宍粟市は、兵庫県の中西部に位置し、兵庫県内では2番目に面積の大きい市です。2005年に宍粟郡の山崎町、一宮町、波賀町、千種町の4つの町が合併して生まれました。市内の大部分は山林で、兵庫県の最高峰である氷ノ山や、三室山、後山といった標高の高い山々が連なっており、宍粟市自体が氷ノ山後山那岐山国定公園、音水ちくさ県立自然公園に属しています。河川では一級河川の揖保川と日本の名水百選である千種川が有名で、ほかにも多くの渓谷や滝があり、豊かな自然に恵まれた土地です。
景勝地も多く、日本の滝百選の原不動滝、播磨国一の宮伊和神社、波賀城史蹟公園などが観光スポットとなっているほか、温泉やりんご園、冬期はスキー場にも人々が集まり賑わいを見せます。京阪神と中国地方を結んでいる中国自動車道と、山陽と山陰を結んでいる国道29号が市内で交差しており、西播磨内陸の交通の要衝となっています。
豊かで美しい山林の中に、古くからの歴史が感じられる寺社や遺跡の残る宍粟市。実際の住みやすさはどうなのか、アンケート調査によって口コミを集めてみました。
アンケートの結果、宍粟市内には鉄道が通っていないため、バスや車での移動が便利なことがわかりました。国道や中国自動車道が便利で、アクセスは悪くありません。
・宍粟市へのアクセスは、自動車があると便利です。宍粟市山崎町には、中国自動車道のインターチェンジがあります。また、市内には国道29号線が通っており、交通量は多くないので、目的地までスムーズに移動できます。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・高速道路なら中国自動車道の山崎インターチェンジで降りると、宍粟市にアクセスできます。鉄道ならJRか山陽鉄道の姫路駅、もしくはJRの播磨新宮駅からバスを使うと便利です。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・神姫バスやウエスト神姫バスが運行しており、宍粟市の山崎インターから大阪駅までは高速バスで約2時間です。(30代/女性/専業主婦・主夫)
宍粟市へのアクセス方法は、車か高速・路線バスが便利です。お車では中国自動車道山崎IC下車、高速バスではハイウェイバス大阪−津山線(山崎IC下車)か神姫バス運行の神戸三ノ宮−山崎(宍粟市)線の利用、路線バスではJR姫路駅より神姫バスの宍粟市方面(数系統あります)の利用などが挙げられます。行かれる目的にもよりますが、4町が合併した広大な宍粟市です。お車の利用がおすすめです。(40代/男性/技術系)
兵庫県宍粟市は車での移動が最適な地域ですが、市内に中国自動車道の山崎ICがある為、近畿地方や中国地方の瀬戸内海側の地域からのアクセスが便利です。山崎ICには、大阪駅や津山駅から出る高速バスの山崎BSもあります。神戸市からは三宮駅から、山崎バスターミナル行の高速バスが出ています。(50代/女性/主婦)
宍粟市中心部の山崎バスターミナルからは、市内路線バスをはじめ、三ノ宮行き高速バス・播磨新宮駅行きのバスが運行されています。また、ターミナルから徒歩10分の、中国自動車道山崎バスストップからは、津山や大阪・京都方面への高速バスが利用可能です。(30代/男性/営業系)
宍粟市の中心部近くには中国自動車道の山崎インターチェンジがあり、車でのアクセスに便利です。神戸市の中心部からは約100キロメートル、大阪市の中心部からは約140キロメートルの道のりです。(50代/男性/その他)
宍粟市内には鉄道路線はないので、一般路線バスが唯一の公共交通手段です。神姫バスやウエスト神姫に加え、各種高速バスが運行しています。道路は高速道の中国自動車道が走っています。(50代/男性/技術系)
兵庫県宍粟市を走る一般路線バスは、神姫バスとウエスト神姫です。そして、高速バスを走る西日本JRバスも利用できます。国道は29号と429号が主要の道路になっています。(30代/女性/主婦)
兵庫県宍粟市には国見の森公園内にミニモノレールがあります。一般路線バスとしては神姫バスとウエスト神姫が運行しています。高速バスは西日本ジェイアールバス・神姫バスの津山エクスプレス京都号や中国ハイウェイバス、神姫バス・日ノ丸自動車のプリンセスバード号が存在します。(30代/男性/技術系)
宍粟市では、日常的な移動は車やバスがメインとなっています。新幹線も乗り入れている姫路駅までバスで1時間で着くので、時々の遠出にも特に不便さはないでしょう。車があれば国道29号や429号、中国自動車道を利用して自由に移動ができます。交通量がそれほど多くないので、どこに行くのもスムーズなようです。
アンケートの結果、宍粟市の主な有名スポットには、伊和神社をはじめとする歴史的建造物、原不動の滝など自然豊かなスポット、そしてスキー場があることがわかります。
