IT系スタートアップに告ぐ!六本木で一番終電が遅い路線はこれだ

IT系スタートアップに告ぐ!六本木で一番終電が遅い路線はこれだ

以前、渋谷駅、新宿駅の終電をまとめた記事を特集しましたが、今回のフィールドはIT系スタートアップが軒を連ねる六本木。バブリーな雰囲気が漂うギラギラとした街で眠らないのはクラブに来ている人だけではありません。

今回のモデル依頼人は六本木のIT系スタートアップで夜遅くまで働くBさん。実はこのBさん、社畜界の社畜と呼ばれる仕事の鬼で、連日連夜会社に泊まり込んで働いていたのですが、敷布団代わりにしていた段ボールが固すぎて、「会社泊ノイローゼ」になってしまいました。以来、せめてもう少し文化的な生活を、ということで、遅くまで働いても無理なく家に帰れるエリアへの引っ越しを希望しています。

しかし、事業がまだ軌道に乗っていないこともあり、激務にもかかわらず薄給なので、家賃の高い家には住めません。また、自転車の運転があまりに下手で、職務質問を受けるほどの腕前なので、自転車で帰るのも難しそうです。そんな困ったBさんのために、我々は家賃70,000円以下で六本木駅から最も遅く帰れる駅を探すことにしました。一番遅くまで働けて、かつ家賃もお安いオススメエリアはどこなのか。早速、見ていきましょう! 各駅の平均家賃相場は、キャッシュバック賃貸の平均家賃相場を参考にしています。また、乗り換えはしないものとします。

※各路線の運転ダイヤや、平均家賃相場は2015年6月7日現在の情報となります。

六本木駅発の終電まとめ

 IT系スタートアップに告ぐ!六本木で一番終電が遅い路線はこれだ

  • 大江戸線 
    大門・月島方面行き:六本木発24:51~汐留着25:00
    新宿・光が丘方面行き:六本木発24:49~都庁前着25:00
  • 日比谷線
    中目黒方面行き:六本木発24:37~中目黒着24:45
    北千住方面行き:六本木発24:01~北越谷着25:01

一番遅くまで働いて帰れる路線は都営大江戸線 大門・月島方面行き!

主要な駅という印象の六本木駅ですが、乗り入れ路線は都営大江戸線と東京メトロ日比谷線のたったの2つ。行先別に見ても、4種類というかなり少数精鋭の戦いとなりました。
そんな戦いを制したのは都営大江戸線の大門・月島方面行き(24:51)! 25時台には乗らなかったものの、これなら遅くまで働きたいというBさんの希望も叶えられそうです。ただし、これは汐留止まりのもの。六本木以降の途中停車駅には、麻布十番や大門など、セレブな顔ぶれが並んでいます。これではちょっと金銭的に心もとないので、終電の1本前の電車に乗って帰れる平均家賃相場がお安めの物件を探すことにしたのでした。

平均家賃相場70,000円以内のエリアは?

 IT系スタートアップに告ぐ!六本木で一番終電が遅い路線はこれだ
六本木駅への乗り入れ路線のうち、遅くまで走っている都営大江戸線ですが、主要駅を回るとあって、沿線上は全体的に平均家賃相場が高めの印象。そんな中でも、比較的安く住めるオススメのエリアを一挙ご紹介します!

都営大江戸線 中野坂上駅(六本木発24:37、中野坂上着24:52)

丸ノ内線も通るなど、交通の便が良い中野坂上駅。
都心に通う人たちのベッドタウンとなっているだけあって、生活に便利な施設が数多くあります。駅から100メートル以内にOlympicとライフ、2つのスーパーがあり、それぞれ24時、25時まで開いているので、夜遅くまで仕事をしている人の強い味方になってくれます。また、このあたりは銭湯も多く、中野坂上駅周辺だけで5つも銭湯があるんだとか。特に「クラブ湯」は駅から徒歩3分という好立地なので、早めに帰れる日は会社帰りにふらりと立ち寄って疲れを癒すのも良いかもしれません。

