広くお得な1DKの有効活用術
1DKといえば居室が1部屋にダイニングキッチン(DK)がある間取りのこと。首都圏不動産公正取引協議の指導基準によれば、キッチン空間が4.5畳以上のものを1DKといいます。1DKはワンルームや1Kに比べてお部屋が広くなり、1DKは新しい物件よりも古い物件が多いため、家賃を押さえることもできます。ゆったりとした1人暮らしをしたい人には狙い目の間取りです。レイアウトや収納しだいではさらに心地よい空間に変えることもできます。今回は5つの活用術を紹介します。
ダイニングキッチンを収納スペースにする
収納が少ない1DK物件だと洋服や趣味のものがあふれがちです。ダイニングキッチンは収納におすすめの場所です。ダイニングキッチンには吊り戸収納、シンク下収納、コンロ下収納、調理スペース収納と、面積のわりに収納量がとても多い場所です。食品、食器、調理機器などを収納してまだ余裕があるなら、ダイニングキッチンを収納スペースに活用してみましょう。
間仕切り用のカーテンポールや突っ張りパーテーションをダイニングキッチンの余っているスペースに使うと、洋服掛けのスペースを確保できます。キッチン近くなのでけむりや汚れが気になる人は、シャワーカーテンのように汚れがついても手軽にふけるものを選ぶといいでしょう。
リビングルームにする
1DKには「L(リビング)」がありません。しかし、ダイニングキッチンはリビングに匹敵するスペースがあり、レイアウトしだいではリビングのような使い方ができます。小さめのソファやコーヒーテーブル、テレビボードなどを用意すれば、プチリビング空間に早変わりです。
広々とした空間にする
最近は大きめのキッチンが奥まった場所に配置され、広いワンルームのような使い方が可能な1DKが登場してきました。ダイニングキッチンと隣の仕切りを開放できる物件もあり、広い空間を取りやすくなっています。さらに広い部屋にしたいなら、低い収納と家具を選びましょう。家具や収納の配置によってはくつろぐスペースと寝るスペースを仕切り、生活空間を分けることもできます。
照明にこだわる
1DKは古い物件が多いため設備が古くなっている物件もあります。寒々とした蛍光灯によって味気ない生活空間になっているかもしれません。そこで白熱灯の間接照明など温かみのある明かりを取り入れると雰囲気のあるスペースに変わります。
天井の照明はペンダントライトに変えると部屋全体を柔らかく照らします。豪華な感じを出したいなら1人暮らし用の手軽なシャンデリアを利用しましょう。キッチンの手元に明るさが欲しいなら、スポットライトやクリップライトがおすすめです。
カップルで暮らす場合の1DK活用術
1DKは賃料の安さと広さからカップルにも選ばれています。2人で暮らす場合はくつろぐ空間とゆっくり休む寝室を分けるとメリハリのある生活ができます。仕切りやリビング家具を設置して生活空間を分けると、対照的な空間が作れるでしょう。