家事の分担でモメないようにするコツ
円滑なルームシェア生活を送る重要な項目の1つが「家事の分担」です。掃除だけではなく、洗濯・料理・ゴミ捨てなど家事をどのように分担していけばいいのか解説します。
ルームシェアの家事分担は「普通」のすり合わせが重要
ルームシェアでトラブルの火種となりやすいのが家事の分担です。掃除や洗濯、料理、ゴミ出しなどを、特に役割分担をせず、お互いが臨機応変に協力し合って家事をするのが理想ですが、ルームシェアは出身も背景も違う人々が共同で生活します。毎週掃除するのが普通の人もいれば、月に1回掃除するのが普通という人もいるでしょう。そこで、個人によって異なる「普通」のすり合わせが大切です。きちんと話し合っておくことがトラブル回避のポイントとなります。では、家事の分担はどのようにルール決めすればいいのでしょうか。
食事
ルームシェアでは基本的に各自で食事を取り、ときどきみんなで食卓を囲むというスタイルが多いようです。そのため、料理も各自ですることになりますが、そのときに大切なのがキッチンの利用法です。「油や調味料、キッチン用品などシェアできるものは共同で購入する」「食事が終わったらお皿やコップはすぐに洗う」などキッチンの使い方をマニュアル化しておくとよいでしょう。
洗濯
洗濯はプライバシーの観点から個人ですることがよいでしょう。トイレのタオルなど、共用部の洗濯物は洗う人を当番によって決めておきましょう。洗濯機を深夜に使うと騒音となるため、「22時以降は使わない」などのルールを張り出しておくことも忘れないでください。
掃除
掃除については、「常に清潔でなければいやだ!」という人もいれば、「多少の汚れは気にしない」という人もいます。きれい好きの人にとっては部屋の汚れは、我慢できないことかもしれませんが、共同生活においては「きれい好き」が無条件に正しいわけではありません。ルームメイトに自分のやり方を強制することはトラブルの原因となります。一緒に住む人の性格に合わせたルール作りが大切です。個人の部屋は、それそれが掃除しますが、同居人の部屋が汚れていたり、散らかっている場合、気になると思いますが、あくまで他人の部屋なので、ある程度は譲歩するという気持ちも持っておきましょう。リビングやトイレ、キッチンなどの共用部分は賃貸物件によっては清掃会社が入ることもありますが、それ以外の場合は居住者が掃除をすることになります。みんなが利用するスペースなため、全ての人がきれいに利用する必要があります。掃除は気がついた人がきれいにすることが理想ですが、それではきれい好きの人ばかりに掃除が集中してしまうことになり、公平ではありません。そのため、共用スペースの掃除は当番制にしたり、「掃除」「ゴミ出し」「洗濯」を分業制にしたりして不満が出ないようにしましょう。
ルール化のポイント
ルームシェアでは決め事が多くなりますが、義務化してしまうとルームメイトの都合によっては出来ない時もあったりするので、柔軟なルール作りを心掛けましょう。今回紹介した家事分担の方法は一例にすぎません。ルームメイトによってライフスタイルや考え方、性格、家事の得意不得意など異なるので、自分たちなりのやり方を模索していく必要があります。そのため、ルームメイトとは定期的に家事について話し合っていくことが大切です。

