ペットOKのマンションで猫と楽しく暮らすために知っておきたい9つのこと

ペットOKのマンションで猫と楽しく暮らすために知っておきたい9つのこと

疲れて帰宅して誰もいないのは寂しいですが、猫が「ニャ〜」と言って出迎えてくれるとそれだけで疲れも吹っ飛びますよね。夜は布団の中に入って寝てくれたり、かわいい寝姿を見せてくれたり、おもちゃで遊んでくれたり、猫がいる暮らしは楽しくてたまりません!

これから猫を飼う予定の方に知っておいてもらいたい、猫を飼う上での猫知識を9つまとめましたので、この機会に猫のことをより深く知ってもらえればと思います。猫を愛してやまない、猫好きによる猫好きのためのマンションで猫と楽しく暮らすための猫知識特集です!

猫と楽しく暮らすための猫知識その1:トイレの覚えさせ方

 ペットOKのマンションで猫と楽しく暮らすために知っておきたい9つのこと
出典:花王 ニャンとも清潔トイレセット ライトベージュ ド-ムタイプ

猫は犬よりもしつけがしにくいと思われがちですが、トイレは案外すぐに覚えてくれます。猫用のトイレに猫砂やペットシーツを敷き、トイレに何度か入れてトイレの場所を覚えさせます。猫砂を手でしゃかしゃかするようになればもうこっちのもんです。次からはそこでちゃんとトイレしてくれるようになります。新聞紙だけ敷いたトイレでしてくれる猫ちゃんも多いです。

猫は綺麗好きですので、トイレが汚れていると他の場所で粗相してしまうことがありますので、常にトイレを清潔にしてあげましょう。もし綺麗にしていても粗相が続くようなら、トイレの猫砂が気に入らなくなったか、落ち着いてできる場所ではないといった原因が考えられます。布団に粗相される場合は、布団の足元にござを敷いておくと粗相されにくいです(体験談)。

猫と楽しく暮らすための猫知識その2:窓から外を眺める理由

マンションの場合、一旦外に脱走してしまうと自力で帰ってくるのが難しくなります。外は車に轢かれる危険性がありますし、メス猫だと妊娠する可能性もあります。野良猫よりも家猫の方が5〜10年ほど寿命が長くなりますので、長生きしてもらうためにも脱走しないよう対策してあげましょう。

猫が窓の外をじーっと見ているのは外に行きたいというより、安全な場所から動くものを見るのが猫の習性なので、外の世界を眺めることを楽しんでいます。猫にとって危険がたくさん潜んでいる外に出すより、室内でストレス発散をさせてあげましょう。

猫と楽しく暮らすための猫知識その3:帰って来ない場合の対処

興味本位で脱走したものの、外の世界が怖くなって帰ってこられなくなる猫もいます。猫は外に慣れていないと恐怖から体が固まってしまい、数日間同じ場所でじーっとしている場合が多いです。初めて一人で出る外の世界は猫にとって自分のテリトリー外であるため、恐怖を感じます。

猫の行動範囲は狭いもので、脱走してもそう遠くへは行っていません。外に慣れていない猫なら、遠くても100メートルほどしか移動しないので、近隣を中心に探してみましょう。筆者は飼い猫が脱走して4日ほどあちこち探しまわりその間全然姿が見えませんでしたが、結局向かいのお宅の庭からひょっこり姿を現しました。脱走しても猫は案外身近にいるものです。

猫は外の世界に恐怖を感じていると飼い主のことも分からなくなるので、見つけても慌てて近づくと驚いて逃げてしまうことがあります。見つけたら名前を呼びながらゆっくり近づき、恐怖心を解いてあげましょう。車にびっくりしたり、他の猫とケンカして走って逃げた結果、帰り道が分からなくなってしまう猫もいますので、早めに見つけてあげましょう。

もし数日しても帰ってこない場合は、保健所や動物愛護センターなどに連絡して、保護されたら連絡してもらうようにしましょう。

猫と楽しく暮らすための猫知識その4:運動不足対策

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出典:ツダショウジ 【ハンモック&爪とぎ付き】 ネコちゃんタワー CI071

猫は犬のように散歩させるのが難しいですし、室内で運動しやすいように工夫してあげましょう。猫は高いところにのぼるのが好きなので、キャットタワーを設置してあげると喜びます。キャットタワーなら縦にスペースをとるので、ワンルームでも十分置けます。ハンモックがついているタイプのキャットタワーなら、ハンモックで眠るかわいい姿を拝めます。

キャットタワーは大きなものから小さなものまで種類がたくさんあり、値段は高くても1万円ほど、安いものだと5千円以下で購入できます。一戸建てなら2階への階段の昇り降りが運動になりますが、マンションだと縦の運動がしにくいので、キャットタワーで運動不足を解消してあげましょう。

猫と楽しく暮らすための猫知識その5:狭い部屋で飼うのは可哀想?

