福岡県田川郡大任町は、福岡県の北東部に位置する小さな町です。内陸部の筑豊地方に属し、かつては北九州市から大分・熊本県へアクセスする際の通過地点でした。町内に鉄道は通っていませんが、「平成筑豊田川線」「JR日田彦山線」などが町の周囲を走っています。近隣の駅からコミュニティバスを利用すれば、大任町にアクセスすることが可能です。大任町は花の町としても広く知られています。町内を縦に走る「日本一のさくら街道」沿いには、全長約6.4kmにわたる桜と、1,000本以上のもみじが植えられています。桜シーズンには一面の桜並木を、紅葉シーズンには美しく彩られた木々を楽しむことができるでしょう。また、町の中心部には彦山川も流れ、街並みにはのどかで美しい雰囲気が感じられます。そんな大任町に住みたいと考えている人にとって、気になるのが住みやすさですよね。そこで、実際の住民の声であるアンケートをもとに、大任町についてまとめてみました。
アンケートでは、交通手段として車を利用する人が多い結果となりました。さらに、鉄道とバスを組み合わせて使う人も多くいることがわかりました。
・大任町には国道や県道が町の中央部を走り、道路網が充実しています。九州自動車道の小倉南ICや東九州自動車道の行橋ICなど高速のICにも近いです。(30代/女性/医師)
・町内には鉄道路線がありませんが、大任町を東西から囲むような形でJR日田彦山線と平成筑豊鉄道田川線が走っており、漆田駅や田川伊田駅から車やコミュニティバスを利用すればすぐに大任町にアクセス出来ます。(40代/男性/会社員)
・大任町にはコミュニティバスがあるので、無料で街の中を巡回することができます。(30代/男性/会社員)
町内には鉄道は走っていません。田川市の田川伊田駅と添田町の添田駅の間を、町内の集落や町役場、レインボーホールなどを結ぶコミュニティーバスが走っています。利用者は誰でも全区間が無料です。(30代/女性/主婦)
大任町にはかつては国鉄が走っていましたが、現在は廃線となってしまったため鉄道は走っていません。町内はコミュニティバスが巡回しており、隣接する田川市との間を結んでいます。(20代/男性/医療系)
誰でも利用できる全区間無料のコミュニティバスが運行されています。レインボーホールなどの施設や町役場、町内各集落を結び、町の最寄り駅である「田川伊田駅」「添田駅」へも繋がっています。(30代/女性/主婦)
大任町の中には鉄道の乗り入れがありませんが、少し東に平成築豊田川線の赤駅があります。この鉄道に乗って3つ目の駅の上伊田駅からはJR線も利用可能です。車では国道322号線を利用できます。(20代/女性/主婦)
鉄道路線は町域内には通っていませんが、周囲を取り囲むように平成筑豊鉄道の田川線や九州旅客鉄道の日田彦山線が通っていて、駅も近い位置に複数駅あります。また、町内の各集落と町役場などの施設や、最寄り駅である田川伊田駅と添田駅との間を結ぶコミュニティバスが運行されており、誰でも無料で乗車できます。(20代/男性/その他)
町内に鉄道の駅はありません。最寄りのインターチェンジは、九州自動車道の小倉南、あるいは八幡です。東九州自動車道を利用する場合は、行橋インターチェンジが便利です。(50代/女性/主婦)
大任町には鉄道路線や空港はありません。コミュニティバスが走っていて、田川市のJR平成筑豊鉄道の田川伊田駅と、田川郡のJR日田彦山線の添田駅まで行くことができます。車社会の地域といえます。(30代/女性/美容系)
大任市はコミュニティバスが運行されており、全区間無料で誰でも利用する事が出来ます。主に役場や駅などを停留所としているので、ちょっとした移動に便利です。伊田駅発着の路線は毎日運航しています。(30代/女性/IT系)
北九州市の中心地から北九州都市高速を経由して九州自動車道小倉南ICから田川方面へ向かえば1時間以内で大任町に到着します。JR利用ならば小倉駅から日田彦山線等を使って1時間足らずで田川伊田駅です。ここから大任町までは無料の「大任町コミュニティバス」が運行されています。(50代/男性/事務系)
大東町ではコミュニティバスが運行されており、田川市にある田川伊田駅に向かうものと、添田町にある添田駅に向かうものがあります。町内に駅はありませんが、これらのバスを使うことで鉄道を利用できます。(30代/男性/その他)
