一人暮らしの食費の平均はいくら?食費を節約する12個の方法もご紹介!

一人暮らしの食費の平均はいくら?食費を節約する12個の方法もご紹介!

一人暮らしのひとつきの食費の平均はいくらかご存知ですか? 詳しい金額は後ほど紹介しますが、食費は自分が思っている以上にかかっているものです。

本記事では、一人暮らしの食費の平均と食費を節約する12個の方法もご紹介します。平均より上回っている方は、ひとつきの食費を見直してみてください。食費を抑えて貯金額を増やしましょう!

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一人暮らし(単身世帯)の食費の平均

統計局の「家計調査報告(平成29年 7~9月期)」のデータによると、一人暮らし(単身世帯)の1ヵ月の平均食費は37,861円だそうです。勤労者世帯は平均が少し高く40,331円となっていて、勤労者以外の世帯の平均は35,872円となっています。

自宅暮らしの社会人の場合、食費をいくら渡すかどうかにもよりますが、一人暮らしよりも食費は抑えられるでしょう。一人暮らしの場合、食費の平均は約35,000〜40,000円と考えてよいかと思います。

参照:家計調査報告(単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯)- 統計局

食費は家計の15~20%が目安

一般的に、食費は家計の15~20%が目安だそうです。一人暮らしか自宅暮らしかで食費の割合は大きく変わってきますが、今回は一人暮らしの食費を考えてみましょう。

上記のデータによると、一人暮らし(勤労者世帯)の消費支出における食費の割合は24.4%となっています。一般的にいわれている15~20%という目安を超えているため、少し多いかなという印象です。

一人暮らしだと外食が多くなってしまうので、どうしても食費が増えてしまいます。自炊をされている方も多いと思いますが、一人暮らしだと食材が余ったり無駄にしてしまったりすることもあるので、節約が難しいという理由もあるでしょう。

逆に考えれば、食費の節約に成功すれば貯金額を増やせるということです。大切なのは食費の多さを意識することで、それだけで食費に対する考えが変わると思います。

普段の生活で生活費における食費の割合を意識している方は少ないと思いますが、いちど毎月の食費が生活費のどれくらいの割合を占めているか計算してみてください。

一人暮らしの食費を節約する方法

 一人暮らしの食費の平均はいくら?食費を節約する12個の方法もご紹介!

食費の予算を立てる

食費の予算を立てずに生活をすると、どんどん食費がかさんでいくことでしょう。お小遣い制なら限られた予算でやりくりせざるを得ないですが、一人暮らしだと自由にお金を使えるぶん、食費に対するストッパーが甘くなってしまいます。

毎月の食費を抑えるには、食費の予算を立てることが必要です。先にも書いた通り、家計における食費の割合の目安は15〜20%ですので、それを元に考えてみてください。

たとえば、ひとつきの生活費が20万円で食費を15%に抑えたい場合、毎月の食費の目安は30,000円になります。これを30日で割ると1日あたり1,000円になりますが、外食が多い方だと予算が厳しいですよね。

でも、一人暮らしの食費平均が約40,000円であることを考えると、ひとつき30,000円に抑えれば10,000円も節約できます。自炊をしてうまく節約すれば、1日1,000円に抑えるのは難しくはありません。外食をする日があってもそのほかの日でカバーすればいいのですから。

ひとつきの食費の目安に関しては、目標貯金額や付き合いの多さなどで各自調整していただければと思います。

買い物に行くときはリストを作ってから行く

買い物に行くとき、頭の中でこれとこれを買おうと考えていく方が多いのではないでしょうか。でも、それだとつい予定にない食品を買ってしまって無駄な買い物する可能性が高くなります。

予定外の無駄な買い物を防ぐために、リストを作ってから買い物に行きましょう。リストを作り、その食品が置いてあるコーナーにしか行かないと決めていけば無駄買いを防げます。

いまはスマホで簡単にメモができるので、買い物リストの作成はそれほど面倒な作業でもありません。リストを作るのは自分に必要な物は買わないと意識させることが目的です。買い物に行くと予定外の物を買ってしまうことが多い方は、リストを作ってから買い物に行きましょう。

食材を使い切れるようにレシピを工夫する

一人暮らしで自炊をする時、困るのが食材のロスです。自炊で食費を節約するつもりが、食材を使い切れずに腐らせて捨ててしまうと節約どころか無駄になってしまいます。

上述したように買い物に行くときはリストを作ってから行くというのも食材ロスを回避する方法ですが、レシピも工夫してみましょう。毎日同じメニューだと飽きてしまいますが、同じ食材でもメニューを変えれば飽きずに食べられます。

たとえば大根は1本まるまる買うと一人暮らしでは使い切るのが難しいですが、煮物、和え物、おろし、サラダ、スープなどレシピを工夫すれば一週間違うメニューで使い切れるでしょう。同じ煮物でも豚バラ大根とぶり大根では味わいが違います。

