大阪府枚方市といえば、ベッドタウン化によって1950年代から1970年代にかけて急激に増加した人口と、それに伴う小中学校不足の深刻化が有名でしょう。児童の増加に伴い新設校の設立が進められてきましたが、近年の少子化傾向に従い1999年に学校の統廃合が行われました。しかし少人数教育による利点・長所を活かし、市立学校全てにいち早くコンピュータールームを導入したり、当時は先進的であったALTの英語教育など取り入れ学力向上に努め、全国学力調査では全国平均、大阪府平均を上回っており、今後も枚方市の子どもたちの学力向上のための教育政策として、電子黒板の導入や夏季休業日の短縮実施などの取り組みがなされています。
このような背景から、大学や文化センター、生涯学習市民センターなどの数が多く、これからもさらに進む少子化による子どもの学力を重視する家庭が枚方市へ移住してくることが予想されます。では、現在の住みやすさは実際どうなのか、平均的な住宅街の住民から聞いたアンケートを見てみましょう。
大きな特徴は約20kmに渡る淀川の存在と、軍需産業の転身であるさまざまな工業団地、そして京阪電気鉄道によって開発された沿線最大級のショッピングモールと、その周辺の商業施設。もちろん学生のための都市という色も強く、学生街の賑わいも外せないようです。
淀川沿いのエリアにはショッピングモールや官公庁の施設があり、にぎやかです。国道1号線沿いのエリアは工業団地が多く、山側のエリアには閑静な住宅地が広がっています。(40代/女性/専業主婦・主夫)
もちろんそんな都会ではなく住宅街といった感じだがとても住みやすい。(30代/男性/学生)
枚方市駅や樟葉駅付近は、モールなど商業施設が整っており、京阪電気鉄道による開発が進んでいます。(20代/男性/学生)
枚方駅や樟葉駅周辺は、多くの商業施設が集まるエリアですので、都会的な街並みとなっています。また、市内北部の淀川河川敷周辺は、自然に恵まれた穏やかな街並みになっています。(30代/男性/販売系)
もともとは京街道の宿場町として栄えていて、今日では北河内地域の中核都市として、公共施設が充実し、住宅地が広がっています。また、ひらかたパークがあることで有名です。(10代/男性/学生)
枚方市駅は、京阪百貨店などの商業施設が集中して賑わいがあります。周辺は宿場町の面影が残されている落ちついた街です。天の川沿いを歩いていると水鳥などが見られます。(50代/女性/フリーター)
枚方市は、江戸時代には大阪・京都を結ぶ京街道の宿場町として栄えた地域で、マンションや一軒家がたち並ぶなか、今も大阪の伝統的な古い趣のある街並みが残るエリアです。(20代/女性/事務系)
街並みは学生の街なので少しガヤガヤしていますが、夜遅くまでにぎやかな街です。多くの店が密集しているのでグルメ、ショッピング、遊ぶのに困ることはまずないです。街灯が多いので安全な街です。(20代/女性/フリーター)
枚方市自体は田舎の雰囲気を感じさせます。駅から離れていくと、山や川と接している田舎街になります。駅前が一番活気を感じられますし、有名レジャー施設があるので、毎日観光客の存在も大きいです。(30代/男性/医療系)
枚方公園駅の北口を出て少し行った所に、白壁と千本格子の家並みがひっそりと残されています。ここは昔、枚方宿のあった所で、多くの人や物流で賑わった所で、今でも伝統的な商家が建ち並んでいます。(70代/男性/その他)
枚方市は綺麗な住宅が多く、閑静な住宅街といった感じです。また関西外国語大学という大学があるので、外国人もとても多い市であります。絵枚方市は南北に伸びている市ですが、南の端にいくと農地がたくさんあり、緑が多い街並みになっています。(30代/男性/会社経営)
枚方市の街並みは、市の中心駅である枚方市駅周辺は、商業施設が建ち並ぶ繁華街で、車の通行量と人通りが多く活気的な特徴があります。枚方市駅や主要道路から離れると住宅街ですが、マンションの割合が多いので、閑静でありながらも現代的な雰囲気を漂わせています。枚方市駅の南東方向にある宮之阪駅周辺の住宅街は、中心地とは少し違って、一戸建てが多く下町情緒溢れる街並みが広がります。(40代/女性/主婦)
