カードキーと普通の鍵はどちらの方が防犯性が高いの?メリットと注意点まとめ

カードキーと普通の鍵はどちらの方が防犯性が高いの?メリットと注意点まとめ

カードキーはセンサーにかざすだけで施錠・開錠ができるのでとても便利です。最近はカードキーを採用する賃貸物件が増えていて、カードキーであるかどうかは賃貸物件選びのひとつのポイントになりつつあります。

カードキーとは一体どんなタイプの鍵なのか? どんなメリットがあり、注意点はあるのか? など、カードキーの基本的な知識について解説したいと思います。引っ越し先候補の賃貸物件がカードキーを導入している、防犯のためにカードキーを導入している賃貸物件を選びたいといった方は、これから解説する事項を基礎知識としてぜひ知っていただければと思います。

カードキーとは?

 カードキーと普通の鍵はどちらの方が防犯性が高いの?メリットと注意点まとめ
カードキーは磁気で施錠・開錠するタイプの鍵です。形状は文字通りカードの形をしていて、カードをかざすだけで施錠・開錠できます。多くのホテルでカードキーが採用されており、賃貸での導入も進んでいます。

当サイトの賃貸用語辞典でカードキーについて詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

参考:カードキー / 賃貸用語辞典

カードキーの仕組み

カードに磁気情報などを記録し、磁気暗証番号を読み取ることで施錠・開錠します。センサーにカードキーを近づけるだけで施錠・開錠ができる非接触タイプと、カードを差し込むことで施錠・開錠ができる差し込みタイプがあります。既存のドアに後付けできるタイプもあり、ますます利用しやすくなっています。

カードキーのメリット

1:ピッキングに強い

従来のシリンダータイプの鍵はピッキングの被害に遭う可能性がありますが、カードキーは鍵穴がないのでピッキングに強いというメリットがあります。カードキーはピッキング対策に有効なので、シリンダータイプの鍵よりも安心です。

2:複製される可能性が低い

カードキーは特殊な鍵であるため、町の鍵屋さんやホームセンターなどでは簡単に合鍵を作ることができません。複製される可能性が低いため、防犯性が高いといえます。

シリンダータイプの鍵は合鍵を作るのが簡単ですので、空き巣やストーカーに合鍵を作られて侵入される不安があります。また、前の住人が作った合鍵を返さず持っている場合があるので、入居時に鍵を交換してくれるのか確認しておきましょう。

3:施錠・開錠がスムーズ

非接触タイプはセンサーに近づけるだけでいいので、施錠・開錠がスムーズです。両手に荷物を持っていてもかざすだけで施錠・開錠ができますし、暗がりで鍵穴を探す手間もかかりません。「ICOCA」「SUICA」などのICカードで自動改札を通る感じをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

4:携帯しやすい

金属の鍵は紛失しないようにキーホルダーにつけたり、複数本まとめている方が多いと思いますが、ジャラジャラと邪魔に感じることが多いですし、重さも気になりますよね。カードキーは財布やパスカード入れなどにしまっておけるので、携帯がしやすいです。金属のように重くないので、軽いのもカードキーのメリットです。

5:自動で鍵が閉まる

自動施錠タイプの場合、鍵を閉め忘れても自動的に鍵が閉まるので防犯性が高いです。出かける際についうっかり施錠をするのを忘れることがあるかと思いますが、そんなときでも鍵が開けっ放しにならずに済むので安心です。

カードキーの注意点

1:合鍵が作りにくい

カードキーは合鍵が容易に作れない点が防犯面でのメリットになりますが、利便性の面で考えると合鍵が作りにくいとう不便さがあります。また、シリンダータイプの鍵よりも合鍵を作る費用が高くついてしまうので、合鍵を作る際の費用負担が大きくなってしまいます。

2:紛失しやすい

軽量でコンパクトなカードキーは携帯しやすいとうメリットがある反面、紛失しやすいというデメリットがあります。金属の鍵は落とすと音がするので落としたことに気づきやすいですが、カードキーは落としても音がしにくいので落としたことに気づきにくいです。

財布やパスカードに入れて持ち歩いていた場合、それ自体を落としてしまうと家の鍵まで紛失してしまうことになります。シリンダータイプの鍵なら紛失しても鍵業者を呼んで開錠してもらうことができますが、カードキーは対応してくれない場合があるので紛失しないよう特に注意しておきましょう。

3:自動施錠で閉め出されることがある

自動施錠の場合、カードキーを持たずに外出すると自動で鍵が閉まり、締め出されてしまいます。ゴミ出しなど、ほんの数分外に出るときは特に注意が必要で、シリンダータイプの鍵に慣れていると鍵を持って出る習慣がないので、カードキーを忘れてしまいがちです。

まとめ

カードキーは防犯性が高く、施錠・開錠がスムーズであるという点がメリットとなります。ただし、紛失しやすい、自動施錠で閉め出されるといった点に注意が必要です。特に初めてカードキーを導入している賃貸物件に住む方は、自動施錠で閉め出されてしまわないように、ゴミ出しなど数分家の外に出るときも常にカードキーを持って出ることを意識しておきましょう。

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