コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!

コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!

高層ビルがひしめき合うコンクリートジャングル、東京。

実際のジャングルのように、サルに噛まれる、トラに襲われるといったことはなくとも、事件や事故に巻き込まれる可能性は大いにあります。そもそも予想外に起きるのが事件や事故であるため、完全に避けることは難しいですが、場所を選べば、その確率を減らすことはできるかもしれません。

そこで、我々は東京23区内で最も安全な駅を調査してみました。コンクリートジャングル内で、最も安住できるオアシスはどこなのか。早速見ていきましょう!

警視庁犯罪安全マップ交通事故発生マップの事故発生件数と事件発生件数を参考に総合的に判断しています。また、各駅の平均家賃相場は、キャッシュバック賃貸の平均家賃相場を参考にしています。(平均家賃相場は2015年6月1日現在の情報となります。)

東京23区内で最も安全な区は、「荒川区」だった!

 コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!
東京23区内で最も安全な区は下町の風情が残る荒川区だということが分かりました! 年間事件発生件数では715件と、「みんなの憧れ」文京区の574件に敗れたものの、事故発生件数は400件と23区内で最も少ないという結果に。意地とプライドをかけ、文京区がギリギリのところまで食い下がりましたが、勝利の女神は荒川区に微笑んだようです。

ちなみに事件発生件数ワースト1位の区は2,528件、事故発生件数ワースト1位の区は2,047件であることからも、荒川区や2位の文京区の「オアシス度」がお分かりいただけるかと思います。

荒川区が「キング・オブ・セーフティ」である理由

 コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!
いかにもセーフティな文京区を抑えて、スーパーセーフティの称号を獲得した荒川区ですが、納得できないという方々のために、荒川区が「キング・オブ・セーフティ」たる所以を少し説明しておきましょう。

実は荒川区は、「防犯都市宣言」というものを出している地域。「荒川区空き巣対策補助金交付制度」もその1つ。これは文字通り、「区内の販売店などを利用してドロボウ対策をするとお金をあげますよ」というもので、区に住民登録があり、現在住んでいる方全員が対象となっています。限度額を5,000円として費用の2分の1まで負担してくれるという太っ腹ぶりに、区民への愛を感じますよね。

他の区でも空き巣対策として補助金を出してくれるところがありますが、店舗や団体に限られているんだそう。一般の家にも適用になるというところが荒川区のすごいところです。

また、警察官OBが常駐する「安全・安心ステーション」の設置、愛犬と一緒に散歩しながら区内のパトロールをする「わんわんパトロール」など、バラエティに富んでいるのがわかります。さらに交通安全への意識も高く、歩道の幅を広げる工事を積極的に計画しているほか、全国初の自転車の免許証制度などユニークな活動を通じて、事故を減らす工夫がされているそうです。

余談ですが、東京23区内セーフティゾーンの2位は文京区、3位は目黒区、4位は中央区という結果になりました。

東京23区のオアシス、荒川区の中で最も安全な駅は荒川遊園地前駅だった!

 コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!
東京23区内で最も安全な荒川区。そんな荒川区の中でも、事故・事件発生件数の少ない、最も安全な駅、「キング・オブ・アラカワ」の座に輝いたのは、都電荒川線、荒川遊園地前駅となりました! その他、安全な荒川区内でも上位にランクインした駅もご紹介していきます!

都電荒川線・荒川遊園地前駅

荒川区内、ひいては東京23区で最も安全という輝かしい肩書きを獲得した、荒川遊園地前駅。
その名の通り、近隣には区営の遊園地である「あらかわ遊園」があり、敷地内のスポーツセンターではトレーニングルームや温水プールが利用できます。駅から徒歩2分のところにスーパーがあるなど、生活に不自由なく暮らせそうです。また、上野・東京ラインが通る尾久駅へも徒歩10分圏内と、都心へのアクセスの点でも便利な荒川遊園地前駅の平均家賃相場はワンルーム(6.93万円)、1K・1DK(7.15万円)。安心、安全、住みよい環境で、都心へのアクセスも良いということであれば、このお家賃は嬉しいですよね。

荒川遊園地前駅に限らず、都電荒川線沿いはセーフティゾーンが比較的広く、隣駅の荒川車庫前駅も安全面でオススメできる駅となっています。

参考:荒川遊園地前駅の賃貸物件

JR常磐線・東京メトロ日比谷線 南千住駅

JR常磐線や東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが通っており、人通りも多い印象の南千住駅周辺ですが、意外にも荒川区屈指の安全地帯のようです。
皆さんにオススメしたいのは南千住駅の東口側。LaLaテラス南千住や、シューザー南千住などの複合ショッピング施設があり、休日は電車に乗ってどこかに出かけずとも事足りてしまいます。

駅から10分少々歩いたところにある汐入公園には、遊具やバーベキュー広場などが整っており、老若男女すべての人がリフレッシュできるのが魅力です。そんな南千住駅周辺の平均家賃相場はワンルーム(6.8万円)、1K・1DK(8.03万円)程度。1K・1DKが少々高めですが、探し方次第では予算に見合う物件が見つかるかもしれません。

尚、西口側は東口側に比べ、事件・事故発生件数がやや多くなっています。あくまで、安全な荒川区内で比較すると、という話なので、それほど気にされることはないかと思いますが、安全面のプライオリティが一番という方は東口側から選んでみてくださいね。

参考:南千住駅の賃貸物件

おわりに

 コンクリートジャングルの聖域を探せ!23区内で最も安全な駅はどこだ!
いかがでしたか?

今まで「何が何でも荒川区に住みたい!」という方はいなかったかもしれませんが、23区内で最も安全ということになれば、引っ越しの選択肢に加える人も増えてくるかもしれませんね。
とは言え、荒川区以外の場所が危険だというわけでもありません。皆さん、戸締りや安全確認を心がけ、今日も1日サヴァイブしましょう。