町内に鉄道路線は通っていません。しかしコミュニティバスが運行されており、町外にある田川伊田駅や添田駅との間を結んでいるので、町内へのアクセスはそれほど不便というわけではありません。(50代/女性/主婦)
大任町は福岡県の北東部に位置する町で、田川郡に属します。町内に鉄道駅はありませんが、隣接する田川市の田川伊田駅と町の中心部を結ぶコミュニティバスが毎日運行しています。(50代/男性/自営業)
福岡県の中央部に位置する田川郡大任町に鉄道路線は通っていませんが、大任役場口バス停留所からは3路線(日田彦山線・伊田線・田川線)が乗り入れている田川伊田駅などを経由するコミュニティバス(花としじみの里)が運行しています。(40代/男性/自営業)
大任町は炭坑節発祥の地である田川市など5つの自治体に隣接、大任町には北九州市と久留米市を結ぶ国道322号が通り、大任町から救急病院のある田川市へ行く際は県道52号、行橋市へ行く際は県道34号が便利です。(40代/男性/自営業)
町内の公共交通機関ですが、町が運営しているコミュニティバスがあります。利用料金は無料なので気軽に利用する事ができ、近くにあるターミナル駅の田川伊田駅まで行く事が出来ます。(20代/女性/主婦)
町には国道322号バイパスが通っており、車でのアクセスがとても便利です。また全区間無料で利用が出来るコミュニティバスの運行もされており、誰でも利用する事が出来ます。(30代/女性/主婦)
町内にはコミュニティバスが運行されており、伊田駅や添田駅、町役場などへ行く事ができるようになっています。全区間無料で、誰でも利用する事ができます。また道路では国道322号線や県道34号行橋添田線などが町内を通っています。(40代/男性/フリーター)
現在は町内に駅はありません。代わりに誰でも全区間無料で利用できる町内を走るコミュニティバスが毎日運行しています。添田駅や伊田駅から町内の大行事や今任原をつなぐバスが運行されています。最寄りの駅では田川伊田駅や勾金駅、添田駅、赤駅などがあります。(10代/男性/学生)
道路網は充実しており、車での移動はスムーズに行えることがわかります。また、市内には鉄道駅はないものの、近隣の駅から無料のコミュニティバスが走っているので、アクセスには不便はないという声が多数聞かれました。
大任町の有名スポットとして、道の駅「おおとう桜街道」を挙げる人が多い結果となりました。
・温泉施設も併設されている「道の駅おおとう桜街道」や、島根県の出雲大社の分神「出雲神社」などが有名です。(20代/女性/専業主婦・主夫)
・道の駅「おおとう桜街道」には、1億円のトイレや露天風呂、ゴーカートなど様々な施設があり、県内外から訪れる人が多いです。(40代/男性/会社員)
・道の駅「おおとう桜街道」に隣接する公園で、四季折々の花を鑑賞できます。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスなどが咲き誇ります。(60代/男性/無職)
道の駅に隣接する「おおとう桜街道花公園」には、レインボー展望台があり、花公園の景色を360度見渡せます。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスと四季折々の花を楽しめます。(60代/男性/その他)
大任町には建徳寺古墳という円墳があり、6世紀後半に築造されたと考えられています。周辺は建徳寺古墳公園として整備されており、耳飾りや鉄鏃といった出土品のレプリカを見られます。(30代/男性/その他)
福岡県田川郡大任町の有名スポットは、レジャーが楽しめる施設として、自然の森キャンプ場が家族連れに人気があります。このキャンプ場には冷暖房完備のログハウスがある他、シャワー棟もあり、綺麗好きな人にピッタリな施設です。(40代/女性/主婦)
大任町には「道の駅おおとう桜街道さくら館」という天然温泉があります。大浴場や景色のいい露天風に入浴できる他、薬石浴という鉱石を利用した健康促進施設もあり、色々な楽しみ方ができる天然温泉です。(30代/男性/販売系)
建徳寺古墳は、6世紀後半につくられた円墳です。横穴式石室からは鉄刀・馬具・耳飾りなどが出土し、レプリカ品を使って復元された石室内部をガラス越しに見学できるように整備されています。(60代/男性/その他)
有名スポットには自然の森キャンプ場があります。自然に囲まれたキャンプ場では冷暖房完備のログハウスがあり大人数でも収容が可能でグラウンドや野球場も隣接しているため合宿所としても利用できます。(40代/女性/主婦)
