
駐車場は近くならどこでもいいやと思っていませんか? 駐車場は場所や設備によって月額料金に差があり、防犯性も違ってきます。使い始めてから不便なところを知り、「もっとよく探せばよかった…」と悔やんでも後の祭りです。
契約してから後悔しないために、賢く駐車場を選ぶ6個のポイントを解説します。たかが駐車場、されど駐車場。選ぶポイントを知っているかどうかで月額料金や利便性に差が生じますので、これから駐車場を探す方はぜひ知っておいてください。
駐車場を選ぶポイント
インターネットで駐車場を検索
駐車場を探す方法は不動産屋に聞く、または近隣を歩いて探すのが一般的ですが、最近は賃貸と同様にインターネットでも駐車場を検索できます。すべての駐車場がネット上に登録されているわけではありませんが、相場を調べるためにもまずインターネットで駐車場を検索してみましょう。
「地域名(駅名) + 駐車場」で探すのが基本ですが、これだとコインパーキングも検索にひっかかってしまいます。「月極」を加えて「地域名 + 駐車場 + 月極」で検索すると絞り込みが可能です。
地域や場所によって月額料金の相場に差があるので、高い安いかは後回しにして、その地域ではとりあえずどれくらいの料金で借りられるのか、相場を調べましょう。
必ず下調べをする
インターネットで検索しただけで決めるのは早計です。実際に足を運んでみると全然違っていたということはよくあります。
たとえば入出庫がしにくい立地や環境にあったり、目の前の道路が一方通行で回り道をしなければならなかったり、街灯が少なくて防犯面に不安があったり、実際に駐車場を見てみなければわからないことはたくさんあります。
現地に足を運ぶのは面倒ではありますが、下調べをせずに選ぶと後悔するかもしれません。賃貸で家を借りるときに必ず内見しますよね。駐車場も同じです。後悔しないために、必ず現地に足を運んでチェックしてから契約するかどうかを判断しましょう。
距離(徒歩の許容範囲)
駐車場を選ぶ上で自宅からの距離は非常に重要です。近ければ近いほど楽になりますが、都合よく条件に合う駐車場が見つかるとも限りません。使いたい駐車場の契約が埋まっていることもありますし、月額料金が予算をオーバーすることもあります。駐車場を探すときは、自宅から徒歩何分以内なら許容範囲なのかを考えておくと選択肢が広まります。
駐車場が自宅から近いけれど月額料金が高い場合、距離をとるか無理して高い月額料金を払うかは迷うところです。たとえば月額料金の予算が3,000円オーバーだとすると、予定より年に36,000円多く払うことにあるので結構な負担になります。
しつこいようですが、選択肢を増やすためにも自宅から近距離にある駐車場に限定せず、少し範囲を広げて探してみてください。とはいえ、月額料金が安かったとしても、遠くて不便では元も子もありません。料金と距離のバランスがいい駐車場を見つけたいですね。

月額料金の違い
駐車場の月額料金は、立地場所、駐車場の種類・設備、舗装状態によって上下します。
駅近、都心部など利便性のいい場所にある駐車場は人気が高いため、月額料金が高めに設定されている場合がほとんどです。立地条件がいい場所は地代が高いため、必然的に駐車場の月額料金も高くなります。
駐車場の種類は大きく分けると平地駐車場と立体駐車場があります。立体駐車場は装置が必要になるため、装置がいらない平地駐車場よりも月額料金が高くなる傾向にあります。
セキュリティゲート、防犯システムなどの設備も月額料金に上乗せされます。設備が充実しているほど防犯性や利便性が高くなるため、その分料金も高くなると考えてください。いずれも必要な設備なのか、設備に見合った料金設定なのかを確認しておきましょう。
防犯
駐車場を選ぶ上で防犯面は非常に重要です。いかなる被害も避けたいものですが、まだ車上荒らしなら車が残っているので被害は最小限で済みます。しかし、盗難に遭うと車自体が失くなってしまいます。
車を狙うプロの窃盗団も存在します。どんな車でも車上荒らしや盗難、イタズラの被害に遭う可能性があることを忘れず、油断せずに自分の車も狙われるかもしれないという危機意識を持っておきましょう。特に、人気の車種ほど盗難の被害に遭う可能性が高いので充分に注意してください。
また、アラームやハンドルロックなどの盗難防止装置を設置していても、100%の安心はできません。駐車場の防犯面を考えるなら、防犯カメラ付き、シャッター付き、屋内など設備や環境をチェックしておきましょう。
周辺環境
車上荒らしや盗難、イタズラの被害を防ぐために、駐車場の周辺環境を確認しておきましょう。
窃盗犯に狙われやすいのは、人目につきにくい駐車場です。住宅を狙う空き巣も同じですが、人通りが少なく人の目をきにしなくていい場所は窃盗犯にとって仕事をしやすい場所といえます。防犯面を考えるなら、そうした場所にある駐車場は避けましょう。
反対に、窃盗犯が敬遠するのは人目につきやすい場所にある駐車場です。人目につく場所は通報される恐れや姿を見られる恐れがあるため、窃盗犯は敬遠します。もちろん、人目につく駐車場でも堂々と悪事を働く者はいますが、人目は抑止力になります。
窃盗犯は主に夜間に盗みを働くので、夜間照明やセンターライト付きの駐車場が安心です。防犯性の高さを重視するなら、人目につきやすく、夜間照明が備わっている駐車場を探しましょう。
まとめ
駐車場探しも賃貸物件探しと同じで、比較して選ぶことが大事です。地域や場所によって相場が違ってくるので、まずインターネットで相場を調べておくと月額料金の目安がわかります。今回紹介したポイントをふまえ、好条件の駐車場を見つけてくださいね。
駐車場を探すのは面倒な方、車を毎日使うからすぐ乗れる場所に駐車しておきたいという方には、駐車場ありの賃貸物件がおすすめです。以下のページでご覧いただけますので、駐車場ありを条件に含めて探してみてくださいね。