ワンルームの引っ越しにはどれくらい時間がかかるのか、気になるところでしょう。この記事では、ワンルームの引っ越しにかかる時間と前日までにやっておきたい時短のポイントを確認していきます。
また、素早い引っ越しをしたいならば家具付きのお部屋が魅力です。こちらで特集しています。
ワンルームの引っ越しにかかる時間
引っ越しの時間は、荷物の多さに比例して長くなる傾向にあります。そのため、荷物がそれほど多くはない一人暮らしの引っ越しはそれほど時間がかからないといえるでしょう。
移動時間などを除いて、引っ越しにかかる時間を計算すると、だいたい2時間程度必要といわれています。時間の内訳は以下のようになります。
部屋の養生(10分)
荷物を運び出す際に、家具などが壁に当たって部屋を傷つけてしまうことがあります。そうならないように、部屋の壁や床などにクッション材を貼り付ける養生を行います。ワンルームならば面積がそれほどないので、10分程度で終了するといえるでしょう。
荷物の搬出(45分)
養生が完了すれば荷物を運んでいきます。一人暮らしならば、2トントラックに積める程度の荷物になることがほとんどです。ですから、45分もあれば完了します。
最終チェック(5分)
荷物を運び終えたら養生を剥がして、積み忘れがないかをチェックします。時間は5分程度あれば充分です。
新居の養生(10分)
搬出の際と同じように、新居も養生をします。こちらも10分程度で終わるでしょう。
家具の設置(45分)
依頼主の指示に従って家具や荷物を運び入れていきます。レイアウトがきちんと決まっておらず、家具の設置などでつまずくと時間がかかってしまいますが、だいたい45分程度で完了できるようです。
また、レイアウトなどがきちんと決まっていれば、時間短縮も可能といえます。
最終確認(5分)
荷物を運び終わったら家具の配置や忘れ物がないかなどの最終確認をします。異常がなければ5分程度で完了です。
以上で引越し作業は終了します。ただし、これはあくまで作業にかかる時間です。実際は上記の時間に、移動時間もプラスされますので、半日程度は必要だといえるでしょう。引っ越しの日は他の予定を入れないようにするのが理想といえます。
引っ越し時間短縮のために前日までにしておく作業
引っ越し時間を少しでも短くしたいのならば、以下の3つの作業を前日までに終えておくようにしましょう。
旧居と新居の掃除
旧居の掃除は義務付けられていませんが、フローリングなどが汚いとハウスクリーニング代を請求される可能性もあります。引っ越し当日に慌てて掃除をしないで済むように、少しずつ可能な範囲で掃除をしておきましょう。
また新居が近くにあるならば、下見を兼ねて掃除をしておきます。この際にレイアウトなどもしっかり考えておくと引っ越しがよりスムーズになります。
荷造り
旧居の荷物の荷造りをしていきます。パソコンなどのデータは念のためバックアップも取っておきましょう。
荷造りがきちんとできていなかったり、どこに何を入れたかを忘れてしまうと、引っ越しの時間が長くなってしまいます。当日に慌てなくても済む効率の良い荷造り方法は以下の記事でご紹介しています。ぜひ確認してみてください。
冷蔵庫と洗濯機の水切り
冷蔵庫や洗濯機に水気が残っていると、運び出す際に他の積み荷が濡れてしまうこともあります。そのため、水切りが必要になってきます。水切りには数時間必要です。引っ越し当日に慌てて水切りをしないで済むように、冷蔵庫と洗濯機は前日にコンセントを抜いて水分のない状態にしておきます。特に洗濯機は排水ホースや給水ホース内に水が残っていないかを確認をしましょう。
意外と時間のかかる作業
ワンルームの引っ越しは、それほど時間がかからない傾向にあります。しかし、次の二つの作業は意外と時間がかかることがあるようです。
荷造りと荷ほどきに時間がかかる
ワンルームの引越しは、それほど荷物が多くはありません。そうはいっても、部屋のものをすべて段ボールなどにつめなくてはならない荷造りにはある程度の時間がかかります。数日前から日常生活には不要なものを少しずつつめていくようにしましょう。
箱に荷物をつめるだけだと思って甘く見ていると、引っ越し前日や当日に意外と時間がかかって大変な思いをします。搬出と同時進行で荷造りをしようとする人もいますが、そうなってくると予想外に引っ越しに時間がかかってしまうといえるでしょう。
また、焦っていい加減に荷造りをしてしまうと、どこに何をいれたかがわからなくなって、荷ほどきに時間がかかってしまうことにもつながります。荷造りや荷ほどきは想像以上に大変であることをおさえておきましょう。
立地によっては、搬出・搬入が大変
立地によってはスムーズに搬入や搬出が行えないこともあります。たとえば、狭い路地に建っていてトラックが玄関に駐車できない部屋の場合は、搬出や搬入に時間がかかってしまうのです。
また、高層階の部屋であったり、エレベーターのない部屋なども意外と時間がかかってしまうといえるでしょう。
事前に新居の立地などを確認しておいて、搬出・搬入が大変ではないかをチェックしておくと心構えができます。
引っ越し前日までに必要な作業を済ませておく
スムーズに引っ越しをしたいのならば必要な作業を前日までに済ませておきましょう。特に以下の点に注意しておくとスムーズに引っ越し可能です。
荷造り
引っ越しの準備で、何よりも重要なのは、荷造りをきちんと終えておくことです。数日前から準備を始めて日常に不要なものは箱詰めしていきます。
この際に、どこに収納していたものなのか、といった簡単なメモ書きをしておきましょう。その後の作業がスムーズになります。
手回り品はまとめておく
契約書や財布といった貴重品はコンパクトにまとめておきましょう。すぐに取り出す必要がある手回り品はなくなさいようにバッグなどにまとめて整理しておくと便利です。
外せるものは外す
自分で外せる家具などのコードは事前に外して準備をしておきましょう。
冷蔵庫や洗濯機の水抜きはもちろん、灯油を使う暖房器具などの灯油を抜いておきます。さらに、かさばりがちな布団も片付けてしまって、前日の夜は寝袋などで寝るのも良いでしょう。
午前中の明るい時間に引っ越すのであれば、引っ越し業者が来る前に照明器具を取ってしまっても良いです。
ただし、電化製品の中にはエアコンのように自分で取り外すのが難しいものも存在しています。ですから、あまり無理をしすぎずに自分でできる範囲で準備をしておきましょう。
おわりに
一人暮らしのワンルームの引っ越しは数時間あれば完了します。ただし、立地が悪かったり荷造りができていなかったりすると、意外と時間がかかってしまうのです。
立地はどうしようもありませんが、荷造りは自身の努力できちんとすることができます。当日の引っ越し作業をスムーズにしていくためにも手回り品はきちんとまとめて、荷造りをするようにしましょう。
新居で必要なものがすぐに出てこない、といったことを避けるためにも段ボールにはしっかりと品名を書くようにしてください。また、簡単に引っ越しをしたいのならば、家具つきの物件がおすすめです。こちらで検索できますから、ぜひ、検討してみてください!