こんにちは。ライターの渡邊志門(わたなべしもん)と申します。
僕は大学4年生で、アパートを借りてひとり暮らしをしています。間取りはよくある1Kの6畳で、家賃は70,000円。池袋からは徒歩15分の立地です。
なぜ唐突にお部屋紹介をしたのかと言うと、担当編集から大学生のひとり暮らし事情を調べてこいと言われたからです。
顔が怖かったので断れませんでした。
さっそく池袋の大学に通う大学生5人にアンケートを取ってきました。
池袋の大学生にアンケートをとったところ、1人様子がおかしい
- 1人目. ソウタくん
- ・交通……大山駅徒歩5分
・家賃……72,000円
・仕送り額……50,000円+家賃分(72,000円)
・月のアルバイト代……60,000円
家賃分をもらい、あとはアルバイトでまかなうスタイル。ポーズがムカつく。
- 2人目. ハルちゃん
- ・交通……氷川台駅徒歩7分
・家賃……70,000円
・仕送り額……130,000円
・月のアルバイト代……60,000円
仕送りの中に家賃が含まれているタイプ。仕送りを使い過ぎると家賃が払えません。
- 3人目. ユウタくん
- ・交通……高田馬場駅徒歩7分
・家賃……62,000円
・仕送り額……50,000円+家賃分(62,000円)
・月のアルバイト代……70,000円
1人目と同じ、仕送り50,000円+家賃。大学生はこのタイプが多いのでしょうか。
- 4人目. フウカちゃん
- ・交通……鷺宮駅徒歩6分
・家賃……72,000円
・仕送り額……100,000円
・月のアルバイト代……40,000円
仕送り100,000円に家賃が含まれています。他の学生に比べると、月のアルバイト代は少なめ。ポーズがムカつく。
- 5人目. ユウキくん
- ・交通……和光市駅徒歩3分
・家賃……68,000円
・仕送り額……∞円
・月のアルバイト代……0円
こちらはだいぶ駅チカですが、家賃もそれほど高くなく良い物件を見つけたという感じでしょうか。仕送りは∞円でバイトしてな…ん…?
∞?
∞!
∞∞∞!?
∞∞∞∞∞∞∞!!!!
仕送り額に上限がないユウキくん
渡邊「あの……? 仕送りが∞(無限大)ってホント……?」
ユウキくん「そうっすね。別に上限とかはないです。これが一応仕送り用の口座に入ってる残高っすね」
渡邊「え……? ちょっと待って残額5,000万円……? いや……え……? ちょっと!! これなに!? 親戚全員の資産の合計額!?」
ユウキくん「いや、生活費の口座っすね。それは」
渡邊「いやいやいや。5,000万円だよ!? マンション買えるじゃん? マンション買えるじゃん? ていうか一軒家建つよ!?」
ユウキくん「ハハハ、買わないっすよ〜」
渡邊「5,000万円だよぉーーー!!??」
テンションの格差が異常です。
こんなことがあっていいの? なんでそんなに落ち着いてるの! 生活費に5,000万円っていったいどんな生活なの??
幸い年齢が1つ下だったので、先輩の特権を利用しました! 仕送り∞(無限大)の大学生の日常に迫ります!
仕送り∞(無限大)大学生のお宅へ突撃!
4月某日。仕送り∞大学生の実態を探るため、本人の家に調査へ向かいました。
中学高校を群馬県で過ごした彼は、大学進学をきっかけに上京。埼玉県和光市にある和光市駅から徒歩3分のマンションに彼は住んでいました。東武鉄道・東京メトロの駅で、大学のキャンパスが新座にあることから「和光市」を選んだとか。僕だったら恵比寿とか広尾に住んでスポーツカーで登校しますけどね。
渡邊「部屋を決めた理由ってなに?」
ユウキ君「内見とかしてないんですよ。風呂とトイレが別ならなんでも良かったんで」
渡邊「は? こっちは30件は内見したぞコラ」
ユウキ君「住む家にこだわりとかないんすよね」
渡邊「本当にお金持ちなの? もしかして実家も質素な感じ? お父さん原付とかで仕事行ってない?」
ユウキ君「実家は8〜10LDKとかっすかね。分かんないっす。車はポルシェが1台とレクサスが3〜4台とかです。ハワイのリッ○カールトンにコンドミニアムもあるんで、そっちに居ることもありますね〜」
渡邊「なに言ってんだこいつ」
よく分からないことをペラペラ喋る彼に、とんでもない怒りと少しの安心を貰ったところでマンションに到着です。
渡邊「あ、やばい。これ普通の大学生の部屋だ……。」
ん……?
渡邊「4月なのに冷房入ってる! 18度!」
渡邊「ベッドのシーツがイブ・サンローラン!」
渡邊「デスクの椅子がF1みたいになってる!」
渡邊「トイレットペーパーをめちゃめちゃ買い置きしてる!」
ユウキくん「興奮するとこ間違ってませんか?」
渡邊「あまりに普通の部屋だったからムリヤリにでも贅沢してる感じを出そうと思って……。 食事とかどうしてるの? 自炊するの?」
ユウキくん「基本的に出前と外食で済ませてます。あ、1回だけ友だちと鍋パをやるために鍋買いました」
使った形跡の無いキッチン。なぜかワックスや香水が並べられている。
ユウキくん「あ、でも自炊する意思はあったんですよ。ほら」
渡邊「ゴミ袋のなかに炊飯器」
渡邊「趣味はあるの? 乗馬とか? アーチェリーとか?」
ユウキくん「そうですね……。ちょっとだけPCゲームをやったりします」
渡邊「高そうなPC」
渡邊「これ全部でいくらなの?」
ユウキくん「30万円ぐらいですかね」
渡邊「30万」
ユウキくん「MacBook Airも持ってるんですけど、買い換えようと思ってます。なんかちっちゃいんすよね、11インチだからかな」
渡邊「ふざけんなよ絶対壊れるまで使えよ」
ユウキくん「ところでお腹減りませんせんか? なんか食べに行きましょうよ」
渡邊「叙々苑とか?」
ユウキくん「ファミレス行きましょう。ポテト食べたいんすよね。じゃがいもってすごくないですか? たぶんなんですけど、僕じゃがいもは世界救うと思うんですよね」
渡邊「(なに言ってんだこいつ)」
お金持ちの息子は、お金に関心がなかった
いくら取材を進めても、お金持ちっぽい暮らしをしている様子はありません。なんというか、お金に関心がないようです。僕は高級なものに囲まれて暮らしたいのですが、本当のお金持ちはそんなことどうでもいいのかもしれません。
このような仕送りをしているお母様にメールではありますが、お話を聞いてみました。
親子の信頼関係と言いますか、絶対的な安心感があるように感じました。
お金持ちはお金に対する価値観、考え方の教育を小さい時からしているものなのかもしれません。
本当のお金持ちってきっとこういうことなのでしょうね。
養子になりたい