今やインターネットは生活になくてはならない存在です。しかし、パソコンが苦手でインターネットの仕組みもよくわからない…という方は多いかと思います。
そこで今回は「パソコンとかインターネットとか苦手!」という方にもご理解いただけるようにインターネットの基本中の基本をまとめました。プロバイダ、光ファイバー、ルーター、Wi-Fiなど「耳にしたことはあるけれど、どんな意味なのかわからない」という言葉についてご紹介していきますので、ぜひ読んでみてください。
プロバイダとは
プロバイダは、回線業者とインターネットを接続する事業者のことです。
NTTの「フレッツ光」、ケイ・オプティコムの「eo光」、KDDIの「auひかり」などの回線業者が提供する回線だけではインターネットにはつながりません。プロバイダは回線業者が敷いた回線からインターネットへ接続する役割を果たしています。
ですので、インターネットを使用するには、回線とは別にプロバイダと契約する必要があります。インターネットの速度はプロバイダが提供する回線ごとのプランによって変わります。
主なプロバイダ
主なプロバイダはOCN、BIGLOBE、nifty、So-net、ぷららなどで、プロバイダによって料金に差はあるものの、速度に大差はありません。
しかし、中継局からマンションまでの距離、回線の混み具合によって速度が変わることがあります。また、マンションの共有回線は住人同士で共有して使うので、利用者が増える夜は回線が混み合って速度が遅くなることがあるでしょう。
インターネット回線の種類
インターネット回線は、主に以下の4種類があります。
光ファイバー
現在、最も主流といってもいい回線で、速度が早く、安定した利用が可能となっています。ADSLと比べると料金が高く設定されていますが、安いプランもあります。
ただし、マンションが光ファイバーに対応していない場合は利用できません。個別に光ファイバーを敷くこともできますが、壁に穴を開けなければならない場合があるので、事前に大家さんの許可をとっておきましょう。
ADSL回線
月額料金が安く、NTTの電話回線があれば利用できます。NTT基地局から離れていると、速度が遅くなったり不安定になったりするのが欠点です。
CATV回線(ケーブルテレビ回線)
ケーブルテレビの回線でインターネットを接続できるサービスです。
通常、BSやCSを視聴するにはアンテナが必要ですが、CATV回線はケーブルで受信するためアンテナは必要ありません。
モバイル回線
携帯電話会社が提供する3G・LTE回線の電波を受信し、Wi-Fiルーターなどの機器でインターネットに接続するサービスです。回線工事が不要で、機器が届いたその日から利用開始できます。
Wi-Fiルーターは持ち歩きできるので、外でも使えます。電波が弱い場所では速度が落ちたり不安定になったりするので、固定回線と比べると安定性に欠けます。通信制限が設定されているキャリアもあるので、利用前によく確認しておきましょう。
ルーターとは
出典:BUFFALO 11n/g/b 無線LAN親機(Wi-Fiルーター) エアステーション
ルーターはひとつのインターネット回線を複数のコンピューターで共有するための機器です。ルーターを使うことで2台以上のパソコンをインターネットに接続できるようになります。
ルーターは、大きく分けると有線で接続する有線LANルーターと、無線で接続できる無線LANルーターがあります。有線LANルーターはLANケーブルとパソコンをつないでインターネットに接続します。
無線LANルーターはLANケーブルが不要で、パソコンやスマホ側で設定して無線LANルーターと通信させることでインターネットに接続できます。
Wi-Fiとは
Wi-Fiは無線LAN機器の規格のひとつです。勘違いされがちなのですが、無線LAN=Wi-Fiではありません。しかしながら、無線LAN=Wi-Fiと認識している方が多いのも事実です。
本来Wi-Fiとは、対応機器間で相互に接続が可能ということを指すものです。そのため、Wi-Fi対応機器同士なら接続が保障されていますが、無線LAN機器であってもWi-Fiに対応していなければ接続できません。とはいえ、最近は多くの機器がWi-Fiに対応しており、そこまで気にしなくても大丈夫であるため、知識として役立ててください。
モバイルルーター / ポケットWi-Fiとは
出典:BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi
モバイルルーターは持ち運びができるルーターのことです。ポケットWi-FiはモバイルWi-Fiルーターの一種で、先に解説したようにWi-Fiは無線LANの規格のひとつなので、Wi-Fi対応機器にのみ接続できます。
モバイルルーターやポケットWi-Fiはパソコン、タブレット、スマートフォンなど複数の機器に接続可能なので、外出先でインターネットに接続したい時に便利です。
スマホでインターネットを接続するとキャリアの通信料がかかりますが、モバイルルーターに接続すれば通信量を抑えられるので、通信料の節約になります。ただし、モバイルルーターはデータ通信制限がある場合がほとんどなので、通信量に注意しましょう。
インターネットが使えるまでの手順
インターネットの申し込み方法はいくつかあります。
・回線業者に申し込む
回線業者に申し込む場合、回線とプロバイダを自由に選べます。キャッシュバックなどの特典は受けられませんが、好みで回線とプロバイダを選びたい方に向いています。
・プロバイダに申し込む
プロバイダのWebサイトから申し込むと、キャッシュバックなどの特典が受けられることが多いです。時期にもよりますが、たいていキャッシュバックキャンペーンをやっています。キャッシュバックは商品券などの場合があります。契約後数ヶ月以降でないと特典を受け取れないことが多いので、条件をよく確認しておきましょう。
・販売代理店で申し込む
販売代理店サイトで申し込むと、キャッシュバックなどの特典がもらえます。ただし、オプションの加入が必須になっている場合がありますので、キャッシュバックの受け取り条件を確認してから契約をしましょう。
・家電量販店で申し込む
家電量販店ではパソコンを購入する際にインターネットの契約をすると、パソコンを割引してくれたり、キャッシュバックをもらえたりします。これも販売代理店の時と同じで、オプション加入が必須となっていることがあるので事前に条件を確認しておきましょう。
申し込みから開通まで
先に解説したように、インターネットを利用するには回線とプロバイダの両方を契約する必要があります。別々に申し込む場合は、それぞれに申し込んで契約をします。面倒な方は回線とプロバイダがセットになったプランが便利です。
インターネットを開通するには工事が必要で、予約して自宅に工事に来てもらわなければなりません。引っ越しシーズンは開通工事の予約が混み合うので、希望の日時に工事に来てもらいたい方は早めに予約をとっておきましょう。
開通工事の費用は必要ですが、その金額はまちまちで、プロバイダや販売代理店によっては無料キャンペーンを実施していることもあります。工事費を節約したい方は、このような無料キャンペーンを探してみましょう。
まとめ
ごくごく簡単に解説しましたが、以上がインターネットの基礎の基礎となります。インターネットに苦手意識を持っている方も多いと思いますが、何事も慣れです。基礎を理解してしまえばあとは自然とわかってきます。
インターネット利用料無料の賃貸物件や光ファイバー有りの賃貸物件がありますので、快適にインターネットを使いたい方は以下のリンクから物件を探してみてください。