泉北郡忠岡町の住みやすさ
全国屈指の小さな町！住みやすさ調査から見る忠岡町の強みとは？
大阪府という都市部にありながら、街の面積が日本でも一、二を争うほど小さな町が忠岡町です。府の南西部に位置していて東西に長く、西を大阪湾に面している特徴的な形の町でもあります。北東は川を挟んだ向かい側に泉大津市と和泉市、南西は岸和田市に接しているので、地理的に見れば田舎という雰囲気ではありませんね。全国のブームに乗るように「ただお課長」というだんじりをモチーフにした元気いっぱいなゆるキャラも誕生しています。
人口は17500人程で7500を超える世帯が住んでいて、面積は4キロ平方メートル弱。この小さな面積の中で町としての機能を持たせるには、町全体の並々ならない努力が不可欠なんだろうと想像に難しくありません。コンパクトシティを実現している忠岡町の町の様子や住みやすさって気になりませんか？この忠岡町とはどのような雰囲気の町なのかを調査するため、住宅街などの街並みや交通のアクセス利便性など住むにあたってぜひ知っておきたい情報をメインに、町に詳しい人達にアンケート調査を行ってみました。
泉北郡忠岡町の街並み
小さくても印象的な街並みが広がっているようですね。
忠岡町は緑や海に囲まれた自然が豊富にある古ながらのレトロな街並みです。（40代／女性／契約・派遣社員）
海に面した街で、町境に大津川や横尾川が通っている、静かな街です。（20代／男性／学生）
面積が日本一小さい街ですが、その中に8つもの神社・仏閣が点在している街です。（40代／女性／パート・アルバイト）
日本で一番面積の小さい町になります。面積は小さいですが、町全体が住宅街になっており、住宅街の規模で言えば大きな街並みと言えます。縦長の地形も特徴的な町になります。(50代/男性/クリエイティブ系)
川もあり自然豊かななので暮らしやすいエリアです。のんびり快適に暮らすことができるエリアです。公園も多く犯罪も少ないところです。ご近所同士も仲良く暮らしています。(20代/女性/フリーター)
日本一面積の狭い街の忠岡町は、町はずれの高台に建つと、町内全域が見渡せるほどの小さな町です。大阪湾と2つの川に挟まれた地形の中に、閑静な住宅地が広がっています。(50代/男性/公務員)
大阪府忠岡町では、激しい祭りを象徴するように、町も活気が有り賑やかな所です。一般住宅も有り、静かなところも場所によっては有ります。だんじりの季節になると町全体が盛り上がります。(70代/男性/その他)
臨海地域は木材工場や製材場になっており、工場地帯としての街並みが見られます。内陸側は住宅街になっており、大きなビルやマンションが少ない分落ち着いた街並みが形成されています。(30代/女性/主婦)
忠岡町は、日本で1番面積の狭い町として有名です。人口密度も全国で4番目に多い町でもあります。忠岡町は、町の区域全体が市街地であり、主に住宅地が広がっています。そして、大阪湾を臨む沿岸地域は、工業地帯が形成されています。(30代/男性/その他)
閑静な住宅街が広がっている街並みですが、中には古民家が多く建ち並んでおり、住宅街の中に多くの木々が生い茂っているので静かで自然豊かな環境になっている特徴があります。(30代/女性/フリーター)
海に面した場所では工場などが建ち並び開発が行われていますが、自然が色濃く残る場所も数多くあることが見えてきます。町の規模に対して多い神社や仏閣の数が、面積が小さくても町の歴史や人の営みは脈々と続いているのだと感じさせてくれますね。暖かな港町、そんな印象のようです。
泉北郡忠岡町の交通アクセス
面積が小さい分、交通機関が少なくても不便さはそれほど感じられないようです。
交通アクセスにはJR阪和線、南海鉄道南海本線などがあります。（40代／女性／契約・派遣社員）
南海本線が走っており、大阪市内や和歌山県、関西国際空港からアクセスしやすくなっています。（10代／男性／学生）
町内には町内巡回バスが走っています。無料で乗ることができます。（20代／男性／契約・派遣社員）
鉄道は南海電気鉄道の南海本線が走っています。ＪＲ西日本も走っていますが停車する駅はありません。路線バスは民間のバス会社は走っておらず、町営の福祉バスが巡回しているだけになります。(50代/男性/クリエイティブ系)
鉄道はJR西日本と南海電気鉄道がとおっていますが、JRの駅は町内にはありません。バスは、一般路線バスは一本もはしっていませんが、無料で利用できる町内循環バスがはしっています。(20代/男性/学生)
南海電気鉄道南海本線を利用することができます。その他バスを利用することができるエリアです。大きな幹線道路もあるため交通アクセスが便利なエリアです。大阪市内への移動も便利です。(20代/女性/フリーター)
忠岡市へのアクセスは大阪駅から大阪市営地下鉄御堂筋線普通列車の天王寺行きに乗り、なんば駅で降ります。難波駅から南海本線の普通列車で関西空港行きに乗り、忠岡駅で降りると到着です。(30代/女性/飲食系)
忠岡町には南海本線とJRが走っていますが、町内には路線バスが走っておらず、町民の足は町営の福祉バスのみとなっているため、自家用車がない人には住みづらいかもしれません。(50代/男性/公務員)
大阪府忠岡町へは、JR南海電気鉄道でまたは阪和鉄道です。車では国道阪和線からです。ここはアクセスがよくどこへでもすぐに行ける便利な所です。ここを起点にして計画する人も多いでしょう。(70代/男性/その他)
