集中力を高めて効率アップ!勉強が捗る部屋づくりのための7つのポイント

集中力を高めて効率アップ!勉強が捗る部屋づくりのための7つのポイント

勉強に集中できるかどうかは本人の意思だけでなく、周囲の環境も大きく影響しています。いくら集中しようと思っても、勉強に適した環境でなければ集中力が妨げられ、なかなか勉強が捗らなくなってしまいます。

「今の部屋は勉強に集中しにくい…」と悩んでいる方にぜひ知ってもらいたい、集中力を高めて勉強が捗る部屋づくりのポイントを7つご紹介します。

物件選び編

ポイント(1)RC・SRCで防音・防熱効果に優れている

鉄筋コンクリート造(RC)、または 鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)は防音性と防熱効果に優れているため、快適な室内環境を維持しやすいです。

建物の構造は大きく分けると木造、軽量鉄骨造、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄筋鉄骨コンクリート造の5つがあります。鉄筋コンクリート造と鉄筋鉄骨コンクリート造は防音性に優れていて、室外の騒音が聞こえにくいので勉強に集中できます。

ただ、防音性は壁の床の厚さによって大きく変わるので、鉄筋コンクリート造、鉄筋鉄骨コンクリート造だからといって無条件に防音性が高いと判断するのではなく、内見時に壁の厚さを確認してどれくらいの防音レベルの物件なのか確かめてから選ぶようにしましょう。

ポイント(2)楽器可物件

防音性を重視するなら、楽器可物件を条件に探すのもポイントのひとつです。楽器可、または楽器相談の物件は演奏音が外に漏れないように防音性を高めて造られています。もちろん外部からの騒音も遮断できるので、勉強に集中する環境を作るなら防音性が高い楽器可物件が適しています。

先ほど解説したように、物件によって防音性の高さが変わるので、楽器可物件でも内見時に防音レベルを確かめるようにしましょう。

ポイント(3)近隣に繁華街や線路などの騒音源がない

勉強に集中する環境を作るなら、「近隣に繁華街があって常にザワザワと騒音が聞こえる…」「線路が近くて電車が通るたびに騒音に悩まされる…」といった物件は避けた方がいいでしょう。

駅近の物件という条件だけで選ぶと、繁華街の騒音を見落としてしまいます。繁華街は時間帯で人通りの多さが変わるので、たとえば昼に内見に行ったときは静かでも、夜に人通りが増す繁華街が近くにあると夜になるにつれて騒音レベルが高くなってきます。繁華街が近くにある物件を選ぶ際は、昼と夜の両方の時間帯で内見に行って確かめておきましょう。

電車の騒音もちゃんと確認しないと入居してから後悔するかもしれません。ちょっと距離があるから大丈夫だろうと思っていても、物件の壁の厚さや物件との間にマンションやビルなど騒音を遮る建物がないと、意外と室内まで騒音が聞こえてきます。内見に行ったときは電車が通るまで待ち、どのぐらい騒音が聞こえるか必ず確かめておきましょう。

部屋づくり編

 集中力を高めて効率アップ!勉強が捗る部屋づくりのための7つのポイント

ポイント(1)勉強机の配置

勉強に集中する環境を作るには、まず勉強机の配置から考えてみましょう。右利きの場合、窓を左側に勉強机を配置すると、太陽光が左側から入ってくるので自然光によって手元が明るくなります。右側に配置すると手の影ができてしまうので、左側に配置するのがおすすめです。左利きの場合は、反対に右側に窓があるように勉強机を配置します。

「窓に向かって配置すれば、右利きでも左利きでも明るさは同じになるんじゃない?」という考えもありますが、窓に向かって勉強机を配置すると、余計な物が目に入って気が散りやすくなります。カーテンを閉じると採光性がなくなりますし、壁に向かっているようで圧迫感が生まれてしまいます。

ですので、採光性を考えて配置するなら、右利きなら窓を左側に勉強机を配置する、左利きなら窓を右側に勉強机を配置するのが適しています。電気スタンドを使うときも同様の考え方です。

ポイント(2)明かり

採光性とは別に、部屋の蛍光灯や電気スタンドによる明かりも集中力に大きく影響します。読み書きには昼白色が良いとされています。明るすぎても暗すぎても目が疲れるので、目に刺激が少ないほどよい明かりで照らすようにしましょう。

勉強机を照らす明かりにムラがあると、明るいところと暗いところを目が行ったり来たりすることになり、目が疲れやすくなってしまいます。できるだけ明るさのムラをなくすと、目が頻繁に調整をしなくて済むので目が疲れにくく、集中力を持続しやすくなります。

ポイント(3)部屋の色

色は心理に作用し、色の使い方次第で集中力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりすることができます。

青:気持ちを落ち着かせる効果があり、集中しやすい。
緑:リラックス効果があり、心を落ち着かせ情緒を安定させる。
赤:気分を活性化させ、エネルギーをもたらす。
黄:暖かさを感じさせる色で、気分が明るくなり、集中力や判断力が高まる。

ご覧にように、気持ちをリラックスさせるには、青や緑が適しています。カーテンやインテリアの色から影響を受けるので、上記の色別の効果を参考に、どの色を配置するか考えてみてください。

机の上に複数の色の物を置くと気持ちにムラができて集中しにくくなるので、なるべく色の数を抑える方がよいとされます。ペンの色も自然と目に入るので、あまりカラフルになり過ぎないようにした方がよいでしょう。

ポイント(4)頭寒足熱

勉強には「頭寒足熱」が適しているとされています。「頭寒足熱」は文字とおり、頭を冷やして足を温めることです。反対に頭を温めると集中力が下がってしまいます。お風呂やサウナに入ったとき、頭がボーッとしますよね。それと同じで、頭を温めると、頭の外側の血管に血が集中して脳内の血液が不足し頭がボーッとしてしまいます。勉強に集中するなら、足だけを温めるのが効果的です。

エアコンは部屋の上部から送風するので、どうしても頭の方が暖かくなってしまいます。また、温風が直接あたると乾燥して喉が乾き、集中力が妨げられるので、エアコンを使わず、足元を暖める暖房器具を使う方がよいでしょう。

まとめ

集中できる環境かどうかは、物件によって大きく左右されます。勉強に集中するには防音はとても大事なので、引っ越しを考えている方は防音性をチェックしましょう。

今の部屋でも採光性、明かり、色、室温に配慮して部屋づくりをすれば集中できる環境は作れます。今回紹介したポイントをふまえて部屋のレイアウトやインテリアを見直してみてください。

「防音性が高い物件に引っ越したいな」という方は、以下のリンクから楽器相談の賃貸物件を探してみてくださいね。

参考:楽器相談の賃貸物件特集