南向き物件はいいって本当?部屋の方角決めのポイント - 間取りマニュアル | キャッシュバック賃貸

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間取りマニュアル

「広々とした部屋に住みたい」「収納力が高い部屋に住みたい」そう考えるなら間取りに注目してください。間取りとは部屋の配置のことであり、部屋の快適さを大きく左右する要素です。ここでは間取りの種類や基礎知識から、それぞれの間取りのメリット・デメリット、そして間取りの選び方など、間取りにまつわるアレコレを集めてみました。快適な暮らしを実現するためのアイデアが満載のページです。ぜひ、お部屋探しに役立ててください。

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POINT6

南向き物件はいいって本当?部屋の方角決めのポイント

賃貸選びでは多くの人が重視する部屋の方角。リビングの開口部がどちらに向いているかは気になるところです。日本には根強い南向き人気が存在し、賃貸マンションの方角でも一番人気は南です。次いで東、西、北という順番になっています。しかし実はどの方角でもメリット・デメリットがあり、生活タイプによって向き不向きがあるため、単純に南向き物件がいいというわけではありません。

なぜ、南向き物件に人気が集まるのか

南向き物件に人気が集まる理由はズバリ「日当たり」です。実際に南向き物件は「日当たりがいい」「明るい」といったイメージがあると思います。

しかし、実は北向き以外の方角はいずれも日照時間に大きな差はありません。東向きは午前中に、南向きは日中、西向きは午後と日が当たる時間帯には違いはありますが、時間帯を選ばないのなら南向きでなくても日は当たります。

ただし、南向き物件の人気にまったく根拠がないわけではありません。日本人は清潔好きで洗濯や布団干しをよく行うことから、日ざしがどのように入り、それに伴い間取りがどうあるべきなのかについて昔から関心が高かった民族でした。そのため、南向き物件の人気は日本人の日当たりを大切にする気持ちの表れと見ることができます。

また、 南向き物件は日中の特に10時から14時にかけてよく日が当たりますが、南側に物干しスペースがあれば早く乾きやすいのは事実です。この時間帯に家にいることが多いなら、冬の日でもポカポカと暖かく過ごしやすいでしょう。

それぞれの方角のメリット・デメリット

南向き物件は依然として人気が高いため、家賃はほかの方角に比べて高めに設定されがちです。部屋が借りづらいこともあります。もし、南向きにこだわりがないならほかの方角も検討してみましょう。

東向きは朝日が差し込む方角のため、南向き物件に次いで人気があります。朝の比較的早い時間帯に起きる必要のある共働き家庭や、学齢期の子どもがいる家庭など午前中に活動したい人に向いている方角だといえます。朝のすがすがしい日ざしを浴びて一日をスタートすることができるでしょう。

西向きは午後に日が当たる方角です。少々遅い時間に洗濯を始めても、洗濯物がよく乾きます。西日は暑いといわれますが、マンションの場合はバルコニーがひさしとなり、室内への影響はそれほど大きくないケースがあります。

北向きは日ざしが入りにくく、「北風」の寒いイメージがあるせいか、最も人気のない方角です。北向きのメリットはその人気のなさ、つまり家賃が安くなるということです。また、日ざしが入りにくいことで家具が焼けにくいというメリットもあります。

方角は妥協するのも手

以上のようにそれぞれの方角のメリット・デメリットを比べてみると、必ずしも南側物件にこだわる必要がないことが分かります。住戸の向きにそれほどこだわりがないのならば、妥協して、その代わりに家賃や広さ、駅からのアクセスなどを重視してもいいかもしれません。