仕事や買い物で留守にしている間、ワンちゃんがお利口にしているか不安ですよね。普段はお利口さんでも、留守中は飼い主がいないという不安から無駄吠えをしたり粗相をしたりすることがあります。
留守にすることが多い飼い主さんのために、ワンちゃんがお利口に留守番できるようになるための7個のトレーニングをご紹介します。留守番は徐々に慣れさせることが大事なので、できないことを怒らずに、根気よくトレーニングしていきましょう。
ワンちゃんをお利口に留守番させておくための7個のトレーニング
飼い主がお利口さんにお留守番しているかなと不安になるのと同じように、ワンちゃんも飼い主が家にいないお留守番の時間は不安を感じています。お留守番は飼い主にとってもワンちゃんにとっても不安なものです。頑張ってトレーニングして、お互いが安心して生活できるように頑張りましょう。
1. 留守にしても必ず帰ってくることを覚えさせる
ワンちゃんは、飼い主が出かけると「もう帰ってこないのでは…」と不安に感じます。不安から吠えたり、粗相をしたりしてしまうので、「留守にしても必ず帰ってくる」とワンちゃんに覚えさせてあげましょう。
トレーニング方法としては、まずは短時間の留守を繰り返して留守番に慣れさせることです。いきなり長時間、家を留守にするとワンちゃんが留守に対して不安を抱くようになってしまいます。なので、最初は短時間の留守でちゃんと帰ってくることを覚えさせましょう。短時間の留守番の前に、家の中でワンちゃんがみえない場所に移動して、一人でいる時間も吠えないようにするトレーニングも効果的です。
2. お留守番の言葉を覚えさせない
留守に慣れているといっても、ワンちゃんにとって飼い主が出かけるのは寂しいものです。「今から出かけるからいい子にしててね」といったようなお留守番を連想させる言葉を覚えると、出かける前に吠えたり粗相をしたりするようになります。
お出かけの挨拶をしないのは冷たいと思うかもしれませんが、ワンちゃんにこれから一人で留守番しなければならないと感じさせる方が酷なのです。そもそも飼い主が出かけていることに気づかなければ寂しさを感じずに済みます。長時間留守にする時はお出かけの挨拶をしたくなる気持ちはすごくわかりますが、ワンちゃんのためと思ってグッと我慢しましょう。
カギの音がしてすぐに出かけると、「カギの音」=「出かける」と連想してしまうので、カギを鳴らさないように気をつける、または普段からカギを鳴らして慣れさせてあげるトレーニングも有効です。
3. ケージに慣れさせる
室内で自由に動き回れるようにすると、誤飲したり、物が落下してケガをしてしまう恐れがあるので、留守にする時はケージに入れておいた方が安心です。狭いケージに閉じ込めておくのはかわいそうと思うかもしれませんが、ケージはワンちゃんにとって安心できるテリトリーの役割があります。
ケージに入るのを嫌がるワンちゃんもいるので、トレーニングをして慣れさせなければいけません。ケージは安心できるところ、楽しいところと覚えさせるのが効果的です。
安心させるためにはよく使っている毛布を入れる、お気に入りのおもちゃを入れる、などワンちゃんが心地よいと感じる環境を作ってあることを心がけましょう。
どうしてもケージに入るのを嫌がる場合は、おやつやおもちゃで誘導して入ったら褒めてあげ、ケージは楽しい場所だと覚えさせてください。また、ケージはワンちゃんにとって安心して寝られる場所であることが大切なので、常にキレイにしてあげましょう。
4. 一人遊びを覚えさせる
一人遊びを覚えさせると、留守にしても一人でストレス解消できるので無駄吠えや粗相を防止できます。ボールなど一人遊び用のおもちゃを用意して、最初は誘導して遊んであげて、遊び方を覚えてきたらケージの中に入れて一人でも遊べるようにトレーニングしていきましょう。
もちろん一人遊びをさせるだけでなく、家にいる時はちゃんと遊んであげてくださいね。ワンちゃんにとっては飼い主と遊べるのは一番楽しい瞬間なのです。
5. ランダムにごほうびをあげる
留守番ができたことに対しておやつなどのごほうびをあげるのは効果的ですが、ちょっと工夫してみましょう。
短時間の留守からの帰宅後に毎回ごほうびをあげるのではなく、今回はごほうびあり、今回はなしという風に、ランダムにごほうびをあげるようにしてください。そうすることで今回はごほうびがなかったけど、次はもらえるかもと長時間待つことに慣れてきます。
お留守番してくれたのにごほうびをあげないのはかわいそうだという気持ちもわかりますが、長時間の留守番に慣れるトレーニングと思って頑張ってください。
6. 普段の生活から一緒にいる時間と離れている時間を作る
ずっとべったりくっついていると、留守番の時の寂しさが増してしまいます。もちろん、家にいる時はできるだけ遊んであげたり撫でたりしてあげたいものですが、留守番のことを考えるなら、一緒にいる時間と離れている時間を作り、距離感を適度に保つことが必要です。
遊ぶ時は思い切り遊んであげて、ハウスする時は大人しくさせ、普段の生活からON・OFFのメリハリをつけましょう。
7. 普段からストレスを溜めないようにする
ストレスは無駄吠えや粗相の原因となります。仕事が忙しくて遊ぶ時間が少ないと、ワンちゃんは寂しくてストレスが溜まってしまいます。お利口さんに留守番してもらうには、普段からストレスを溜めないように散歩をしたり遊んであげたりすることが大切です。
仕事から帰ってくるといつもケージの中でうんちを撒き散らしている、という行動がみられる場合は、ストレスが溜まっている可能性が大です。なので、普段からワンちゃんと遊ぶ時間を作ってストレスを発散させてあげてください。
ワンちゃんの気持ちも大切にしてあげよう
ここまでワンちゃんをお利口に留守番させるためのトレーニングを解説してきましたが、あくまでもワンちゃんの気持ちを大切にしてあげてください。
「いい子に留守番してほしい」という飼い主の理想ばかりを押し付けるのではなく、ワンちゃんにとってストレスなくお留守番ができる方法を考えてあげるのが一番です。ワンちゃんにはそれぞれ個性があり、好きなおやつやおもちゃも違いますし、一人での過ごし方も異なります。マニュアル通りのトレーニングをするのではなく、ワンちゃんの個性に合ったトレーニングが必要なのだということを忘れないでくださいね。
まとめ
お留守番に慣れさせることは飼い主のためだけでなく、ワンちゃんのストレスを軽減するためでもあります。自分の部屋にいると落ち着くのと同じように、ワンちゃんにとってケージが落ち着く場所にしてあげるとストレスなくお留守番できるようになります。
最初から上手にできないこともあると思いますが、自分も一緒に成長するつもりでトレーニングに取り組んでいきましょう。
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