【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック

【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック

季節を問わず、どこからともなく現れるゴキブリやコバエなどの害虫。「ここで会ったが100年目……!」と、殺虫スプレーを片手に死闘を繰り広げた経験がある方は多いと思う。

だが、安心して欲しい。今回は、害虫の四天王とも言えるゴキブリ、コバエ、蚊、ノミの「発生源」と「侵入経路」、そして「対処法」のを紹介する。

なお、害虫の写真はテンションが下がるので綺麗な女性のイメージ写真に置き換えている。安心して読み進めて欲しい。

無駄に洗練された無駄のない無駄な動き「ゴキブリ」

 【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック
苦手な虫の代表格であり、季節を問わずに出没するゴキブリ。このゴキブリにはどのように対処すれば良いのだろうか。

ゴキブリは暗くジメジメしたところが大好き

家に住み着いてしまったゴキブリは、恐ろしい繁殖力で一気に増える。
そして、暗く、湿度の高く、さらに暖かい場所を好む傾向にある。特に段ボールや家具などの隙間、ゴミ箱に潜んでおり、床下などを拠点に活動することが多い。

ゴキブリの主な侵入経路と対処法

  • 窓や換気扇(網戸とガラスの隙間や油汚れの臭いなどにつられて)

玄関や窓の隙間を探し出し、テープなどで密閉し、換気扇やエアコンのホースなどにはネットなどを張って侵入を防ごう。

  • エアコンや排水溝(排水ホースや水道管を伝って)

エアコンや排水溝の水回りはネットなどを重点的に張って、ゴキブリが侵入できないようにしよう。
すでに家の中に潜んでいるゴキブリに対しては、殺虫剤の噴霧タイプ(煙が出るタイプ)を使用し、置き餌式も併用するといい。置き餌式の殺虫剤は、ゴキブリの卵も駆除できるタイプがオススメだ。

当たり前の事だが、常に部屋を清潔に保ち、食べ物を放置しない、ゴミはしっかり管理する。こういった日々の努力が、ゴキブリを遠ざけるもっとも有効な手段だ。

ひらひらと中空を舞う白昼の刺客「コバエ」

 【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック
梅雨の時期を過ぎ「もうすぐ夏だなあ」と思っていると、水回りに飛び交い始め、見ているだけでイライラしそうなコバエには、どのように対処すれば良いのだろう?

生ゴミなどが大好物、放置すると増殖も

コバエは「腐ったものが大好き!」という、非常にパンクな精神を持っている。何度駆除してもいなくならない理由は、生ゴミなどの餌を見つけると、一度に何十匹という卵を産みつけるからだ。また、家の中の生ゴミや腐敗物だけでなく、屋外のゴミや植物などからも発生する恐れがある。更には、水回りの排水溝のゴミや、トイレの汚れなど「とにかく汚れているところがあれば発生する」ので気を付けよう。

コバエの主な侵入経路と対処法

  • 窓(隙間や網戸のちょっとしたほつれから)

置き餌式や燻煙(くんえん)式、昔懐かしのハエ取り紙のようなものまで、現在はさまざまな商品が発売されている。

また、近年ネットで話題になっている「めんつゆトラップ」を自作してみるといいかもしれない。
<参考:http://matome.naver.jp/odai/2134418067349006401>

これは、めんつゆ、洗剤と水を混ぜたものを器に入れて放置するだけで、コバエがほいほいと飛び込んでくる優れものだ。もちろん、コバエの駆除剤を使用するのも良い。

  • シンクやゴミ箱(飲み物や食べ物などの腐敗臭につられて)

コバエは臭いを感じて「おっ! 餌があるぞ!」と家の中に侵入してくる。
ゴミ箱やシンク、洗っていない空き缶やビンなどはしっかりと掃除して「うちにはお宅が食べる餌はございませんよ」とアピールすることが大切だ。

コバエは、わずか1mmほどの隙間からでも侵入できるので、やはり家の中を清潔に保つこと一番重要と言えるだろう。

夏の夜は俺の時間!狂気の吸血鬼「蚊」

 【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック
寝ている最中に、耳元で「プゥ〜ン」と何とも言えない羽音を立てるいやらしさに殺意すら覚える蚊。こいつにはどのように対処すれば良いのだろうか?

淀んだ水が一番の発生源

蚊の発生源は、池や草むら、古タイヤや植木鉢の受け皿などの「水たまり」。
とにかく「水がたまりそうな物」に水がたまっていれば、ホラー映画さながらの光景で次々とボウフラが蚊に成長していく。

蚊の主な侵入経路と対処法

  • 隙間(通気口や網戸などから)

蚊の侵入防止には、やはり隙間を作らないことが重要だ。まず、網戸のほつれ、破れがある場合は直しておこう。
また、ベランダなどに鉢植えなどが置いてある場合は、水がたまっていないかまめに確認することが大事だ。

  • 窓や玄関(人にくっついて飛び、家に一緒に「同伴」する場合)

窓を開ける時は網戸を右にして、右のサッシを開け閉めすることが大切だ。サッシの構造上、網戸を左にして開けてしまうと、ガラスと網戸の間に隙間ができてしまうためだ。そして、家に入る前は、蚊をしっかりと追い払ってから家に入るようにしよう。

体長の100倍を超える圧倒的跳躍力「ノミ」

 【一人暮らしの虫対策】害虫の侵入を防ぐためのテクニック

ペットを飼っていなくともノミは家の中に侵入しくる。血を吸われると、蚊よりも痒くやっかいなノミの対処はどうすれば良いのだろうか?

カワイイ野良猫に宿る恐怖のヴァンパイア

ノミの発生源は主に飼っているペットや野良犬など。それらを媒介として、人間に寄生し、血を吸うのだ。
また、ノミは寄生してから48時間以内に交尾、産卵をはじめ、1日平均20〜50個の卵を産み、爆発的に増殖する。

ノミの主な侵入経路と対処法

  • 野良猫や飼っているペット(猫が集まっている場所や散歩道)

ノミ被害のほとんどは、ネコノミによるもので、人やペットが野良猫からノミをもらい、屋内で増殖する。
そのため、野良猫が可愛いからといってむやみに触わらないようにすること。そして、ペットがいる家庭では日頃からしっかりとシャンプーやブラッシングを行うことが大切だ。
また、ペット用の毛布やマットなども、こまめに掃除機をかけたり、日光消毒を行うようにしよう。

  • 自然が多い土地(茂み道や公園など)

他にも、不用意に公園の草むらには入らないようにするなど、普段の生活に気をつけるだけでノミに悩まされる可能性は格段に低くなる。

基本はいつも清潔に。毎日の積み重ねが害虫を防ぐ

いかがだったろうか。
繰り返しになるが、色々な害虫対策で一番大切なのは害虫の食べ物や住処を作らないように、日々のゴミ出しや清掃をしっかりと行い、清潔な環境を保つことだ。
とはいえ、それができればすでにやっていると思うので、改めて自分の生活環境の見直しに役立てば幸いである。