ワンルームなど狭い部屋は走り回れないから、猫が窮屈に感じて可哀想だな思う方は多いと思います。しかし、猫は狭い場所が好きな動物ですし、家の中は自分のテリトリーを他の猫に侵されないので猫にとって安心して暮らせる場所です。むしろ中途半端に外に出してしまうと、自分のテリトリーが定まらず、かえって猫のストレスになってしまいます。室内飼いをすると決めたなら、外には出さずに家の中を充実させてあげた方が猫にとって快適なテリトリーとなります。

これも人間の一方的なエゴと言われればそれまでですが、外の世界は猫にとって危険がたくさんあるので、大事な飼い猫を守るために室内飼いを徹底した方が良いかと思います。キャットタワーを設置してあげたり、おもちゃで遊んであげたり、室内で楽しく暮らせる工夫をしてあげましょう。

猫と楽しく暮らすための猫知識その6:爪とぎ対策

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出典:マルカン どこでもツメとぎタワーS

猫の爪は鋭く、柱や壁などで爪とぎをすると室内の内装がすぐボロボロになってしまいます。専用の爪切りで定期的に爪を切ってあげると同時に、爪とぎを置いて猫が爪をとげるようにしてあげましょう。

爪とぎは上記のタワー型のタイプから、床の置くダンボール製のタイプ、木製のタイプなどいろいろあります。猫によって気に入る爪とぎがありますので、お気に入りの爪とぎを探してあげると自分で爪とぎしてくれます。

猫と楽しく暮らすための猫知識その7:暑さ対策

猫は人間よりも汗腺が少ないため、汗での体温調整ができません、夏場、しめきった室内は高温状態となるため、熱中症になる恐れがあります。外出時に窓を開けっぱなしにしておくのは防犯上不安がありますし、猫が脱走してしまう恐れがあるため、夏はクーラーをつけておいてあげましょう。

加えて、猫はもともと飲水量が少ない動物ですので、夏場は水分不足にも注意してあげなければなりません。水は常に新鮮な状態にし、あまり水を飲んでくれない場合は、ウェットフードなどで水分を補給してあげましょう。水道から流れる水を飲むのが好きな猫には、ウォーターファウンテンという水が流れるタイプの給水器を置いてあげるとすすんで飲んでくれるかもしれません。

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出典:ペットセーフ ドリンクウェル プラチナム ペットファウンテン

猫と楽しく暮らすための猫知識その8:寒さ対策

猫は寒さに弱いので、寒さ対策もしてあげましょう。寒さ対策と言っても、布団があれば潜り込んで暖をとります。こたつも好んで入りますが、長時間家を空ける時はこたつのコードのショートによる火災の心配がありますし、猫がコードを噛んでしまうこともあるので、布団に入れるようにしてあげるのが一番安全です。

猫と楽しく暮らすための猫知識その9:ご飯の回数と量

猫のご飯の回数は、基本的に朝と昼と晩の3回、仕事など昼間不在の場合は朝と晩の2回あげます。求められるがままにご飯をあげると太りやすくなるので、決めた時間にご飯をあげるようにしましょう。

猫の1日に必要とするエネルギー量は、体重1kgに対して約80kcalとされているので、以下のように体重に応じて計算します。体重5kgの猫なら、5kg × 80kcalで1日に400kcal必要となります。

猫の体重 × 80kcal = 1日に必要な摂取カロリー

猫は一度にご飯を全部たいらげるタイプと、自分のペースでちょっとずつ食べるタイプに分かれます。一度の食べ過ぎで吐いてしまうこともあるので、食事のペースや一度に食べるご飯の量をみながら調整してあげましょう。年齢によって必要なカロリー量や栄養素が変わってきますので、年齢に合わせたフードを選んであげることも必要です。

まとめ

猫が快適に暮らせるようにするには、猫の好むこと、猫の習性を知ってあげることが大切です。狭いワンルームでもちゃんと工夫してあげれば、猫にとって快適なおうちになります。猫は好き嫌いがハッキリしているので、お気に入りの場所や物ができるとすぐ分かります。気まぐれなところも猫のかわいいところですしね。

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