大任町には島根にある出雲大社の分社である出雲神社が鎮座しており、毎年お正月には初詣客が多く訪れます。その隣にある松永竜神は、商売繁盛や家内安全のご利益があると言われています。(30代/男性/その他)
町には大任中央公園があり、そこでは子供が大きなローラー滑り台を楽しむ事が出来ます。また滝や散歩道など憩いの場として楽しめる場所になっているので、休日には沢山の人が訪れます。(30代/女性/主婦)
この「おおとう桜街道」は、単なる道の駅ではなく、幅広い世代でさまざまな楽しみ方ができる複合施設といえますね。花の町らしく、町内では季節によっていろいろな花が咲き、見る人を和ませてくれそうな雰囲気が伝わってきます。
アンケートから見えてきたのは、「自然と共存する」大任町の姿でした。
・町内を走る大任中央線沿いには桜やもみじの木が植えられており、さくら街道と呼ばれています。(40代/男性/医師)
・自然豊かな盆地です。町の中央には、しじみの生息地として知られる彦山川が流れています。(50代/女性/自由業・フリーランス)
・町の中心部を彦山川が流れ、町の多くは田川盆地に属し、筑豊の雄大な山並みを臨む事が出来る自然に恵まれた街並みです。(40代/男性/会社員)
この町の東部は丘陵地帯となっていて、豊かな森が広がっています。彦山川沿いに平野部が広がり小さな集落がいくつかありますが、田畑が多く穏やかな雰囲気に包まれています。(20代/女性/主婦)
田川郡大任町の住宅地は、主に町域の西側に広がり、東側は山林地帯です。住宅地も田園地帯と共存し、民家が数十件以上建ち並ぶ所と、田んぼが広がる中に民家が1軒ずつ点在する所もあります。中心地の町役場の周辺も役場の裏側に小高い山があり、これらの山は自然林が多く、四季の移り変わりを感じる地域です。(40代/女性/主婦)
東側は丘陵地になっていて、町のほぼ中心部を彦山川というやや大きめな川が縦断しています。その他のほとんどの土地が田園で、その中に数件から十数件の民家からなる小規模の居住地区が点在しています。香春町付近(北端部)には、町内ではやや大きめな居住地区がありますが、それでも、一辺が300m程度の規模です。全体的に自然の多い街並みといえます。(20代/男性/その他)
町の中心を彦山川が南北に流れている盆地で、春には桜や菜の花、秋にはコスモスなど、季節によってそれぞれの花が見ごたえのある景色となります。町の周りは丘陵地で、自然豊かです。(40代/女性/事務系)
町内を縦貫する町道大任中央線では、全長6.4kmにわたり桜ともみじの木が植えられており、さくら街道と呼ばれています。また、ボランティアの方による花いっぱい運動を展開しており、多くのな花達が咲いています。(50代/女性/主婦)
町には古墳時代の遺跡群が残り、歴史をところどころに感じられる町並みです。町の今任原地区にある建徳寺古墳公園は、6世紀後半につくられたといわれる古墳の周囲を整備した公園で、町に住む人たちの憩いのスポットになっています。(30代/女性/自営業)
大任町のキャッチフレーズは「花としじみの郷」で、イメージキャラクターは「しじみの大ちゃん、花ちゃん」です。大任町の町並みは花に彩られ、道の駅おおとう桜街道の隣りにある公園のレインボー展望台からは季節の花々を楽しむことが出来ます。(40代/男性/自営業)
街並みは住宅街が多く、役場周辺には学校や野球場などが集中しています。田川町方面にはスーパー大栄と呼ばれる大きなスーパーがあり、病院や老人ホームなどが沢山あります。(30代/女性/主婦)
大任町は中心部を南北に彦山川が流れています。川沿いのおおとう桜街道では春は桜、夏はひまわり、秋はコスモスといった季節の花々が町の彩を鮮やかにしています。彦山川を中心に東西には閑静な住宅街が広がっています。(20代/男性/自営業)
アンケート結果からも、大任町の豊かな自然を誇りに思っている人が多いことがわかります。特に、彦山川や桜・モミジなどの木々が作り出す美しい景観が、大任町ののどかな街並みとうまく調和している様子がうかがえます。
福岡県田川郡大任町の住みやすさを、3つのポイントに絞って紹介してきました。大任町は規模が大きな町ではありませんが、自然が多くのどかで落ち着いた雰囲気が魅力ということがわかりますね。四季折々でたくさんの花にも触れることができるでしょう。「自然に囲まれた住宅街に住んでみたい」という人には大任町はおすすめの町です。