利用できる交通機関は鉄道、路線バス、高速道路や一般道があります。鉄道利用では、南海電鉄の南海本線が利用でき、路線バスは町内巡回の福祉バスが利用できます。高速道路は阪神高速4号湾岸線が利用できる環境です。(30代/女性/主婦)
大阪府忠岡町には、南海電鉄・南海本線の忠岡駅があります。忠岡駅からは、大阪市内中心部まで約30分程度で到着するなど、大阪都心部の通勤圏に位置していると言えます。(30代/男性/その他)
鉄道を利用する場合は、南海本線の忠岡駅で降ります。難波には約30分ぐらいで着きます。関西空港も約30分くらいです。道路は国道26号線が通っています。町内を巡回する町営のバスが走っています。(40代/女性/主婦)
忠岡町には南海本線やJR西日本阪和線が通っています。新大阪や関西空港、大阪空港に出るのにも便利です。また、阪神高速湾岸線などの幹線道路も充実していて、大阪市内へのアクセスも良いです。(40代/女性/主婦)
大阪府泉北郡忠岡町には、南海本線と阪和線が通っていますが、町内で利用できるのは南海本線の忠岡駅のみです。1日の平均乗降人員が約9,500人の忠岡駅から、岸和田駅までは3駅です。(40代/男性/自営業)
大阪府泉北郡忠岡町には南海本線忠岡駅しかありませんが、町内を巡回する町営福祉バスが走っています。福祉バスなので高齢者などが優先されますが、空いていれば無料で一般の方も乗車できます。(40代/男性/自営業)
南海電鉄忠岡駅がターミナル駅です。民間の路線バスは走っていませんが、町営バスがあり交通アクセスはとても便利です。阪神高速も走っており、車でのアクセスも便利です。(30代/男性/医療系)
忠岡町には、大阪市内からJR環状線で新今宮駅まで17分、新今宮駅から南海本線に乗り換えて忠岡駅まで24分で、難波駅からは南海本線で26分です。和歌山市内からは南海本線で忠岡駅まで50分です。(70代/男性/その他)
大きな国道や電車も通っているので、他の都市へのアクセスは比較的便利なようです。町の規模が大きくなり財源不足などの理由から隅々まで手が届かなくなる市町村も少なくない中で、この点は有利と言えるのではないでしょうか？関西国際空港へも簡単にアクセスできるのは大きな利点でしょう。
泉北郡忠岡町の有名スポット
美術館からお祭りまで四季を通して楽しめる見所があるみたいですよ。
正木孝之が収集した水墨画や東洋の骨董品などが展示されている正木美術館があります。（10代／男性／学生）
楠木正成の菩提を弔う永福寺があり、樹齢1400年とも言われている御神木があります。（10代／女性／学生）
毎年10月に忠岡だんじり祭が行われ、4台のだんじりでにぎわいます。（10代／女性／学生）
正木美術館は忠岡町の代表的な観光スポットです。創設者で素封家の正木孝之氏が収集した水墨画を中心としたアジアの美術品が展示されています。国宝3点、重要文化財を12点含む収蔵数は約1200点。250点もの絵画のほとんどが鎌倉、室町時代の水墨画です。永福寺も観光スポットの1つです。浄土真宗本願寺派の寺院。境内は「大阪みどりの百選」にも指定されており、大阪府の天然記念物ビャクシンの大きな木があります。(40代/女性/医療系)
伝統を後世に残している菅原神社や木々が生い茂った境内の中にある忠岡神社など多くの神社があります。特に忠岡神社にはみいさんと呼ばれる御神木があり、パワースポットとしても知られています。(30代/女性/フリーター)
緑がたわわに生い茂る忠岡神社は、心が洗われるような閑静な雰囲気を漂わせ、地域住民の癒しの場、パワースポットとして親しまれています。境内には、高浜虚子・年尾・汀子の三代句碑が建立されており、俳句ファンのホットスポットとなっています。(30代/女性/主婦)
有名なスポットとして「菅原神社」があります。こちらの神社では逆立ちをした狛犬や二本足で立ち上がっている狛犬があり、他の神社では少し怖さを感じさせる狛犬が、こちらの狛犬はどこか愛嬌を感じさせます。(30代/男性/その他)
忠岡中1丁目の忠岡神社境内には、高浜虚子と高浜年尾、稲畑汀子の「三代句碑」があります。ホトトギスの同人であった故・小島梅雨氏によって建立されたもので、親子三代句碑としては、忠岡町のほか兵庫県芦屋市と福岡県筑紫野市しか見られない貴重な句碑です。(70代/男性/その他)
忠岡町にゆかりの深い正木孝之が創設した美術館や、鎌倉時代末期に活躍した楠木正成を弔うお寺など、歴史情緒を感じさせるスポットが見所になっているようです。また、港も空港と合わせて綺麗に映えるとのこと。お祭り好きな大阪だけに、だんじりも行われていて盛り上がりを見せている様子がうかがえます。
地形を生かし、利便性を整える。コンパクトシティの強みとは？
町の住みやすさは面積の大きさや人口の多さに比例しないと言うことが見て取れるアンケートとなりました。小さいながらも特徴的な地形を生かして工場や商業地区などを有することで、他の都市に負けない繁栄があることがわかります。また、町内だけで補えない部分はアクセス性を増すことで、他の都市で賄うという忠岡町の強みもうかがい知ることができました。小さな町が上手に生き残る方法。実際に住んでみて体感するのも面白いかもしれませんね。
近隣の街の住みやすさ
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