は国道1号線やJR東海道本線の通り道となっており、交通網が発達しています。また、豊橋市は愛知県東部の中心都市で、特に豊橋駅周辺地域は大きなビルも立ち並び都会的な雰囲気です。しかし、愛知県の北部や南部は農業が盛んな地域としても知られており、特に南部で主に生産されるキャベツやブロッコリーといった露地野菜は全国でも屈指の生産量を誇っています。JRが通る地域は名古屋や岡崎方面への通勤・通学客が多いのに対して、JRの駅から距離がある地域は農業が盛んな地域であることが多いため、このような結果になったといえるでしょう。
豊橋市から名古屋市までは愛知県の東部から西部までの移動距離があります。しかし、名古屋鉄道の特急やJRの快速を利用することで、豊橋駅から名古屋駅までは1時間程度で移動可能です。東部の中心都市ということで都会的な街並みをイメージする人も多いかもしれませんが、実際には郊外にでるとのんびりした住宅街が広がっています。また、家族連れで楽しめる公共施設もたくさんあるので、名古屋や浜松などへの通勤・通学を検討している人にとっては、とてもよい場所だといえるでしょう。