ひとり暮らしの住まいはどこもスペースが限られており、収納に悩む場所も多いもの。とりわけ玄関にあふれかえる靴は、頭を抱える人も少なくないのでは?
サイズが大きいと一足の存在感もデカい
来客があるとこんなことに
来客数が増えると、もはや芸術の域に
家の顔ともいわれる場所だからこそ常にキレイにしておきたいけれど、すべての靴を収納できるほどのゲタ箱を置くことができずに悩んでいるアナタ。ちょっぴり視点を変えて、オシャレで機能的なゲタ箱を手づくりしてみませんか? 初心者さんでも安心の、ドライバーひとつでつくれるかんたんDIYです。
着目すべきは、壁!
まずはホームセンターへgo!
今回のDIYは、壁面を利用した“魅せるゲタ箱”。小スペースで収まるから玄関を最大限に使えるうえ、まるでショップのように靴をかっこよく飾れることでおしゃれ感もアップ。「俺の手づくり」と一言添えれば、意中のアノ子を部屋に誘う口実にも使えるかもしれません…?
準備はこれだけ
準備するもの
- すのこ … 2枚
- 棚板(30cm× cm×1.6cm) … 10枚
- 収縮ポール(天井まで届く長さ) … 2本
- L字金具 … 20個
- ドリルねじ … 80本
- 滑り止めマット小 … 3枚
- 両面テープ … 1個
- 結束バンド(250㎜) … 12本
棚板はホームセンターでカットしてもらうとサイズが一定になり、手間も省けるのでおすすめです。
“魅せるゲタ箱”の作りかた
準備が整ったら、さっそくDIYスタートです!
手順1:棚板の配置を決める
L字金具の取り付け位置がポイント
まずは靴をのせる棚板を設置する場所を決めます。この配置でデザイン性が大きく変わるので、採寸は慎重に。今回は「く」の字になるように、棚板を配置します。
靴の高さを考慮して、すのこの横板2枚おきに1段ずつ設置。棚板同士の間は5㎝、センターに配置する段はサイド10㎝ずつ空けました。
手順2:L字金具を取り付ける
裏につければ見た目がスマート
棚板の設置ヵ所が決まったら、すのこの裏側からL字金具を取り付けていきます。
すべて取り付けるとこんな感じ
手順3:棚板を取り付ける
ズレないように、しっかり抑えてね
歪まないように気をつけながら、棚板を取り付けていきます。上から取り付けていくと、ほかの棚板が邪魔にならずやりやすいですよ。
手順4:滑り止めマットを加工
両面テープの幅に合わせてカット
滑り止めマットに両面テープを貼り、ほどよいサイズにはさみでカットします。これを12個用意します。
手順5:収縮ポールにすのこを取り付ける
両サイド上中下の3か所ずつ留めると安心
設置したい高さに合わせて、収縮ポールに下段のすのこを取り付けます。このとき、すのこの横板の隙間に合わせて、手順4でつくった滑り止めシートを収縮ポールに巻き付けます。その上から、すのこの支柱と一緒に結束バンドで仮留めします。
手順6:玄関に設置する
壁にぴったりくっつけるのが安定させるコツ
収縮ポールを天井の高さに合わせて固定し、設置します。角や壁面に寄せると、強度が高くなります。
収縮ポールをしっかり固定したら、手順5で仮止めしていた結束バンドを力いっぱい絞めて下段を固定します。
水平器で測るとまっすぐに設置できます
手順7:上段を取り付ける
留めかたは下段と同じ。力いっぱい締めよう
手順5と同様に収縮ポールへ滑り止めマットを貼り付け、結束バンドで上段を固定すれば“魅せるゲタ箱”の完成です!
じゃじゃーん! 完成!!
アイデア次第でおしゃれ度アップ
壁面を利用するため場所をとらず、すのこや棚板の数を増やせば収納できる靴の数も増やせる“魅せるゲタ箱”。空いているスペースにフックをつけて帽子や傘をかけるなど、アイデア次第で機能性も高められます。ペンキなどで色を塗ればデザイン性もアップして、部屋のイメージにマッチさせることも。
靴を飾るとこんな感じ。玄関もすっきり!
財布や鍵をのせたり、小物を飾ればおしゃれ感アップ
既存のすのこを利用するため誰にでもかんたんにつくることできる“魅せるゲタ箱”の気になる費用は……。
かかった費用
- すのこ … 2,560円(1,280円×2枚)
- 棚板 … 5,520円(1,380円×4枚)
- 板カット … 90円(30円×3カット)
- 収縮ポール … 6,130円(3,065円×2本)
- L字金具 … 600円(30円×20個)
- ドリルねじ … 400円(80本入り)
- 滑り止めマット小 … 152円(5枚セット)
- 両面テープ … 218円
- 結束バンド(250㎜) … 710円(100本入り)
合計 16,020円(税抜)
思いのほかお金がかかってしまいましたが、収縮ポールを安い通販を利用する、板をもう少し薄くしてみるなど工夫次第で1万円以内には抑えられると思います。
まとめ
壁面を利用することで限られた空間を有効に使えるから、来客があってももう安心。室内のインテリアにも応用できる魅せる壁面収納、さっそくTRYしてみませんか?