引越や模様替えをしてからイマイチ体調が優れなかったり、不運な出来事が続いたりといった経験はありませんか？ ひょっとしたら、それは部屋のインテリアが風水に反していることが原因かもしれません。
風水とは、今から4千年前に中国で発祥した「気」に注目した環境学です。「陰陽」と「五行」という考えをベースに、人間が持つ気の流れを整えることが風水の目的とされています。現代でもさまざまな建築に風水の考え方が取り入れられているそうです。
風水では、家の中の気の流れが良くなると、住んでいる人の健康面や精神面に良い効果があるとされています。一方で、気の流れが悪い家では、運気も停滞しやすくなってしまいます。そこで、幸運を逃してしまうやってはいけない部屋・インテリアの風水のポイントを10個ご紹介します。あなたの周りにも、実は風水に反した部屋やインテリアが潜んでいませんか？
目次
- 表札のない玄関には気が入ってこない
- 玄関に入ってすぐの鏡は運気が逃げる
- ダンボール放置は悪運の元
- ドライフラワーは死んだ花？
- 冷蔵庫の上に電子レンジは悪運の元凶
- キッチンに財布を放置すると金運が燃え尽きる？
- トイレにアニマル柄で体調不良の原因に
- モノトーンの部屋は恋愛運大幅ダウン
- 寝室のぬいぐるみは運気を吸い取る
- 寝るときは北枕がよい？！
- まとめ
表札のない玄関には気が入ってこない
最近はセキュリティー面を考慮して、玄関に表札を掲げない家も増えていますよね。しかし、風水では表札のない玄関には良い気は流れてこないとされています。玄関は家の顔。つまり、表札のない玄関は、風水的には「人が住んでいない家」という意味を持ちます。風水の基本は、まずは玄関から。全体運・家族運・金運・健康運・仕事運・恋愛運など、全てに直結していますので、玄関には必ず表札を掲げましょう。
玄関に入ってすぐの鏡は運気が逃げる
自宅の玄関に入って、まず見えるものは何でしょうか？ 意外と多いのが、鏡という答えです。風水において鏡は重要なアイテムの1つですが、設置する場所も大事です。玄関から入って真正面にある鏡はNGと言われています。玄関正面入口に鏡があると、入ってきた良い気を反射してしまい、家の中の気が飢餓状態になってしまうためです。
備え付けで鏡が設置されている場合には、直接反射しないように暖簾などをかけましょう。風水では、鏡は魔よけとして使われています。身だしなみのチェック用に玄関近くに鏡を置きたい場合は、出入り口から少しずらして置くと良いですね。
ダンボール放置は悪運の元
通販など、商品を購入した時によく利用するダンボール。部屋にあると邪魔だからと、玄関にダンボールを放置している人もいますよね。実はこれも風水的にはNGです。古紙やダンボールなどは、湿気と共に悪い気も吸ってしまうと風水では考えられています。悪い気を吸ったダンボールが玄関にあると、家全体の運気がダウンしてしまうそうです。ダンボールや古紙類は放置せず、マメに処分しましょう。
ドライフラワーは死んだ花？
おしゃれなインテリアとしても人気の高いドライフラワーですが、これも風水的にはNGです。風水的には、ドライフラワーは枯れた花＝死んだ花と解釈でき、悪い気を生じやすいとされています。造花などのアートフラワーも、ホコリなどで汚れてしまうと悪い気を放ちますので、掃除を欠かさないようにしてください。花を飾りたい時は、運気アップに繋がる生花がオススメです。
冷蔵庫の上に電子レンジは悪運の元凶
冷蔵庫は水の気を持ち、電子レンジは火の気を持ちます。相反する2つの気が混ざり合い、陰陽のバランスを崩す元凶になるとされています。けれども、キッチン内の限られたスペースを有効に活用する時には、どうしても冷蔵庫の上に電子レンジを置かざるを得ないこともありますよね。そんな時には、冷蔵庫と電子レンジの間に木の板を挟むと良いでしょう。冷蔵庫の持つ水の力が木を育て、木が上にある火を増やすので、気の流れを良い方に改善できますよ。
キッチンに財布を放置すると金運が燃え尽きる？
風水ではキッチンは強烈な火の気を持っていると考えます。一方、財布は金運の象徴です。その財布をキッチンに置いていると、金の気が火の気で燃えてしまい金運ダウンに繋がるとされています。運気を上げる置き場所として、家庭内でも暗く涼しいところや寝室の北側が良いとされています。お金は「動」を嫌うので、静かな場所に置くことで金運アップが期待できます。
トイレにアニマル柄で体調不良の原因に
トイレマットやスリッパなどに、アニマル柄や動物のワンポイントが入ったものを使っている人もいますよね。そうしたかわいらしいグッズがあると、殺風景になりがちなトイレも華やかになりますが、残念ながら、サニタリーアイテムにアニマル柄を使うのも風水的にはNGです。
トイレは水の気を持つとされており、アニマル柄は火の気を持っています。水と火は相反する気なので、空間の気が乱れ、体調を崩してしまいがちになります。他にも原色系カラーも火の気になるので、トイレには向きません。モノトーンアイテムもトイレが持つ陰気を増やしてしまうので、避けたほうが良いでしょう。
オススメなのは、パステルカラーのアイテムです。黄色・水色・緑色・ピンクなどの淡いパステルカラーは、トイレとの相性も良いです。
モノトーンの部屋は恋愛運大幅ダウン
シックな黒と白でまとめられたモノトーンカラーの部屋はスタイリッシュでお洒落ですよね。しかし、風水ではモノトーンカラーは陰の気が強く、運気を下げるものとされます。とくに恋愛運に悪影響があるので、モノトーンカラーの部屋にはピンクやイエローといった指し色のアイテムをアクセントとして加えるようにしましょう。
寝室のぬいぐるみは運気を吸い取る
ぬいぐるみやキャラクターグッズをインテリアにしている人も多いですよね。しかし、それらのアイテムは置き場所に注意する必要があります。その代表的な場所が寝室です。寝室は体をゆっくり休める場所であり、風水では玄関の次に重要視される部屋になります。
ぬいぐるみは良い気も悪い気も吸ってしまうため、寝室にたくさんのぬいぐるみを置いていると寝ている間に自分の気が吸い取られてしまいます。ですので、寝室にぬいぐるみを置く場合は、多くても3個までを目安にしてください。また、汚れていると悪い気を呼び寄せやすいので、長年飾っているぬいぐるみがあれば定期的に洗ったり日に当てて干したりして清潔に保ちましょう。
寝るときは北枕がよい!?
日本では「北枕は縁起が悪い」と言われています。起源は諸説ありますが、一説によればお釈迦様が亡くなるときに北側に頭を向けていたので、死者を北枕で葬る風習が生まれ、そのため北枕は生きている人間には縁起が悪いとされるようになったのだそうです。
しかしながら風水では、北枕よりも南枕で寝る方がよくないと言われています。北という方角は「水の気」を持っており、枕を北にすることで体にたまっている悪い気を洗い流せるのです。反対に、南は「火の気」を持っているため、疲れが抜けなかったり寝つきが悪くなったりしてしまいます。
まとめ
いかがでしたか？ 多くのポイントを挙げましたが、風水の基本は清潔さを保つことです。「風水なんて信じないよ」という方でも、キレイな部屋の方が暮らしていて気持ちがよいことには同意いただけると思います。まずは整理整頓と掃除からはじめていただいて、体調や運気に変化があるか試してみてくださいね。