もやしは日持ちがしないので、先に翌日や翌々日分のおかずも調理しておいたほうがよいでしょう。豚バラ大根で余った豚肉があれば冷凍保存しておき、もやしと一緒に炒めるなど、食材の共有はいくらでもできます。

一人用に分けた食材は値段が高めであることが多いため、できれば普通のサイズの食材を買って上手に使い切りたいですね。

コスパが良い食材を使う

上手に食費を節約するには食材のコスパも考えてみましょう。コスパが良い食材を使えば節約効果が高まります。

野菜なら玉ねぎやじゃがいも、白菜、もやしなどはコスパが良いです。前項で解説したように使い切れないと食材ロスで無駄にしてしまうので、白菜などは前もって数日分のレシピを考えてから購入したほうがよいでしょう。

じゃがいもは常温保存で2ヶ月から3ヶ月保存できるため、安い時に買い置きしておくと価格高騰に対処できます。レシピも豊富にあるので自炊に必須です。

ちなみにじゃがいもは冷蔵保存しないほうが長持ちします。その理由やそのほかに冷凍保存しないほうがいい野菜を下記の記事で詳しく解説していますので、自炊をされる方は目を通してぜひ覚えてください。

玉ねぎ・じゃがいもは冷蔵庫NG?!冷蔵庫に「入れるべきもの」「入れるべきでないもの」13選

節約レシピを覚える

食費を抑えるために節約レシピを覚えましょう。節約レシピは食費の節約に効果的で、5つくらいレシピを覚えるだけでも食費が全然違ってきます。

いまはネットで簡単に節約レシピを検索できるので、必要となるのは”やる気”だけです。少し食材を変えるだけでも節約になるので、どういった節約レシピがあるか調べてみてください。

以下の記事では、食費を節約しながら満足度の高い晩ごはんを作れる節約レシピをまとめています。いずれのレシピも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ覚えて食費を節約してくださいね。

安い食材で満足度の高い晩ごはんを作る!低予算で作れる節約レシピ7選

冷凍保存する

一人分の食材を効率よく使うのは難しいもので、冷蔵保存しかできない食材だと期限が切れて無駄にしてしまうことがあります。一人暮らしで食費を抑えるなら、冷凍保存をうまく活用しましょう。

冷凍保存できる食材と保存時のポイントをリスト化しましたので、ぜひ参考にしてください。

《ごはん》
温かいうちにラップやタッパーに入れ、粗熱をとってから冷凍すると解凍したときに美味しく食べられます。

《生麺》
保存開始時の麺の状態にもよりますが、保存期間は1ヶ月となります。

《食パン》
食パンを冷蔵保存するとデンプンが劣化して味が落ちるので、すぐに食べないのであれば冷凍保存がおすすめ。

《野菜》
火を通したり茹でたりと下処理をすることで冷凍保存が可能。キャベツのように生のまま冷凍保存できる野菜もあります。

野菜の冷凍保存の方法はこちらのサイトがわかりやすいです。

野菜保存のポイント – 旭化成ホームプロダクツ株式会社

《肉類》
肉類は空気に触れると酸化が進んでカビが繁殖しやすくなるので、ラップで密閉して空気に触れる部分を減らして冷凍保存しましょう。また、使う分だけ解凍できるように、小分けにして冷凍保存すると便利です。

《魚類》
魚は一度解凍したものを再冷凍すると味が大きく落ちてしまいます。冷凍できるのは、まだ一度も冷凍されていない「生」と書いた魚から加工品のみです。または、下処理をしてから冷凍すると鮮度が保たれます。

《お餅》
お餅はカビが生えやすいので、長期保存するなら冷凍がおすすめ。お餅をひとつずつラップで包んで空気に触れないようにして冷凍してください。

スーパーの食材割引の時間帯を狙う

スーパーでは決まった時間になるとたいてい半額などの食材割引のシールが貼られます。1〜2時間の差であれば、少し待って半額になってから買ったほうが得です。

スーパーによって割引シールを始める時間帯が異なるため、しばらく時間を変えて通っていつ貼られるのかを調査しなければなりません。最初は少し面倒ですが、行きつけのスーパーの割引時間帯が分かれば食費の節約に役立ちます。

ただし、ポイント○倍デーや特売日は売り切れてしまうことが多いため、そういった日に割引を狙って行っても食材をゲットできません。

ポイント○倍デーや特売日の前日は割引シールが貼られる傾向があるため、狙うならイベント日の前日です。週末よりも平日のほうが食材が売れ残りやすいので、平日の遅い時間に食材を買いに行くと安く買える可能性が高くなります。