・宍粟市では、播磨三大社にも選ばれている伊和神社が有名です。元旦には伊和神社に初詣で訪れる人が多く、さまざまな露店が出店されています。また、不動の滝や福地渓谷など、自然に関係する有名スポットも宍粟市内にはあります。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・せせらぎ公園、大歳神社の千年藤、原不動滝など自然豊かな観光スポットが多い街です(10代/女性/パート・アルバイト)
・宍粟市には、二つのスキー場があり、ナイタースキーも楽しめる「ちくさ高原スキー場」、ファミリーから上級者まで満足できる「ばんしゅう戸倉スノーパーク」があります。(40代/男性/会社員)
宍粟市にある八幡神社は、807年に鎮座したと言われている歴史ある神社です。県の指定文化財であるご神木が境内にあります。このご神木はモッコクと言われる木で、樹齢は700年程にもなります。(20代/女性/フリーター)
宍粟市の山崎町にある伊沢の里は、バーベキューと温泉が楽しめるスポットです。手ぶらでバーベキューができるプランも用意されているので、誰でも美しい景色を見ながら気軽にバーベキューが楽しめます。(20代/男性/フリーター)
宍粟市には自然の恵みを活かした、数多くの有名スポットがあります。約1000本もの菖蒲が咲くことで知られる、回遊式遊園「播州山崎花菖蒲園」はその代表的スポットです。また県指定天然記念物の千年藤で有名な「山崎大歳神社」や、日本の滝100選に指定された「原不動滝」など、見どころが沢山あります。(30代/女性/飲食系)
宍粟市にある大歳神社は、千年藤が有名な人気スポットです。西暦960年頃に植えられたとされるノダフジは、千年藤と呼ばれ兵庫県の天然記念物にも指定されています。開花時期になると、多くの観光客が訪れます。(30代/男性/IT系)
カヌーの最終選考回なども行われている、宍粟市の音水湖。引原ダムの人工湖で、緑に囲まれた湖畔では散策やカヌーが楽しめます。秋になると美しい紅葉が見れられるなど、四季折々の景色が楽しめます。(30代/女性/IT系)
兵庫県宍粟市の波賀不動滝公園はキャンプ場や宿泊施設があり、夏になるとアウトドア客で賑わう公園です。この公園の奥には日本の滝100選に選ばれている原不動滝があり、落差88メートルの滝野落水が楽しめます。この公園の楓香荘は宿泊だけでなく、波賀温泉の日帰り銭湯も楽しめます。(50代/女性/主婦)
宍粟市は自然を満喫できるスポットが沢山あります。千年藤と呼ばれる大歳神社の藤は1m以上にもなる花房が垂れ下がり、平成13年には環境省のかおり100選に選ばれています。(30代/女性/主婦)
東山温泉メイプルプラザは、宍粟市にある温泉です。高濃度の天然ラドン温泉で、露天風呂が楽しめるエリアもあります。打たせ湯や泡風呂、ミニサウナなど色々なお風呂を備えています。(40代/男性/その他)
兵庫県宍粟市には、原不動滝という有名スポットがあります。清流が落差88mの岩肌を滑り落ちる姿はとても美しいと評判です。また、男滝に女滝が寄りそうように一つの滝壺に流れ落ちることから「恋愛成就の滝」として名所となっています。(40代/女性/公務員)
親子でも楽しめるスポットが、宍粟市にあるせせらぎ公園です。景勝地として知られる十二波に隣接している公園で、春は桜も楽しめるスポットです。自然も多く、広大な敷地の中でゆったりと色々なアクティビティが楽しめます。(40代/男性/IT系)
原不動滝は、宍粟市でも有名なスポットです。日本の滝百選にも選ばえれている滝で、観光客にも人気があり多くの人が訪れます。原生林に囲まれているので、季節によって様々な風景が楽しめます。(40代/男性/会社経営)
宍粟市にある大歳神社は、全国的に人気の有名スポットです。こちらの西暦960年に植えられた「千年藤」は、兵庫県の天然記念物に指定されているからです。毎年春の開花時期には約1m以上も花房が垂れ下がり、とても美しいです。(30代/女性/公務員)
自然に恵まれた宍粟市の有名スポットとしては、揖保川の名勝地"十二波"に近いせせらぎ公園のほか、兵庫県立「国見の森公園」もオススメです。ミニモノレールや展望台、野外広場などもあり、様々な体験プログラムも行われ、親子で楽しめます。(40代/女性/自営業)
宍粟市には「せせらぎ公園」があり、揖保川の景勝地“十二波”に隣接しています。そして春には桜がキレイに咲きます。桜の花を見ながら河のせせらぎを聞く事がきるのが人気の理由です。(40代/男性/公務員)
三室渓谷フィッシングセンターは、宍粟市にある釣りが楽しめるスポットです。人工的な室内ではなく、自然の中で存分に釣りが楽しめるという事で、釣り好きの人だけでなく初心者の人にも人気があります。(60代/男性/飲食系)
