一人暮らしのお供に思わず話しかけたくなるサボテン特集※ネタ

一人暮らしのお供に思わず話しかけたくなるサボテン特集※ネタ

一人暮らしをしていて大変なことはたくさんありますが、特に辛いことといえば、なんと言っても “寂しい” 。
一人暮らしはいつだって一人。ちょっと油断すると一週間のうちで声に出した言葉が「一膳で大丈夫です」だけなんてことも珍しくはありませんよね。

そこで今回皆様にオススメしたいのがサボテン

サボテンは話しかけるとより良く育つ植物であるとされ、育てるのもそんなに難しくありません。
孤独な一人暮らしにもピッタリだと絶賛するのは、僕の友人で他人と口を利かないでいつもサボテンにばかり話しかけている小山くんです。もちろん小山くんは僕とも直接は口は利いてくれませんのでLINEで教えてもらいました。
このエントリでは、そんな小山くんが一押しする特に話しかけ甲斐のある選りすぐりのサボテンを紹介していきたいと思います。

赤花獅子王丸(アカバナシシオウマル)

 一人暮らしのお供に思わず話しかけたくなるサボテン特集※ネタ(引用元:http://kasugak.sakura.ne.jp/comment/akabanashishioumaru.html

豪傑として知られた獅子王丸は、ある日ひょんなことから、旅の途中で両親とはぐれてしまった盲目の少女・花と行動を共にすることとなる。その屈強で禍々しいとも形容できる巨躯から、いつも人々に恐れられやさぐれていた獅子王丸であったが、純粋無垢な信頼を自分に寄せてくれる花と過ごすうち、徐々に優しい心を取り戻していく。そして花のはぐれた両親が身を寄せている集落についに辿り着いた二人であったが、運悪くその集落は山賊たちの襲撃を受けている真っ最中であった。集落の人々と両親、そして何より花を守るために一人山賊に立ち向かいなんとか追い払った獅子王丸だったが、戦いで負った傷は深く獅子王丸もその命を落としてしまう。かくして花と集落の者たちによって獅子王丸の亡骸は手厚く葬られた。それからしばらくして、集落周辺に育ち始めたのがこの赤花獅子王丸なのである。

というのが小山くんが考えた設定です。

小山くんが考案した卍解の掛け声は「咲き唸れ!赤花獅子王丸!!」、朝晩には「鮮血を糧により深き朱を宿せ!赤花獅子王丸!!」と声をかけて成長を見守りましょう。

武倫柱(ブリンチュウ)

 一人暮らしのお供に思わず話しかけたくなるサボテン特集※ネタ(引用元:http://www.mirai.ne.jp/~panther/cactus/cactus01.html
小山くん曰く、人を正しく導く「倫」の心とそれを実行するための「武」を兼ね備えた王道を往くサボテン、それが武倫柱です。

昔、とある国に二人の戦争孤児があった。二人は天下の大将軍になることを夢見て「武」の道を歩んでいたが、ある時その一方は大臣の命を受け、王の影武者として仕官するも敵対する勢力の襲撃を受け命を落としてしまう。遺された「武」の道を歩まんとするもう一方は、親友の死の原因である「倫」の心を持った王と邂逅する。親友の死に苛立つ「武」の者であったが、親友の意志と自身の夢のため、「倫」の王に忠誠を誓い乱世に飛び込むことを決意するのであった。やがて二人を筆頭とする彼の国は数多の国々が群雄割拠する大陸内においてめきめきと頭角を現すこととなり、二人はその国を支える「武」と「倫」の二本柱としてその名を轟かせることとなった。

その二人の国土に咲いたサボテンこそがこの武倫柱とは小山くんの弁、コミックスは最新刊38巻まで発売・YJで絶好調連載中!

卍解の掛け声は「両雄、聳(そび)え立て、武倫柱!!」。
写真と解説を見てもお分かりの通り世界に二振りだけの二刀一対のサボテンになりますので、購入する際には一本だけで買うことのないよう注意しましょう。

刺無王冠竜(トゲナシオウカンリュウ)

 一人暮らしのお供に思わず話しかけたくなるサボテン特集※ネタ(引用元:http://comounbosque.seesaa.net/article/192800106.html
小山くんは言った。竜に竜たる根拠はない。竜が竜の眼をした時、それが即ち竜なのだと。
竜に特有である首元から尻尾の先まで背中の中央を走る無数の刺、それこそが彼ら竜の誇りであった。自らが王者であることの、自らが何者からも奪われぬ存在であることの、自らが屈せぬ側の存在であることの、その全ての象徴が彼ら竜の背中に凛と屹立して主張する刺であった。と、その中に、背中に刺を持たぬ竜が一匹。また、その竜は頭蓋が大きく膨らみ歪な頭をしていた。小山くんはその群れにも馴染めずにいる不恰好な竜の背中にたまらず駆け乗った。そして、小山くんを乗せたその竜は、飛んだ。そのとき小山くんは気付いたのだ。この竜は人を背に乗せ空を飛ぶことで、自分に限らず人までをも自由の空の下に解き放つことを何よりの喜びとしているのだ。

小山くんは誇り高きその竜をこう呼んだ、「蒼天に発て、刺無王冠竜!!」と。

小山くんのお母さん、小山くんは東京で元気にやってます

以上、9割がた小山くんから送られてきたLINEメッセージのコピペでお送りしましたが如何だったでしょうか? 名前を呼んであげたくなるサボテンは見つかりましたか?

今回は、小山くんの考えた世界観が思った以上に入り組んでいるため、あまり多くのサボテンを紹介することはできませんでしたが、他にも福禄竜神木(フクロクリュウジンボク)や碧瑠璃鸞鳳玉(ヘルキリランポーギョク)などギャラクティカ・マグナムに勝るとも劣らないテンションが上がらずにはいられないサボテンはたくさんあります。

みなさんもこれを機会に思わず家でポーズを決めて絶叫したくなるような自分にピッタリのサボテンを探してみてくださいね。
ただし、実際に部屋にサボテンを置いて話しかけることになったとしても無闇に心配させるだけなので故郷のお母さんに自分で考えた設定を事細かに報告したりする必要はありませんからね!

最後になりましたが小山くんのお母さん、小山くんはちゃんと元気にやっているので大丈夫です! ご飯もちゃんと食べています!