部屋で楽器を思うままに演奏したい!という方は多くいらっしゃると思います。とはいえ、防音仕様の部屋なら遮音性が高いので気兼ねなく楽器を弾けますが、防音仕様でない部屋は音漏れするので楽器を弾けないですよね。そこで活躍するのがサイレント楽器です!
サイレント楽器なら音量を抑えて練習できるので、防音仕様の部屋に引っ越しせずに済みます。自宅練習に最適なサイレント楽器を7個ご紹介しますので、防音仕様でない部屋にお住みの方、音量が気になって思い切り弾けない方はぜひ検討してみてください。
防音仕様ではない賃貸では楽器を練習しにくい
賃貸住宅で楽器を練習するとなると、防音仕様の家を選ぶか、もしくは楽器の音量を工夫する必要があります。防音仕様の部屋であれば音漏れがしにくいので楽器の練習がしやすいですが、建物の防音レベルや楽器の音量によっては漏れ伝わることがあります。
楽器の音量を抑えて練習するなら、サイレント楽器という選択肢があります。サイレント楽器は通常の楽器と比べてかなり音量が低減されているので、防音仕様出ない部屋でも練習できます。では、どんなサイレント楽器があるか見てみましょう!
サイレント楽器7個
サイレントギター(スチール弦)
普通のアコースティックギターを家でジャカジャカ弾くとかなりの音量なので、防音仕様でないと練習するのは難しいですよね。このスチール弦仕様のサイレントギターは、アコースティックギターの約18%の音量に抑えられているのでアコギの練習にもってこいです。
エレキギターでも練習はできますが、アコギとは弦のテンションが違うので、このサイレントギターの方がアコギの練習に向いています。
このサイレントギターはルームリバーブ、ホールリバーブ、コーラスの3種類のエフェクトを搭載しています。BASSとTREBLEの調整も可能で、アンプに接続して音を鳴らすこともできます。
サイレントギター(ナイロン弦)
こちらはナイロン弦仕様のサイレントギターです。普通のクラシックギターの約10%の音量に抑えられています。
クラシックギターはアコースティックギターと比較すると音量が小さいですが、それでも思いっきり練習するとなるとかなり音量は出るので、防音仕様でない賃貸にお住まいならサイレントギターが安心です。
スチール弦仕様もナイロン弦仕様のどちらにもクロマティックチューナーが搭載されているので便利です。
サイレントピアノ
ヘッドフォンを接続して消音演奏ができるヤマハのサイレントピアノです。キーセンサーで打鍵の強弱を把握してくれるので、消音時も通常と同じ弾き心地で練習できます。
キーボードやエレクトーンでもヘッドフォンを接続して消音で練習できますが、やっぱりアコースティックピアノとは鍵盤の感触が違います。賃貸でアコースティックピアノを練習するならサイレントピアノの購入を検討してみてはいかがでしょう。
サイレントバイオリン
サイレント仕様のバイオリンもあります。音量が大幅に低減されているので、防音仕様でない賃貸でもバイオリンの練習ができます。
バイオリンは手で持って弾くので、練習の時と重さが違うとバランスが取りにくいですが、このサイレントバイオリンは通常のアコースティックバイオリンの重さを再現し、違和感なく演奏できるように工夫されています。市販の肩当ても装着できます。
サイレントベース
ウッドベースを練習したい方はヤマハのサイレントベースはいかがでしょうか。若干の共鳴部以外は省いているので小さな音量で練習できます。
コントラバスと比べて容積が約25%に抑えられているので、持ち運びがしやすいのもサイレントベースの良いところです。ピエゾピックアップを搭載しているので、ライブでも使えます。容量が大きいコントラバスのように持ち運に苦労をしないで、メインで使うのもアリですね。
サイレントチェロ
出典:ヤマハ サイレントチェロ
なんとヤマハはサイレントチェロまで作っています。こちらのモデルはフレームを最小限に抑えた軽量なチェロです。
音量は一般的なアコースティックチェロの約10分の1にまで抑えられているので、賃貸でも気兼ねなく練習できます。少々値が張るのがネックですが、防音仕様の賃貸であっても低温が響くチェロは練習しにくいので、自宅練習用にサイレントチェロを検討してみてはいかがでしょう。
電子ドラム
防音仕様の住宅であってもドラムを練習するのは無理があります。自宅で練習するなら電子ドラム一択です。ローランド、ヤマハ、MEDELI、Alesisなどが電子ドラムを販売していて、種類がたくさんあります。
ただし、電子ドラムの音量は小さいものの、バスドラを踏むと振動が起こるので注意してください。バスドラを踏むたびに下の部屋に響くので、振動を吸収するドラムマットを敷くなど振動対策が必要です。
サイレント楽器でも練習時間には気をつけよう
サイレント楽器であっても無音ではありません。通常の楽器よりもかなり音量が抑えられていますが、夜中に弾くと隣まで音が聞こえる恐れがあります。特にドラムはバスドラの振動がありますので、サイレント楽器だからといって夜中に練習しないようにしましょう。お隣さんや下の階の人への配慮は、いついかなるときも大切です。
楽器を練習するなら楽器相談可の物件が安心
しっかり楽器の練習をしたい方には、楽器相談可の物件をおすすめします。通常の物件よりも遮音性が高いため音漏れがしにくいので、練習しやすいです。
楽器相談可の物件の中には18時以降は演奏禁止、土日は演奏禁止など、演奏時間や曜日などの条件が設定されている場合があるので、入居前に確認しておきましょう。もちろん、楽器相談可の物件でも夜中に練習すると近所迷惑になりますので、演奏時間の制限がなくても常識の範囲内で練習しましょう。
おわりに
主にヤマハのサイレント楽器の紹介になりましたが、いずれの楽器も音量がかなり抑えられているので防音仕様ではない賃貸でも練習できます。ただし、楽器の騒音はトラブルの元になるので、音量には注意して練習してくださいね。
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