瀬戸市は愛知県の中でも中心となる名古屋市から北東に約20kmの場所にあります。2019年10月には市制90周年を迎える歴史のある市で、2018年7月1日時点での人口は12万9858人です。
市の多くの面積を占める丘陵地では良質な陶土が取れることから、陶器づくりが盛んです。2017年4月28日には、日本六古窯のひとつとして、他の5カ所の常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼、越前焼とともに「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」として日本遺産に認定されました。また、2005年には、瀬戸市と長久手町(現在の長久手市)に広がる会場で「2005年日本国際博覧会(通称愛・地球博)」が開催されています。
大都市の名古屋に比較的近い場所にありながら、市の中心部を瀬戸川が流れ、北部から東部、南部にかけては丘陵地や森林が広がっている自然豊かな環境です。そんな瀬戸市の住みやすさについて、交通アクセスや街並みなどの口コミを集めてみました。
アンケートの結果、瀬戸市には鉄道はもちろん、バス路線や道路網などが整備されているようです。
・名古屋から地下鉄東山線で栄駅まで来て、栄駅から名鉄瀬戸線に乗って市の中心部まで直通です。また、東海環状自動車道の「せと赤津」ICが市の東部にあります。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・鉄道・バスには名古屋鉄道瀬戸線、愛知環状鉄道 愛知環状鉄道線、名鉄バス、JR東海バス、瀬戸市コミュニティバスがあります。(40代/女性/専業主婦・主夫)
・瀬戸市には名鉄瀬戸線・愛知環状鉄道が乗り入れています。名古屋市中心部へのアクセスに優れた地域です。高速道路は東海環状自動車道が通り、一般国道は155号、248号、363号が走っています。(40代/男性/会社員)
愛知県瀬戸市の中には愛知環状鉄道線と名鉄瀬戸線の乗り入れがあり、瀬戸市駅が両方の鉄道を利用できるターミナル駅として栄えています。瀬戸市駅からは鉄道の利用により名古屋駅まで約35分でのアクセスが可能です。(20代/女性/主婦)
瀬戸市は名古屋市との結びつきが強い立地で、名古屋市と瀬戸市を結ぶ名鉄瀬戸線にて名古屋駅から尾張瀬戸駅まで直通です。また、市の東部には高速道路が通っていて、せと赤津ICで降りて市内各地に向かうことが出来ます。(30代/男性/自営業)
瀬戸市はJR名古屋駅から地下鉄東山線の栄駅で名鉄瀬戸線に乗り換えて、終点の尾張瀬戸駅で下車します。名古屋駅から乗り換えを含めて約50分。車では東名高速道路「名古屋IC」から約30分または東海環状自動車道「せと赤津IC」から約10分です。(50代/女性/主婦)
瀬戸市には名鉄瀬戸線と愛知環状鉄道線が通っていて、どちらでも名古屋まで45分程度で出ることができます。市の北東部からはお隣の春日井市にあるJR高蔵寺駅も近いです。(30代/女性/販売系)
愛知県瀬戸市の交通アクセスは、名古屋鉄道と愛知環状鉄道が利用できます。鉄道の主要駅は名古屋鉄道の尾張瀬戸駅で、コミュニティバスや名鉄バスの停留所も設置されています。(20代/女性/自営業)
瀬戸市には名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅、瀬戸市駅など複数の駅があり、名古屋市内へ電車一本で行くことができます。また、愛知環状鉄道も通っているため豊田方面にも非常に行きやすくなっています。(20代/男性/学生)
瀬戸市の中心駅となる尾張瀬戸駅は始発・終着駅であり通勤ラッシュ時は座って行けるため、通勤・通学が快適に行えます。名鉄バスやJRバスが運行されていて、市内の移動も大変便利です。(40代/男性/技術系)
瀬戸市は、住民の交通の利便性を高める為、コミュニティーバスが充実しています。1乗車100円で誰でも乗ることができます。駅や病院といった主要施設も路線に含まれており、車無しでも十分生活できます。(20代/女性/主婦)
尾張瀬戸駅が中心駅となっています。鉄道路線は、名古屋鉄道「瀬戸線」や愛知環状鉄道「愛知環状鉄道線」があります。名鉄バスなどによるバス路線も、瀬戸市内にあります。(20代/男性/学生)