セールや割引につられない

上述したことと言っていることが逆になるのですが、セールや割引につられて必要のない食材を買うと節約になりません。セールや特売という言葉を聞くとついつい予定外の食材を買ってしまいますが、一人暮らしでそれをしてしまうと結局使いきれずに食材を無駄にしてしまいがちです。

セールや割引は欲しい商品が値引きされているから節約する意味があるのであって、必要でない商品を買っても節約にならないどころか余計な出費が増えてしまいます。冷凍保存できる食材であれば衝動買いしても無駄にはなりにくいですが、賞味期限が早い食材を割引につられて買ってしまうと無駄にしてしまう可能性が高くなるでしょう。

セールや割引をしていると「今買わなきゃ」という気持ちにさせられますが、本当にその割引が自分にとって得なのか、買う前によく考えてみてください。

安く買えても食材を余らせてしまっては節約効果が薄れるので、買いだめするなら冷凍保存できるものか使い切れるように数日分のメニューを考えてから買うようにしましょう。

作り置きをする

仕事が忙しい日は自炊をする気が起こらないものです。自炊を続けていても「一日くらい外食してもいいか」という油断が意志を弱くさせてしまいます。

とは言うものの、やはり疲れている日は自炊をするのがしんどいものです。それならば、自炊をする気力がある日に作り置きをしておきましょう。

おかずを作り置きして保存しておけば、自炊をする気力がない日の外食を回避できます。さらに作り置きで食材ロスを回避できれば一石二鳥です。

作り置きに最適なレシピは以下の記事で詳しく解説しています。疲れている日はついつい自炊をサボってしまうという方は、作りおきレシピを覚えてみてはどうでしょう?

作り置きは一人暮らしの食費節約に効果的!作り置きに最適なレシピ7選

コンビニの利用を控える

コンビニは便利ですが、定価で売られていることがほとんどなのでスーパーやディスカウントショップと比べると高くつきます。一人暮らしをしているとついコンビニで済ませてしまいますが、極力利用を控えるようにしましょう。

たとえば、コンビニの1本130円のペットボトルと、スーパーの1本80円ペットボトルを比較した場合、50円もの節約になります。毎日1本飲むとしたら、30日×50円で1,500円もの差!これを他の食材でもすればかなりの節約効果です。

ただ、近くにスーパーやディスカウントショップがないとコンビニに頼ることが多くなります。それを防ぐためには、物件探しの段階で近隣にスーパーやディスカウントショップがあるか確認しておきましょう。仕事で帰りが遅くなることが多い方は営業時間の確認も忘れずに。

水筒を持参する

飲料水代は毎日となると結構な負担になります。

たとえば、自販機で1本160円の500ミリペットボトルを毎日買うと、160円×30日で4,800円です。夏は1本では足りないので、もっとかかるかもしれません。

食費を節約するなら会社や学校に水筒を持参したほうがよいでしょう。ペットボトルの使い回しは不衛生なので、水筒がおすすめです。

自宅でお茶を沸かして水筒に入れてもいいですし、1.5〜2リットルのお茶や水を買ってきて入れてもいいです。500ミリペットボトルを毎日買うよりも節約できます。

宅飲みをする

お店でお酒を飲むのも楽しいですが、食費を考えるとできるだけ宅飲みで節約したいものです。1杯のお酒でも、お店で飲むのと家で作ってのみのとでは全然値段が違います。

お酒だけでなく食事やおつまみも宅飲みのほうが断然安くつきますよね。作る手間はかかりますが、簡単なレシピを覚えたり作り置きをしたりすればいいわけです。

たとえば、友達と宅飲みするならお好み焼きや鍋を作ってワイワイ言いながら料理を作るのも楽しみ方です。料理を作るのを込みで宅飲みを楽しめるようになれば節約上級者と言えるでしょう。

食費を節約して貯金をしよう!

一人暮らしの生活費を節約する上で、いかに食費を抑えるかが肝心であることがおわかりいただけたかと思います。食費は節約効果が高いので、一人暮らしをされている方、これからされる方は自炊にチャレンジしてみてください。

毎月いくら食費がかかっているのかを把握することも大事です。いまはスマホで家計簿アプリが使えるので、面倒くさがりの方でも食費の管理ができるかと思います。

試しに予算を決めずにひとつき過ごしてみて、どれだけ食費がかかっているのかを把握してみるのもよいでしょう。それを目安に食費節約に取り組めばどれくらい節約効果があったかを実感できるので、やる気を維持しやすいです。

おわりに

一人暮らしのひとつきの平均的な食費は40,000円ですが、これを25,000円、30,000円と抑えるだけで貯金額が全然違ってきます。貯金を殖やしたい方は、買い物リストを作って無駄な買い物を減らしたり、コンビニの利用を控えたり、食費を節約する工夫をしてみてください。

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