宍粟市には「原不動滝」があり、原生林に囲まれた清流が3段状になっている事が特徴の滝となっています。滝壺に流れ落ちる美しい水の姿は「幸福の滝」や「恋愛成就の滝」とも呼ばれています。(20代/女性/自営業)
歴史的なスポットでは、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケ地となった赤西渓谷や、山崎城や波賀城史跡公園なども有名どころとなっています。自然豊かなスポットでは散策を楽しめるほか、せせらぎ公園では花見や川遊びも楽しめるようです。冬期はスキーが楽しめるのが魅力で、ファミリーでも上級者でも楽しめるゲレンデがあります。
アンケートの結果、宍粟市の街並みは、豊かな自然に囲まれた昔ながらの住宅地と歴史的建造物が調和した、独特の景観であることがわかります。
・宍粟市山崎町では、チェーン店が広く展開し、近代的な街並みが一部で広がっています。しかし、宍粟市中心部を出ると閑静な街並みが続き、昔ながらの集落が数多く残っています。また、農家が多いこともあり、沢山の農業用倉庫があります。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・城下町でもあるので伝統ある古い日本家屋が多いです。冬には雪が積もるので雪景色が壮観です。自然だけでなく、イオンがあるので買い物や休日に遊ぶ場所に困らないです。(20代/女性/パート・アルバイト)
・山を中心に自然環境に恵まれた町並みで、田舎暮らしを満喫することができます。(30代/男性/会社員)
宍粟市のあるエリアは、古くより山陽と山陰それぞれの地方を結ぶ、因幡街道の拠点として発展しました。さらに江戸時代になると山崎藩の城下町として栄え、今でも街並みには当時の風情が残ります。その一方で、イオンなどの大型ショッピングセンターが進出し、播磨北西エリアの中心市街地として機能します。(30代/女性/飲食系)
宍粟市は大変広く、中心部の山崎町や国道29号線沿線は賑わいのある地域、一方で一宮町・波賀町・千種町は農業や林業中心ののどかな農村部、といった雰囲気です。また、新しい家屋や施設よりも、昔からの古い家屋が目立ち、全体的にはのんびりとした町並みといった感じです。(40代/男性/技術系)
宍粟市は大半が山林地帯で、市街地は南部の揖保川の西側のエリアです。中心地は山崎町の国道29号線沿いで、この道路沿いに市役所や警察等の公共施設、ホテルサフラン等の宿泊施設、雑居ビル、マンション等が点在しています。国道29号線から脇道に入ると住宅街で、長屋の様に複数の住宅が繋がっている所もあります。(50代/女性/主婦)
宍粟市は山崎町・一宮町・波賀町・千種町が合併することで誕生しました。山崎町は江戸時代に城下町として発展し、その街並みが現在も残っています。一宮町は縄文時代から平安時代にかけての大規模な遺跡が発見されています。(30代/女性/主婦)
宍粟市には、ひっそりとした佇まいが印象的な寺社仏閣がたくさんあります。そのため、街を歩いていると古き時代にタイムスリップしているかのような懐かしい雰囲気に浸れます。(40代/女性/公務員)
宍粟市には、古い町家や神社、寺院など昔の古い時代の面影を残す街並みが残っているのが特徴的です。市内には駅などが全くなく、昭和時代にタイムスリップしたような雰囲気です。(30代/女性/公務員)
宍粟市の街並みは造り酒屋が連なり、八幡神社を代表に当時の古き良き建物が残っています。木造の古い街並みを再利用したカフェなどの新しい取り組みも注目されてきています。また広大な田園風景も日本の美しい風景を残す宍粟市には欠かせません。緑の中で過ごす時間は格別です。(20代/女性/医療系)
宍粟市には一級河川の揖保川が流れており、川の周辺には民家や四季折々の景色が楽しめる山林地帯が広がっています。最上山公園からは、宍粟市の中心部を見下ろすことができます。(30代/女性/主婦)
美しく豊かな山林と川の中、鉄道も走っていないのどかでゆったりとした時を刻む景観の中に、悠久の歴史の中を人々が生きてきた証として古くからの建造物が同居している街並みがあるようです。
しかしながら、中国自動車道のインターチェンジがある山崎町にはショッピングセンターなどもあり、現代的な街並みも見られます。自然豊かな地方でありながら、日々の買い物も便利です。
宍粟市には電車は通っていませんが、車があれば特に生活に不便を感じることはないでしょう。逆に電車がないからこそ、この自然や歴史に向き合ったときの味わいがひと際深まるのかもしれません。
ゆっくりと田舎の住宅街での日常を楽しめますが、必要なものを買いにいったり遊びにいったりにも不便はありません。豊かな自然を楽しみ、歴史に触れ、温泉やスキーでアクティブに遊び、現代的な楽しみもあると、健康に快活に暮らしたい人にはバランスがよく、住みやすい場所だといえるでしょう。