愛知県瀬戸市には名古屋鉄道瀬戸線と愛知環状鉄道線の駅が複数あります。瀬戸市の中心的な駅は名古屋鉄道の尾張瀬戸駅です。バスは名鉄バスやJR東海バス、瀬戸市コミュニティバスなどが運行しています。(30代/男性/事務系)
瀬戸市には名鉄や愛知環状鉄道など複数の鉄道路線が通っており、名古屋からのアクセスが良好な様子がうかがえます。また、複数のバス会社に加えてコミュニティバスが運行されているという意見もみられることから、日常生活で市内を移動するのにも不自由しなさそうですね。さらに、高速道路や主要な国道も通っているということがわかり、自家用車を所有している人にも便利な街なのでしょう。
アンケートによると、瀬戸市には焼き物に関するスポットはもちろん、自然のなかにも有名な場所があるようです。
・瀬戸市で有名な瀬戸物が楽しめる瀬戸蔵&瀬戸蔵ミュージアムがおすすめです。展示品を見たり瀬戸物を購入したり、瀬戸焼に盛られた食事などを楽しむこともできます。(30代/男性/会社員)
・瀬戸市は陶磁器の街として全国的に知られた地域です。愛知県陶磁美術館では陶磁器作りの体験もできます。また、愛・地球博瀬戸会場にもなった海上の森など、自然を体感できるスポットも多い地域です。(40代/男性/会社員)
・岩屋堂公園は観光の名所で紅葉がきれいで有名な巨岩や滝があります。愛知県陶磁美術館は事前にチェックが必要なくらい見どころがたくさんあります。定光寺公園は夜景で有名です。お寺では万徳治、法雲寺が名所となっています。(40代/女性/パート・アルバイト)
瀬戸市には有名スポットが数多くありますが、その中でも岩尾堂公園が有名です。公園内には滝があり、豊かな水と緑で訪れた人を魅了しています。また春には桜が、秋には紅葉が美しいので四季を通して一年中楽しめる場所です。(30代/女性/主婦)
愛知県瀬戸市はせとものの原料が多く産出される、日本有数の陶磁器の街として有名です。瀬戸市では定期的にせともの市が開かれており、たくさんの人出でにぎわっています。(40代/女性/フリーター)
瀬戸市の有名スポットには、招き猫ミュージアムがあります。レトロな感じの建物の中には、日本最大級というだけあって招き猫がぎっしり並んでいます。招き猫の絵付け体験もできます。(40代/女性/主婦)
瀬戸市にある瀬戸蔵ミュージアムは瀬戸焼の総合ミュージアムです。せとものの大量生産で活気のあった時代の瀬戸や、少し懐かしい昭和の街をめぐり、瀬戸焼の歴史と文化を体験できます。また、瀬戸焼は1000年以上の歴史があり、その変遷を大パノラマで展示して紹介しています。 (20代/女性/学生)
瀬戸市は陶磁器の代名詞とも言える「瀬戸物」の産地として知られています。市内には愛知県陶磁美術館や瀬戸蔵ミュージアムなど、陶芸に関する文化施設や観光スポットが存在します。(50代/男性/自営業)
瀬戸市の郊外に建ち、ひと際目を惹く建造物が瀬戸デジタルタワーです。東海地方におけるデジタル放送の電波を発信している電波塔で、展望台はありませんが、塔の上部にあるカメラを遠隔操作できる施設が地上にあり、一般見学が可能です。(50代/男性/事務系)
瀬戸市にはちょっとユニークな施設で「招き猫ミュージアム」というものがあります。日本全国から集められた招き猫コレクションを収蔵・展示する施設博物館です。建物も大正ロマンの雰囲気でとても素敵です。(30代/女性/美容系)
瀬戸市にある岩屋堂公園は紅葉の名所として知られています。滝や渓谷といった美しい自然が感じられる自然公園で、秋以外にも新緑やホタル、水遊びなどの見どころがあり、一年を通して楽しめます。(20代/男性/販売系)
瀬戸市といえば、焼き物です。愛知県陶磁美術館や瀬戸蔵ミュージアムをはじめ、招き猫ミュージアムという場所もあります。また、陶芸体験やガラス体験も出来るスポットも多いです。陶酔、せとあかり工房、ガラス体験ではスタジオバクザウルスなどもオススメです。(30代/女性/公務員)
瀬戸市は陶磁器が有名な町だけに、愛知県陶磁美術館がよく知られたスポットです。元々は古い窯の資料を保存展示しておく施設でしたが、現在は増改築と名称の変更を経て、陶磁器の博物館になっています。(50代/男性/販売系)
瀬戸市の瀬戸ガラス体験工房スタジオバクザウルスは、せと赤津インターから車で1分の場所に位置しアクセスが便利です。コップや小鉢、風鈴など気軽に大人から子供までガラス作りを楽しむことができます。(30代/女性/主婦)
