専属専任媒介(せんぞくせんにんばいかい)
専属専任媒介とは
専属専任媒介(せんぞくせんにんばいかい)は、賃貸の取引態様の一種です。取引態様は大きく分けて「売主」「代理」「仲介(媒介)」の3種類です。「仲介」は賃貸取引において最もメジャーな態様です。この「仲介」はさらに「一般媒介」「専属専任媒介」「専任媒介」の3種類に分けることができます。専属専任媒介は、貸主が不動産会社1社に入居者募集を依頼する取引態様です。
専属専任媒介にまつわるトリビア
仲介（専属専任媒介）は、貸主と借主の間を不動産会社が取り持つ形で賃貸取引を進める方式です。これに対して代理は、不動産会社が貸主の代わりに一切の事柄を行います。貸主はいわば土地の所有者という立場なので、取引に介入することはありません。売主は、貸主と借主が直接契約を行う方式です。不動産会社は一切関わらないので、仲介手数料が発生しません。築年数の古い長屋などでこの取引はよくみられます。
専属専任媒介と引っ越しのカンケイ
仲介は貸主と不動産会社の関係性によってさらに3種類に分かれます。貸主が複数の不動産会社に仲介を依頼する方法が一般媒介、貸主が不動産会社1社に媒介を依頼し、並行して自力で入居者を探すのが専任媒介、入居者募集の一切を不動産会社1社に託すのが専属専任媒介です。内容に関しては貸主と不動産会社間の関係になりますので、この違いによって借主に大きな影響を与えることはあまりありません。
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