共働きの新婚・同棲カップルの部屋探しで気をつけること
新婚の夫婦や同棲をしているカップルで共働きの人たちが部屋探しをするときには、どんな点に注意して部屋を探せば快適な生活を送ることができるのでしょうか。間取りや部屋の探し方を紹介します。
共働きをやめる夫婦・カップルの部屋探し
将来、結婚や出産をきっかけにどちらかが一時的、あるには完全に共働きをやめることを決めている場合は、家賃を今の収入で考えないほうがよいでしょう。どちらかが働くのをやめてしまうと収入が減ってしまい、収入に占める家賃の割合が大きくなってしまうからです。高い家賃の部屋を借りてしまったら、する必要のない引越しをしなければいけなくなってしまうかもしれません。
部屋を借りるときはお互いの収入を把握し、預貯金の状況や1か月の家賃を含めたすべての生活費を把握したうえで、共働きをやめてもどのくらいの家賃の部屋を借りられるのかシミュレーションしておきましょう。
物件の場所は2人の勤務地の中間地点に
通勤を考えるときに物件がどこにあるかという場所選びは重要な要素です。円満な夫婦生活や同棲生活のためには、どちらか一方に負担を押しつけるべきではありません。毎日の通勤環境は思ったより負担がかかってしまうからです。
それには、お互いの勤務地の中間ぐらいを選ぶことが1つの解決策になります。また、奥さん・彼女が安心するように実家に近い立地を選んだり、駅から近く家まですぐに帰ることができる、女性に安心な物件を選ぶこともおすすめです。いずれにしても2人が楽しく快適に暮らせる立地を吟味して部屋選びをしましょう。
生活リズムが違うなら1DKの物件は避ける
1DKや1LDKなど部屋が1つの間取りは、それぞれのプライベートなスペースを確保しづらい間取りです。食事をするのもリラックスするのも一緒のスペースになるので、ずっと一緒でも苦にならないタイプのカップルにおすすめです。また、2DKに比べて家賃を抑えることもできます。
ただし、共働きで帰宅時間が異なるケースの場合、1DKの間取りだとお互いの睡眠を妨げてしまう場合があるようです。生活のリズムが違うなら寝室が独立している2DKを選ぶことをおすすめします。寝室と別にもう1部屋あることで、1人の時間を確保することがずっと楽になります。このほかにも、「荷物が多い」「プライベートを重視したい」「家で仕事をする」といったカップルは広めの間取りを選ぶほうが暮らしやすいといえます。
忙しい生活をフォローしてくれる間取りを選ぶ
共働きはお互いに忙しいため、家事動線をいかに短くするかについても考えてみましょう。洗面所と寝室が近い間取りを選んだり、着替えのしやすいレイアウトを選んだり、リアルな生活シーンを意識して部屋探しをすることがポイントです。キッチン、リビング、洗面室などをぐるりと回れる間取りは移動距離を短くするのに効率的です。
部屋探しでは、男女を問わずバスルームやキッチンにこだわりたい人もいれば、部屋の設備を重視する人もいます。こだわりたいポイントは人によってさまざまです。だからこそ、何を優先するか事前に話し合ったうえでスタートすれば、部屋探しがスムーズに進むでしょう。