新世紀工芸館施設という建物が瀬戸市にはあります。瀬戸市の文化や魅力が詰まった展示物が見られます。レトロな建物の中には瀬戸陶磁器やガラス作品など、様々なステキな展示物があり、来場者の方を魅了しています。(60代/女性/主婦)
瀬戸焼の街として、瀬戸蔵ミュージアムや愛知県陶磁美術館など、やはり瀬戸焼にちなんだスポットが複数あるようです。陶磁器づくりの体験ができたり、買い物ができたりなど、地域の産業を実感しながら楽しむことができるスポットだということなのでしょう。一方、海上の森や紅葉の美しい岩屋堂公園など、自然を感じられる場所にも恵まれていることがわかりました。
アンケートの結果、瀬戸市には住宅街の広がるエリアや古い街並みの残るエリア、自然の残るエリアなど、さまざまな街並みがあるようです。
・名古屋のベッドタウンという側面が強いため、西部の平地エリアは、一体に住宅街が広がっています。駅から東部は盆地部分に田畑が広がっていて、その中に民家が点在しています。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・瀬戸物とよばれる焼き物で有名な瀬戸市は、洞町には多くの陶芸作家の陶房があり、窯垣の小径など瀬戸ならではの街並みが見られます。また、菱田団地のように集合住宅や一軒家が計画的に立てられたニュータウンもあって、新しい住宅地と古い街並みが残る街です。(40代/女性/専業主婦・主夫)
・瀬戸焼や招き猫のふるさととして歴史や文化が残る一方で、尾張瀬戸駅周辺は近代的な建物が立ち並んでおり、昔ながらの風景と現代が共存しているまちです。(30代/女性/パート・アルバイト)
愛知県瀬戸市には、せとものを売る街路が多く見られます。また、瀬戸市内には、以前に万博の会場だった公園や愛知国定公園などがあり、ウォーキングをして楽しむことができます。(40代/女性/フリーター)
瀬戸市は、北と東と南が山に囲まれていて自然を感じやすい街です。山にはゴルフコースや観光農園などがあります。中央部の平野部には戸建て住宅を中心とした住宅街が広がっていて、南部方面は田畑も残っています。(20代/女性/主婦)
瀬戸市は名古屋のベッドタウンという側面のある自治体で、西部の平地エリアには戸建て住宅を中心とした住宅街が広がっていて、住宅が密集しています。東部の少し標高が高い場所にある平地に関しては、あまり住宅が密集しておらず、緑の多いのどかな雰囲気の街並みとなっています。(30代/男性/自営業)
瀬戸市は「瀬戸物」で有名ですが、昔の陶器問屋さんなどの建物が数多く残っていてとても風情があります。深川神社の参道や駅前商店街は昭和のままの街並みが今も残っていて、レトロ好きにはたまりません。(30代/女性/販売系)
瀬戸市の街並みは、せともの(焼き物)の産地らしく、陶芸の工房や古い建物も多く、駅周辺の市街地もどこか昭和レトロな雰囲気が漂っています。窯垣の小径など、瀬戸ならではの古くからの散策路も味わいがあります。(30代/女性/公務員)
瀬戸市は住宅街が広がり、商業施設等も豊富にあります。また、陶器が埋め込まれた石塀があったり、住宅街のすぐそばに粘土採掘場があったりなど焼き物の町を感じさせる部分もあります。(20代/男性/学生)
瀬戸市は東海自然歩道や紅葉の名所として知られる定光寺公園など豊かな自然に恵まれています。瀬戸焼の里としての雰囲気のある街並みと、自然を身近に感じられる調和のとれた街並みです。(40代/男性/技術系)
瀬戸市は、ショッピングモールが多くあります。有名なところとしては、イオンやIKEAです。イオンもIKEAも近くにあるので、日常の買い物から、お洒落な家具まで買いやすい、都市型の街並みです。(20代/女性/主婦)
瀬戸市のなかでも、西側のエリアには住宅街の広がる街並みがあるようです。ただ、瀬戸焼の街として陶房が見られるような場所もあれば、東部の自然が豊かな地域もあるなど、場所によって雰囲気に違いのある様子がうかがえました。瀬戸市は、さまざまな街並みが混在した多彩な顔を持つ市なのでしょう。
瀬戸市について聞いてみると、市の西側の住宅街が広がる地域や自然の豊かさが感じられる地域、歴史が感じられる地域など、場所によって違った街並みがみられるようでした。地元の産業である瀬戸焼の体験ができるスポットや自然を感じられる場所もあり、休日にもさまざまな楽しみ方ができそうですね。名古屋にも比較的近く、アクセスもしやすいため、交通の面でも生活のしやすさがあるでしょう。