生活者に寄り添う穏やかなエリア、中野坂上の気になる平均家賃相場はワンルーム(7.2万円)、1K・1DK(8.5万円)とまずまずのお値段。予算を少しオーバーしてしまいましたが、利便性と住み心地を考えれば、納得の価格でしょうか。

参考:中野坂上駅の賃貸物件

都営大江戸線 練馬駅(六本木発24:37、練馬着25:03)

六本木まで30分と、少し時間はかかりますが、オススメしたいのが都営大江戸線の練馬駅。
練馬駅のオススメポイントはまずは何と言っても、お家賃の安さ。都心から離れれば離れるほど安くなるというのが鉄則ですが、練馬駅は中間にある駅にも関わらず、都営大江戸線沿線上でワンルームの平均家賃相場が最も安い駅となっているのです。これぞまさに大穴! それだけではありません。練馬駅には25時まで営業している西友のほか、冷凍食品をはじめとした出来合いの食品が破格の値段で手に入る業務用スーパーもあり、「一から料理をする時間は無いが、節約はしたい」という忙しい現代人にピッタリの住みよい駅になっています。

そんな練馬駅の平均家賃相場はワンルーム(5.68万円)、1K・1DK(7.31万円)とこちらも破格! ほんの少しだけ遠くても、出費をできるだけ抑えたいという方にオススメしたいエリアです。

参考:練馬駅の賃貸物件

【おまけ】六本木着の終電で一番遅い路線はどこだ!

 IT系スタートアップに告ぐ!六本木で一番終電が遅い路線はこれだ
企業戦士に制限時間などありません。1日が24時間あるならば、その24時間全てが戦いなのです。というわけで、真夜中の呼び出しがあっても駆け付けられる、六本木着の終電で一番遅い路線を探してみました!

六本木駅に向かう路線ごとの終電時間と六本木着時刻

六本木駅着の終電まとめ

  • 大江戸線 
    大門・月島方面行き:都庁前発24:39~六本木着24:51
    新宿・光が丘方面行き:都庁前発23:59~六本木着24:48

  • 日比谷線
    中目黒方面行き:北千住発24:02~六本木着24:36
    北千住方面行き:中目黒発23:53~六本木着24:01

都営大江戸線 大門・月島方面行きが2冠達成

真夜中からでも出陣できる路線は、一番遅くまで働ける路線でもあった都営大江戸線 大門・月島方面行きという結果になりました! しかし、この電車は先ほどお話したように都庁前~汐留間というブルジョワゾーンしか通らないもの。

しかし、遅い呼び出しや急なトラブルにも対応できるという利便性も捨てがたいですよね。というわけで、ブルジョワゾーンの中でもお安めな都庁前駅の平均家賃相場と周辺情報を一応見てみることにしましょう!

都営大江戸線 都庁前駅(都庁前発24:39、六本木着24:51)

東京都庁やワシントンホテルなどが立ち並び、「住む」という印象からはかけ離れた都庁前駅ですが、少し離れると閑静な住宅街が広がっています。小型ではありますが、「まいばすけっと」や「マルエツプチ」のようなスーパー、激安スーパー「肉のハナマサ」もあるので、意外と不便でもなさそうです。また、立地の特性上、外食するには困らないので、ちょっと寝に帰るだけという方にはうってつけかもしれません。

ただし、平均家賃相場はワンルーム(8.34万円)、1K・1DK(10.04万円)とやはりかなりの予算オーバー。お金をとるか、利便性をとるか、悩ましくはありますが、首が回らなくなっては大変なので、ここは慎重にお財布と相談してみてくださいね。

参考:都庁前駅の賃貸物件

おわりに

というわけで、六本木駅で働く「会社泊ノイローゼ」のBさんには、都営大江戸線上の新宿・光が丘方面の物件をいくつかオススメしてみようと思っています。
しかし、今回は最も遅くまで動いている電車の停車駅は平均家賃相場が高く、結果的に1本電車を早めるという妥協案を提示することになってしまいました。Bさんのように頑張っている方は出世してもらい、ぜひとも都庁前駅をはじめとしたブルジョワゾーンに住んでもらいたいものですね。千里の道も一歩から。

皆さん、今日も1日張り切って、レッツ・ハードワーキング!