ユニットバスとセパレートを比較すると、どうしてもバス・トイレが別のセパレートに軍配が上がってしまいます。しかし、ユニットバスでも使い方次第で快適になるのをご存知ですか?
本記事では、ユニットバスを快適に使っていただくために、基本的な使い方と賢い使い方をまとめました。ユニットバスは不便そうと考えておられる方は、本記事を最後までお読みいただければ印象が変わると思います。
「お風呂にゆっくり浸かりたい」という方にはバス・トイレ別の賃貸がおすすめ! バス・トイレ別の賃貸はこちらのページで特集しています。
ユニットバスはセパレートより不便?
ユニットバスはお風呂とトイレが一体になっているため、一般的にはセパレートタイプよりも不便と言われます。しかし、本当にユニットバスは不便なのでしょうか?
「住めば都」という言葉があるように、なんでも慣れてしまえば不便さなど忘れてしまうものです。それにユニットバスの活用法を知っていればセパレートでなくとも快適に過ごせます。
ユニットバスの基本的な使い方と賢い使い方
シャワーカーテンは浴槽の内側に入れる
シャワーカーテンを浴槽の外側に出してシャワーを浴びると、隙間からトイレ側にお湯が流れていってカーテンの意味をなさなくなります。シャワーを浴びる時はシャワーカーテンを内側に入れておきましょう。
ただし、浴槽にお湯を溜めて浸かる時はシャワーカーテンを開ける、または外側に出しておきます。浴槽に浸かっている時にシャワーカーテンを閉めると熱気がこもってのぼせやすくなるので注意してください。
浴槽にお湯を溜めた時の頭と体の洗い方
ユニットバスは洗い場がないため、浴槽にお湯を溜めていると頭や体を洗う場所がありません。浴槽にお湯を溜めた時の頭と体の洗い方はいくつかあります。
一番わかりやすいのは浴槽で温まった後、お湯を抜きながら頭と体を洗うやり方です。浴槽のお湯を使いながら頭と体を洗えば節約になります。
先に頭だけ洗ってしまって、トリートメントをしている間にお湯を溜めるという方法もありますね。シャワーで体を温めながら溜めれば体を冷やさずに済みます。お湯が溜まって体が十分に温まった後に体を洗う、という流れです。
先に頭を洗ってからゆっくり湯船に浸かりたいという方は、後者の方法を試してみてください。
バスアイテムを活用する
ユニットバスは収納スペースが少ないため、シャンプーやリンスなどのボトルやボディタオルなどの置き場所を工夫しなければなりません。ボトルを浴槽に直置きすると黒カビで底がぬめぬめしてくるのも困りものです。
ユニットバスでもバスアイテムを上手に活用すれば快適なお風呂空間になります。たとえばラックを置くだけでも使い勝手がすごく良くなるので、使わないのは損です。
ユニットバスが快適になるバスアイテムは以下の記事で特集していますので、ぜひ参考にしてください。
超便利!ごちゃごちゃしやすい3点ユニットバスが快適になる7個のバスアイテム
サンダルを使う
セパレートのトイレなら普通のスリッパで構いませんが、ユニットバスはお風呂に入った後にどうしても床が濡れてしまうため、スリッパでは水が染みてしまいます。
そこでおすすめしたいのがサンダルです。サンダルならトイレ側の床が濡れていても水が染みないので入浴後も気にせずトイレに入れます。
それに布製のスリッパをユニットバスの中に置きっぱなしにしているとカビが生えてしまうので、衛生面を考えてもサンダルを使ったほうがよいでしょう。サンダルならカビが生えてもすぐに洗えるので、スリッパよりは衛生を保ちやすいです。
お風呂に入るついでにトイレを掃除してしまう
ユニットバスはお風呂に入るとトイレの床が濡れてしまうのがデメリットとなりますが、逆にお風呂に入るついでにトイレを掃除してしまえば一石二鳥になります。
お風呂とトイレをそれぞれ掃除するのは面倒くさいですが、ユニットバスなら一緒に綺麗にできるので掃除が楽です。シャワーでトイレの床をサーッと流すだけでも綺麗になるので、一人暮らしで掃除の手間を省きたい方はユニットバスのほうが向いているでしょう。
ただ、ユニットバスはトイレにお風呂が隣接しているため、トイレにカビが生えやすい点に注意しなければなりません。カビの胞子は天井から降りてくるので、シャワーを浴びた後は天井の水滴を拭いておきましょう。
浴室のカビ対策はこちらの記事で詳しく解説しています。
浴室のカビ・ヌメヌメをばっちり防ぐ!習慣にしたいカンタン風呂掃除術
どんな間取りの部屋でも工夫次第で快適に過ごせる
賃貸を探す上で間取りの比較は重要ですが、どんな間取りの部屋であっても工夫すれば快適に過ごせます。むしろ間取りを活かして快適な部屋にするのが一人暮らしの醍醐味と言ってもいいでしょう。
ユニットバスは不便であると言われがちですが、掃除がしやすいですし、そもそも家賃がセパレートより安いので経済的なメリットが大きい間取りです。ユニットバスの使い方を知っておけば不便さも解消できると思うので、本記事で解説したことを参考にユニットバスを快適にする工夫をしてみてください。
おわりに
ユニットバスの使い方は覚えていただけたでしょうか? セパレートと使い勝手が異なりますが、基本的な使い方を覚えて工夫して使えばさほど不便さは感じないで済むかと思います。
ユニットバスの賃貸物件は多いので、セパレートにこだわらないのであればユニットバスも選択肢に入れて物件を探してみてください。
「ユニットバスの使い方はわかったけれど、やっぱりセパレートがいい」という方のために、バス・トイレ別の賃貸物件特集をご紹介します。こちらのページからセパレートの賃貸物件をお探しいただけます。