大型ショッピングモールの開発や教育研究施設の誘致、電車を利用してやって来る多方面の客が遊ぶラウンドワンやスポーツデポなど開発も進んでいますが、同時に枚方宿の史跡や資料館など歴史を感じさせるものが数多く存在し、またのどかな田園地帯も多い田舎町であると言った声もありました。地域によって、工業団地や学生街、官公庁施設や子どもを賢く育てるための住宅街などに分かれているようです。
主に学生が多く訪れるという枚方市の交通アクセス状況はどうなのでしょう。
枚方の中心部には京阪電鉄で行くことができます。京阪本線の枚方市駅は京阪の主要駅なので全ての種類の電車が止まり、アクセスは抜群です。また、中心から離れた地域へはJR片町線やバスでも行けます。(40代/女性/専業主婦・主夫)
JR学研都市線、京阪本線、京阪交野線が通っていて、大阪市や京都市から特急でアクセスできます。(10代/男性/学生)
国道1号や170号そして168号などの主要道路が通っているので、車でのアクセスが便利です。(20代/女性/専業主婦・主夫)
京阪交野線の枚方市駅や宮之阪駅など市内に小刻みに駅が設定されていますのでスムースに移動できます。路線バスのとアクセスもされていますので、さらに市内の移動が便利です。(30代/女性/販売系)
京阪本線があり、枚方駅や牧野駅などがあります。大阪や京都方面には急行や準急などの高速ダイヤもありますのでフレキシブルに移動できます。運賃も安く夜遅くまで運転していますので便利です。(30代/女性/公務員)
主要な鉄道機関としては、京阪電鉄の京阪本線と交野線が運行しており、その他にはJR西日本の片町線も利用できます。京都方面と大阪方面に出やすい地域なので、利便性は良好です。(30代/男性/販売系)
枚方市は、非常に良い立地にあり、大阪駅と京都駅共ににわずか30,40分で到着する事が可能です。また、高速バスなども多くはないが揃っており、渋谷や新宿などの東京、四国、関西空港へ気軽に出かける事が出来ます。(20代/男性/学生)
JR学研都市線、京阪本線、京阪交野線が通っていて、大阪市や京都市から特急で直接アクセスできます。また、運行本数が多いので、早朝の通勤や通学、夜遅くの帰宅にも非常に便利です。(10代/男性/学生)
枚方市には京阪本線が通っていて、中心である枚方市駅の他にも、ひらかたパークのある枚方公園駅などがあります。大阪市内からは特急や快速急行で約30分ほどで行くことができます。(30代/女性/フリーター)
枚方市は大阪府、京都府、奈良県の県境にある市で、鉄道、高速道路のインターチェンジもあり、交通の要衝になっています。幹線道路も走っているので交通アクセスはいいです。(40代/男性/営業系)
主に京阪電車と京阪バスで枚方市は全て行くことができます。交通アクセツは京都市内まで約40分で大阪市内に行くにも約30分であったりと比較的遠くはない。特急快速の朝の通勤ラッシュ時と夜の帰宅ラッシュ時には電車の本数が多くなっています。(30代/女性/主婦)
京阪鉄道京阪本線光善寺駅〜枚方公園駅〜枚方市駅〜御殿山駅〜牧野駅〜樟葉駅があります。また同じ京阪の交野線枚方市駅〜宮之坂駅〜星ヶ丘駅〜村野駅もアクセスしています。枚方市駅が中心です。(30代/男性/医療系)
人口約40万人の大阪府枚方市は、京都府や奈良県とも隣接していて、枚方市駅から京都府八幡市駅までは5駅(乗車時間13分)です。枚方市駅から徒歩3分にあるビオルネ・イオン枚方店6階には、ハローワーク枚方があります。(40代/男性/自営業)
大阪府枚方市は、鉄道では、京阪電気鉄道、JR等2社3路線が利用可能で、京都市東山区や京都府木津川市からのアクセスが最も便利です。枚方市では京阪バスも長距離バスを運行しており、東京や徳島等の遠隔地へ向かう便もあるので、鉄道以外の交通の利便性にも優れた所です。(40代/女性/主婦)
京阪電気鉄道が市内を縦断しています。中心となる駅は枚方市駅です。その他では香里園駅を利用している人もたくさんいます。路線バスもたくさん出ており、京都大阪方面に行くには便利です。(30代/男性/医療系)
枚方市駅が中心駅で、京阪電気鉄道の京阪本線と交野線が乗り入れているため寝屋川市や八幡市からのアクセスがしやすいです。西日本旅客鉄道の片町線も通っており、長距離バスの利用も可能です。(20代/男性/その他)
枚方市には京阪本線、JR片町線の2種類の路線が通っています。京阪本線はJR環状線や京都市内へ乗り換えなしで移動可能です。またJR片町線も大阪市内、JR環状線、京都府南部へ移動可能な路線です。(20代/男性/事務系)
