今年の4月から一人暮らしを始める、という人も多いと思います。そんな時に心がけたいのが「節約」。特に一人暮らしをし始めた当初は、飲み会などの急な出費が積み重なって家計を負担します。常に余裕資金を持っておくためにも、日頃から節約を心がけましょう。というわけで今回は、一人暮らしの時に節約するためのポイントをまとめます。
まずは検討すべき節約のコツ10選
1. 自炊をする
まずは自炊をすることが、食費を節約するコツです。昼ご飯も夜ご飯も外食をすると、1日1600円~1800円程度掛かります(1か月あたり4万8000円から5万4000円)。しかし、自炊をすれば2万円~3万円に抑えることが可能です。
2. ごはんは一度にたくさん炊く
ごはんは一度にたくさん炊き、余った分を密封容器に入れておきましょう。そうすれば2日に1回ごはんを炊くだけで良くなり、電気代も掛かりません。冷凍保存しておけば、忙しい平日でもすぐに温めて食べられます。
3. お惣菜のタイムサービスを狙う
スーパーのタイムセールを利用すれば、3割引~半額でお惣菜を購入できます。帰宅時間がスーパーの閉店時間に合いそうなら、外食をするよりもスーパーのお値引き品を購入して家で食べたほうがお得です。
4. レトルト食品を常備
冷凍していたごはんを温め、レトルト食品を入れれば200円程度で食事が作れます。レトルトなら、さほど手間も掛けずにごはんが作れるのでお勧めです。最近ではレトルト商品もバリエーションに富んでいるので、同じ味に飽きることもありません。
5. ペットボトルなどはスーパーでまとめ買い
コンビニでは、ペットボトルなどの飲料水が定価で売られています。対してスーパーなどでは、同じ商品でも3割~4割引の値段で店頭に並んでいます。毎回コンビニで買う場合と毎回スーパーでまとめ買いをする場合では、1年~2年という期間で見てみると大きな差となってしまいます。なるべくスーパーでまとめ買いをするようにし、無駄な出費を抑えましょう。大きなスーパーのある近所に引っ越す、というのも一策です。
6. アンペア数を下げる
契約時に設定するアンペア数。これを下げることで電気料金を安くすることができます。例えば東京電力の場合、40アンペアの基本料金は1123.2円/月です。しかしこれを30アンペアに下げることで、基本料金を842.4円/月に抑えることができます。基本料金を実に280.8円/月も節約できるのです(東京電力のサイト参照)。
7. 家計簿アプリを使う
普段使っている銀行口座を、freeeやマネーフォワードのような自動で入出金を行ってくれる家計簿アプリに紐づけます。すると、お金が入金されたり、引き出したりするたびに自動でクラウド上に家計簿を作ってくれます。毎日家計簿を見ながら過ごせば、自ずと節約しようという意識になりますね。家計簿の月次推移も見られるので、前月と今月の支出額の差をチェック可能。
8. 携帯電話の通信費を削減する
スマホの通信費は減らすことができます。通話はLINEや楽天でんわなどの通話アプリを使い、スマホの回線を使わずに会話するようにしましょう。通常の回線では30秒20円(税別)のところを無料(もしくは30秒10円・税別)で通話できます。また、格安SIMを利用すれば、月7000円近く掛かっている通信費を900円~2000円程度まで下げることが可能です。最近では通話機能が付いたSIMも売られているので、自分の回線をそのまま使いつつ、通信費を安く抑えることができます。
(参考:価格.com – 格安SIMカード比較・プラン情報)
9. 電気はこまめに消す
使わない電気はこまめに消しましょう。こまめに消すことで、消費電力を抑えることができます。長時間使わない場合はプラグをコンセントから抜けば、待機電力も節電可能です。特に冷暖房機器やPCなどは、コンセントに差しっぱなしにしないほうが吉です。
10. 電気のプランを深夜電力のものにする
電気のプランを見直して深夜電力のプランにすれば、夜間の電気料金を抑えることができます。例えば東京電力には「おトクなナイト8・10」というプランがあり、時間帯によって電気料金の単価を変えられます。午後11時から翌朝午前7時まで(または、午後10時から翌朝午前8時まで)の時間に電気を使う夜型の人は、このプランに加入すると良いでしょう。
まとめ
節約しようという意識に切り替えるには、まずは家計簿を付けて毎月の収入と支出を把握することから始めてみましょう。毎週ノートに記録するのが面倒という人は、上で紹介した家計簿アプリを使えば、毎回記録する手間が省けますし、毎月の収支が一目でわかるので、自然と無駄遣いを控えるようになります。
毎月の出費で最も多く掛かっているものがわかれば、あとはその出費をいかに減らせるかを考えましょう。特に光熱費やスマホの通信費などの「固定費」は、十分に減らせる余地があります。契約しているプランを見直し、不必要なものは解約するなどして、固定費を減らしてみてはいかがでしょうか?