こんにちは。ライターの佐々木ののかです。
思いつきで始まったスタートアップやベンチャーの一人暮らし訪問企画。
その名の通り、スタートアップやベンチャーで働いている一人暮らしの方を対象に、お部屋を訪問するという企画です。
2回目の今回はスマートフォン向けおもてなしプラットフォーム「Flipdesk」を運営している株式会社Socketに勤めている中村仁さんのお部屋にお邪魔しました。
「Flipdesk」はスマートフォンサイト上で実店舗のような接客体験を提供する販促プラットフォームです。状況に応じてサイト上にポップアップを表示し、クーポン発行やキャンペーン告知、チャットサポートなどの最適な接客を行うことで、訪問者の購買意欲を高め、店舗の購買率を上昇させることができるツールです。
Flipdeskの営業として日々お客さんのもとを駆けまわっている中村さん。忙しい毎日できっと男らしく散らかっているに違いない!と期待を胸にお邪魔してきました。
- 最寄り駅:駒場東大前
- 家賃:86,000円
- 間取り:1R
- 築年数:23年
- この部屋の好きなところ:カウンターキッチンがあって部屋を広く使える。採光窓がある。
- この部屋の嫌いなところ:蛍光灯がダサい。 クローゼットがない。部屋ではないが、最近買った炊飯器で炊くご飯がまずい。
オシャレすぎて取材陣閉口
「最近、引っ越したばっかりなんですよ」
そう言って案内された部屋があまりにオシャレすぎて取材陣は閉口してしまう。
そもそも生活感溢れる部屋を見て、ベンチャーやスタートアップで働く人のリアルをのぞき見したいという企画だったはずなのに、こんなにオシャレでキレイでは、困る。
写真と図面だけ見て、内見なしで決めたという非常に男気のある中村さん。おまけに部屋もオシャレでキレイというのでは、あまりにでもできすぎではないか。
我々はすっかり肩を落として、その完璧すぎる部屋を見て回ることにした。
カウンターキッチン
中村さんのこの部屋一番のお気に入りポイントは、このカウンターキッチン。
「カウンターがあると、部屋が無駄なく使えるし、広く見えていいんですよね」
そう言って、中村さんはいつものようにカウンターに向かって座る。優雅だ。
「でも、カウンターがあると、ついつい荷物を置いちゃうので、散らかりやすくなるのが難点かな~」
全然難点に聞こえない。ただただ羨ましい限りだ。
カメラ
次に我々は、部屋の至るところに登場するカメラに気がついた。棚にはカメラのレンズがいくつも並べられている。
中村さんは、前職でのマーケット・PR担当時代にカメラを始めたのだそう。仕事で必要に迫られて撮影をしているうちにやる気に火がつき、今やカメラ歴5年。
レンズもこれ程までに買い揃えることとなった。ここまで揃って並ぶとちょっとしたオブジェのようにも見えてオシャレだ。憎い。
我々がレンズを覗き込んでみていると、「あ、それ、タンブラーですよ」と中村さん。いくらお部屋が素敵だからって嘘をついていいことにはならない。
騙されないですよ、というような目で一瞥するも、レンズ部分を開けてみると、本当にタンブラーだった。
精巧なつくりのレンズ風タンブラーは、NIKON DIRECTで購入したものだという。疑ったりしてごめんなさい、中村さん。
#探せばつっこみどころはあった
もしかしたら中村さんはこの部屋に住んでいないのでは疑ってしまうほど生活感が無く、完璧すぎるこの部屋。しかし、探せばつっこみどころはたくさんあったのである。
冷蔵庫にペヤング
先ほど、カウンターキッチンについて色々と質問をしていたときのこと。
「料理はしますか?」という質問に、「あ~、あんまりしないんですよね」と答えていた中村さん。何を食べているのか聞くと、「白飯に『ごはんですよ』ですね」と回答。これは期待が持てそうである。
早速、冷蔵庫の中を開けさせてもらう。
来た。
スカスカの冷蔵庫にはなぜかペヤングが入っている。
「ペヤングって冷やすと、おいしくなるんですか」という質問に、「いや、おいしくはならないと思うんですけど、何となく入れちゃった感じですね、ハハハ」と答える中村さん。
「ごはんですよ」を載せて食べるという白飯は最近5,000円で購入したという炊飯器で炊かれる。
「帰ってきてすぐ食べたいんで、早炊きにするんですけど、すっごいまずいんですよね。でも朝から準備して予約しておく気にはならないんで、仕方ないですよね」
そう言って笑う中村さんを見て、好感度が一気に上がった。
洗濯物が干せる風呂
調子に乗った我々は、「風呂場はちょっとやばいんですけど……」とちょっと心配そうな中村さんをよそにお風呂場も見せてもらうことにした。
お風呂場には洗濯物がずらり。室内に干して、変な匂いがついたりはしないのだろうかと思ったが、なんとこのお風呂には浴室乾燥機があるので大丈夫なのだという。
「休日になったら洗濯しよう」と思っていたのに、休日をいざ迎えてみると、雨に降られ、結局洗濯ができなかったという話は一人暮らしにはつきもの。しかし、浴室乾燥機付きならそんな悩みも解決できる。これは嬉しい機能だ。
洗濯機は部屋置きで、キッチンの壁に埋め込まれる形になっている。「開けたら後悔しますよ」という言葉を無視し、扉を開けると、なるほど。
水回り独特の匂いがしたが、水回りなのだし、扉を閉めておけば全く問題ない。スペースを有効利用した良アイデアだ。
(※ちなみに開けた瞬間の状態がこちら。スーパーのかごは実家から持ってきたものだというが、実家はスーパーではないらしい。)
クローゼットがないので、服を備え付けの戸棚に収納
ワンルームで、かつ、クローゼットがないことが唯一の難点だと話していた中村さん。確かに、ベッド横に少し服がかけられているだけで、他に服をしまうような場所は見当たらない。
大方はベッド下に収納しているというが、他は一体どこに収納しているのだろうか。
「冬服は、ここです」そう言って開けてくれたのは、けっこう上のほうに付けられた戸棚。本来ならば台所用品を入れておくような場所なのだが、見ているうちに違和感が薄れてくるから不思議である。
こだわりポイント
最後に、家の中でのこだわりポイントを聞いてみた。
明るい採光窓がお気に入り
家の中でのお気に入りポイントを聞くと、西側に付いている採光窓なのだと教えてくれた。確かに昼間だとは言え、かなり明るい。
「南向きの窓から朝日が差すのも気持ち良いので、西側を頭にして寝ています」と中村さん。どんな風に寝ているのか気になったので、実際に寝てみてもらった。
気持ちよさそうである。
電動自転車で渋谷の坂を駆け巡る
家から渋谷のオフィスまで自転車で通っているという中村さん。
「本気になれば5分ですね」馬力のある自転車は電動。渋谷は坂道が多いので助かっているのだという。
せっかくなので、自転車にまたがってもらった。
今日一番の笑顔だ。
おわりに
ということで、今回は株式会社Socketの中村仁さんのおうちにお邪魔しました。自転車やカメラなど、オシャレな趣味をお持ちの反面で、庶民的な一面も感じられましたね。
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