ルームシェアでモメないための秘訣は“プライバシーを守る”こと
ルームシェアとは友達や他人と同じ部屋で共同生活をすることですが、誰かと一緒に生活するのは簡単なことではありません。特にルームシェアで多くみられるのがプライバシーに関わるトラブルです。そこで、今回は「一人になりたい」「家に人を呼ぶ」「互いの価値観に違いがある」など、プライベートを守るために必要なルールや注意すべきポイントを紹介します。
各人の個室を用意する
ルームシェアは共用スペースとプライベートスペースをしっかりと区別しておくことが大切です。ルームシェア用の賃貸物件を探す時は、ルームメイトそれぞれに個室を確保しておきましょう。そうすれば、一人になりたい時には自分だけのスペースでゆっくり過ごすことができます。そして、プライベートスペースには踏み込まない、つまり相手の部屋に勝手に入らないようにしてください。「入るときはノックをする」「できるだけダイニングやリビングで話す」など、ルールにしておくとトラブルを未然に防ぐことができます。
人を呼ぶときのルールを決めておく
いくら自分の個室に呼ぶとしてもルームシェアをしている以上、人を招くときは同居人に配慮する必要があります。家に人を呼ぶときは、「誰が」「何人」「何時に来るのか」事前に知らせましょう。人を呼ぶ頻度も大切です。特に恋人を頻繁に部屋に呼ぶことはトラブルとなってしまうケースが多いようです。注意しましょう。
ライフスタイルや価値観の違いは事前に把握しておこう
ライフスタイルや価値観が異なる人同士が一緒に生活することはトラブルの元になる可能性があります。例えば、朝型と夜型の人が同居した場合は、お互いの睡眠を邪魔しあうかもしれません。また、きれい好きの人とそうではない人が一緒に暮らすのは価値観の違いでぶつかってしまうでしょう。
ライフスタイルや価値観の違いは、ルームシェアをする前の面接で、ある程度確かめることができます。毎日の生活スタイルや性格などを聞き出して相性や考え方を把握しましょう。ただ、相性が完全に一致することはありえません。価値観やライフスタイルはそれぞれ違うのだという認識を持って、ある程度は相手の価値観に合わせたり、許容範囲を広げておくことが重要です。
コミュニケーションをしっかりと取る
矛盾するように聞こえるかもしれませんが、プライバシーを重視したいと思うなら、一緒に住む人とコミュニケーションをしっかりと取ることが重要です。なぜなら、ルームシェアでは、問題が起こったり課題が持ち上がったりすることがあります。その場合、お互いが納得するまで話し合うことが必要で、それにはルームメイトとの信頼関係が重要だからです。ルームメイトとの関係が希薄であれば、信頼関係を構築することはできず、不信感やストレスの原因にもなって、共同生活を送ることができなくなります。最悪の場合、ルームシェアが続けられなくなる可能性もあります。プライベートを重視したいと思う人でも定期的に同居人とのコミュニケーションを取っておくようにしてください。