環状線と京阪電車を使えば梅田まで20分ほどだそうです。特急が必ず止まる主要駅が身近にあるというのは大変便利で、車でもアクセスしやすいというのは住むにあたって大きなメリットになりますね。ここまで便利だと移動手段が電車か車だけになるかと思われますが、バスの交通量も多いそうです。こちらは空港連絡線や長距離バスなどがあるそうです。
アンケートで聞いてみた枚方市の有名スポット第一位は、やっぱり「ひらかたパーク」でした。第二位はくずはモールと京阪百貨店。
古くから菊人形で有名な庶民派遊園地・ひらかたパークがあります。最近では有名人がイメージキャラクターを務めたおかげで「ひらパー」の名前で全国に知れ渡っています。(40代/女性/専業主婦・主夫)
やはり枚方といえばひらかたパークだと思う。ユニバとは規模が比べ物にならないが地元の遊園地といった感じで落ち着く。(30代/男性/学生)
ひらかたパークがあります。世代を問わずに遊べるテーマパークです。関西の中では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに次いで2番目の集客数です。(20代/男性/契約・派遣社員)
それは山田池公園です、この公園はアウトドアを手軽に楽しめることができます、芝生の丘やアスレチックの自由広場やバーベキューなど親子で楽しめるエリアが人気があります。(30代/男性/フリーター)
枚方市の有名スポットは、やはり「ひらかたパーク」通称「ひらぱー」です。昔からある遊園地ですが、夏はプール、冬はアイススケートリンクもあります。2015年現在になってもイベントがたくさんあり、歴代「ひらぱー兄さん」の宣伝でも有名です。(20代/女性/主婦)
枚方市といえば、通称「ひらパー」で親しまれているひらかたパークが有名です。大阪府内外から、毎年100万人以上の来場客で賑わいます。関西地域に住むなら行っておきたい人気のスポットです。(20代/女性/事務系)
枚方市で、家族で楽しめるスポットを探しているなら「ひらかた」パークがおすすめです。枚方公園駅からすぐにアクセス出来ますし、様々なアトラクションがあるので、子供から大人まで一緒に楽しめます。(40代/男性/自営業)
ひらかたパークは長い歴史を持つ昔ながらの遊園地として地元の人たちに愛されています。夜になると約100万もの電球を使用したイルミネーションが点灯されることでも知られています。(30代/男性/営業系)
山田池公園は無料で楽しめる自然公園であり、菖蒲やアヤメ、カキツバタなど季節に応じた美しい草花が植えられているだけでなく、芝生広場ではバーベキューなどのレジャーを楽しむ家族連れでいっぱいです。(30代/男性/事務系)
大阪府枚方市の有名スポットは、史跡や指定文化財が多く片埜神社、百済寺跡、牧野車塚古墳、江戸時代幕末期の楠葉台場等があります。枚方市には「枚方八景」と呼ばれる8カ所の景勝地があり、淀川の四季、国見山の展望、片埜神社にある牧野の桜等が選ばれており、地元の穴場スポット的な名所として親しまれています。(40代/女性/主婦)
「山田池公園」は、アウトドアを思いっきり楽しめるおすすめスポットです。バーベキュー、アスレチック、ワークショップなど家族で楽しめる施設も多いので、休日などを過ごすにも最適です。(40代/男性/飲食系)
大規模集客型のアトラクションテーマパークのような非日常感ではなく、老若男女がそれぞれの楽しみ方ができる庶民派遊園地の地元感が魅力らしいです。中には月明かりに照らされる淀川の川面が綺麗で穴場スポットだと答えた風流な男子学生もいましたが、やはり地元の人も他市の人も、枚方市と言えばひらパーのようですね。季節ごとのイベントや、お笑いタレントが来るイベントもあるそうなので、何度来ても楽しめるそうです。
学校が大学まで揃っていて、自然があり、歴史的建造物があり、ショッピングモールがあり、官公庁があり、工業団地も住宅街も公共施設も便利な路線も大型遊園地もある枚方市。学生と淀川沿いの工業だけの街というのではなく、なんでも近くで用が足せる一極集約型都市のようです。もし枚方にないものが欲しいのなら、電車で梅田へ行けば用が足りることでしょう。子育てがしやすい町という意見もあり、教育の需要が高まるにつれて人気が上がっていく条件が揃っています。年代に関係なく、安心しつつ心地よく過ごせる都市と言えるでしょう。