一人暮らしを始めてから、「やっぱりあの設備がある部屋を選べば良かった…」と悔やんでも後の祭りです。一人暮らしを始めると、あらゆる面で実家の便利さが身にしみます。
基本的に、一人暮らし用の部屋はスペースや予算の関係で必要最低限のものしか備わっていない場合が多く、暮らし始めてから初めて不便なところに気づくことになります。しかし、後から設備を追加できないので、快適度は最初の部屋選びで全て決まると言っても過言ではありません。
といわれても、始めて一人暮らしされる方は必要な設備がわからないと思います。そこで本記事では、一人暮らしにあった方が便利な設備を7個ご紹介します。入居してから後悔しないように、必要な設備をリストアップしてから部屋を探しましょう!
あった方が断然便利な設備7選
1. オートロック
安全性を重視するならオートロックは必須です。特に女性の一人暮らしは防犯面で何かと不安がありますし、不審者の侵入を防いだり、訪問販売を防いだりしてくれるため、セキュリティ対策のひとつとしてオートロックは欠かせません。
ただし、オートロックだからといって100%安心というわけではありません。犯罪者は住人と一緒のタイミングで自動ドアに入ったり、宅配業者を装って侵入したりしてきます。そのため、オートロックだからと油断せず、自分でできる防犯対策はしっかりとしておきましょう。
2. セパレート(バス・トイレ別)
お風呂とトイレが一体となったユニットバスの物件は、セパレート(バス・トイレ別)の物件と比べると家賃が低めに設定されています。そのため、家賃の安さを重視してユニットバスを選択したものの、「やっぱりお風呂とトイレは別々がよかった…」と後悔する方は多いかと思います。
ユニットバスでも浴槽に浸かることはできますが、同じ空間にトイレがあるため、気分的にあまり良いものではありません。かといって、シャワーだけだと疲れが取れにくいというデメリットもあります。そのため、ユニットバスかセパレートにするかはよく考えて決めないと後悔します。
セパレートなら実家のお風呂と同じように湯船に浸かることができるので、疲れたときはお湯を溜めてゆっくり体を癒せます。半身浴もできるので、特に女性はセパレートを選ぶ方が多いです。
3. 独立洗面台
セパレートにはお風呂と洗面台が一緒のタイプと、独立洗面台のタイプがあります。お風呂と洗面台が一緒のタイプは常に湿気を気にしなければならず、歯ブラシを置いておくのも衛生的によくありません。その上、収納スペースが少ないタイプが多く、ドライヤーなどの電化製品を置いておけないなど何かと不便です。
独立洗面台であれば、湿気を気にしないでいいので歯ブラシを置いておいても大丈夫ですし、収納スペースが多くドライヤーなども安心して収納できます。また、独立洗面台はヘアメイクや化粧がしやすいので、朝の身支度が捗ります。
4. 広い収納スペース / ウォークインクローゼット
一人暮らしをしてまず驚くことは、自分の荷物の多さではないでしょうか。たいてい荷物は自分で思っているよりも多いものですし、一人暮らしを続けていると衣類などの荷物がどんどん増えていきます。収納スペースが狭いと生活スペースに物が侵入してきて溢れてしまい、だんだん片付けが面倒になってしまいます。結果、部屋が散らかってしまいがちです。
荷物が多い方は、広い収納スペースがある物件、衣類が多い方はウォークインクローゼット付きの物件がオススメです。収納スペースが広いと室内が散らからずに済みます。後から収納家具を増やすことはできますが、部屋が狭くなってしまいますし、もともとの収納スペースが広い方が何かと便利です。
5. 宅配ボックス
最近は宅配ボックスを備えているマンションが増えてきました。宅配ボックスは不在時でも宅配物の受け取りができるため、再配達を依頼する手間が省けます。仕事で日中留守にしている方、Amazonなどでよく買い物する方は、宅配ボックスがあった方が便利でしょう。
宅配ボックスが備わっていない場合、個人用の宅配ボックスを設置する、郵便局留やコンビニ受け取りを利用するといった方法もあります。家賃節約のために宅配ボックスなしの物件を選びたい、でも不在が多いから宅配便の受け取りが不便…という方は、以下の記事を参考にしてください。
宅配ボックスがなくても大丈夫! 不在がちでも宅配便を便利に受け取る方法まとめ
6. 浴室乾燥機
浴室乾燥機は浴室内を温めたり乾燥させたりできる設備です。外干しは言わずもがなで晴れているときは最高ですが、天気が良くない日や寒い日の室内干しは生乾きしたときの独特の匂いを考えると、オススメできません。
しかし、浴室乾燥機があれば浴室内で洗濯物を乾かせるので、生乾きを防止できます。また、雨の日、突然の雨、帰宅が遅くなって取り込めない日はとても助かります。他にも、花粉症の方は外に干さなくてすむため、比較的重宝します。また、女性の方は外に洗濯物を干すのは不安があると思いますが、浴室乾燥機があれば室内で干せるので安心です。
7. 光ファイバー対応
光ファイバーは通信速度が早く、さくさくインターネットに接続できるので快適です。光ファイバー対応のマンションが増えていますが、未対応のところも多いので入居前に確認しておきましょう。
筆者の体験をお話しすると、マンションが光ファイバーに対応していなかったので仕方なくADSLで契約しました。その後、入居から2年ほど経ってマンションに光ファイバーが導入されたのですが、切り替えるのが面倒だったので結局退去までADSLを使い続けることになりました。入居前に光ファイバー対応か確認しておくべきだったと後悔しました…。
光ファイバー未対応のマンションでも大家さんの許可を取れば個別に導入することはできます。しかし、料金が割高になる上に、ケーブルを通すために壁に穴を開けなければならない場合もあるので、何かとデメリットがあります。その点を考えると、最初から光ファイバー対応のマンションを探した方がいいでしょう。
あくまで自分に必要な設備であるかが前提
設備が増えるほど家賃も高くなりますし、予算の都合もあると思うので、無理して設備が揃っているマンションを選ぶ必要はありません。ここまで紹介した設備はあくまでもあったら便利だと思うもので、家賃重視で設備は後回しにしたい方もいらっしゃるでしょう。
大事なのは自分にとって必要な設備であるかです。入居後の生活をイメージすると、自分にとって必要な設備がわかってきます。初めて一人暮らしされる方は必要な設備がわからないと思いますが、本記事を参考に自分に必要不可欠な設備は何かを考えてみてください。
まとめ
物件によって設備の充実度に大きな差があります。設備は生活の快適さを左右するので、部屋探しをするときは自分にとって必要な設備をじっくり考えてから探してください。
一人暮らしを快適にするのは設備だけではありません。家具・家電も必要です。単身赴任をされる方、家具・家電を用意するのが面倒な方は、以下のページから家具・家電付きの賃貸物件を探してみてください。