「住みたい街ランキング」にはランク入りしないけれどオススメの街を紹介する当企画。
第5回で紹介するのは、東京メトロ丸ノ内線の「中野新橋」！
新宿まで約6分という驚異のアクセスの良さを誇りながらも、一人暮らしの若手を優しくつつんでくれる！そんな中野新橋の魅力は以下3つ！
- 新宿に近いのに庶民的
- 東京メトロ丸ノ内線の利便性
- なにげに名店が多い
詳しく解説します！
1.街全体に漂うアットホーム感
駅前の「中野新橋商店街」。コンビニやチェーン系飲食店などで賑わっている
古くは花街として栄えた中野新橋。駅を中心とした商店街にはかつて料亭が建ち並び、芸妓さんの三味線や小唄が聞こえる風情ある街だったとか。駅名は神田川にかかる「新橋」が由来で、擬宝珠のついた欄干だけが花街の名残です。
駅名の由来となった「中野新橋」。奥は新宿のビル群
その橋から高層ビルが望めるほど新宿に近く、後述する東京メトロ丸ノ内線で約6分というアクセスの良さ。
またタクシーだと約10分で、深夜料金でも2000円以内に収まります（道路状況などによります）。徒歩でも30〜40分と歩けなくはない距離。それでいて家賃相場はワンルームで6.26万円、1K・1DKで8.4万円と中野区全体の平均よりやや安め。
みんな大好きマルエツ（スーパー）やオリンピックもあり、庶民の懐に優しいのも魅力です。閑静な住宅街ゆえ治安も悪くありません。
また地域の横のつながりも濃く、駅から少し離れた「川島商店街」では毎年秋に「東京行灯祭」を開催。アーティストや地域の自主組織、住民などが参加するアート祭で、今年も開催予定とのこと。
2.丸ノ内線最強説を概ね立証
赤い路線が丸ノ内線。山手線の内側をほぼ網羅できる！
先にも記した通り、中野新橋から新宿までは東京メトロ丸ノ内線利用で約6分。赤坂、銀座、大手町までも乗り換えなし。それに伴いJR山手線や他線への乗り継ぎも便利です。
ただし意識しておきたいのは、基本的には中野坂上で池袋行に乗り換えが必要となる点。朝7時台であれば1本起きに池袋行があるので、少し待てば座れるうえに都心へのアクセスは申し分ありません。
3.お父さん世代感涙の名店揃い
どすこい！
中野エリアといえばお笑い芸人が多く住んでいることでも知られていますが、中野新橋も他聞に漏れず多くの若手芸人が住んでいるとか。
さらに、あの ”若貴” 兄弟を生んだ「二子山部屋（現・貴乃花部屋）」があることでも有名です。貴乃花の優勝パレードで中野新橋が一躍全国区になった、そんな思い出話もあるほど。
そんなわけもあってか、力士や芸人が愛用するグルメの名店が多いのも特徴のひとつ。若貴兄弟や二子山親方、また王・長嶋時代の野球選手も足繁く通ったという「久松」は、知る人ぞ知るすっぽん料理の名店として名高い存在。
また伝説のジャズ喫茶との呼び声高い「COFFEE JAZZ GENIUS」、とあるお笑いタレントが22年通う「みゆき鮨」などなど。若貴とか王・長島があまりピンとこなかった20代のみなさまにおかれましては、田舎の両親を連れて行けばたぶん親孝行になるはずです。今日はせめてそれだけでも覚えて帰ってください！
コーヒー400円。伝説の…といいつつ堅苦しさはなく、気軽に入れる雰囲気
また身近な名店としては、京橋の老舗洋食店と青山のイタリアンで修行したマスターのこだわりランチが1000円で食べられる「エルブ」や、深夜2時まで開いてる社畜の味方「anea cafe中野新橋店」などがオススメです。
世界のビールが飲めるうえに、犬連れOK
まとめ
都心が近いのにコンクリートジャングルとは超無縁の街。
かつて芸者が芸を競い合い、いまは芸人がネタを競い合う。街ゆく人はだいたい力士（言い過ぎ）。都心に近くて、文化や芸能、伝統が身近にあるのに庶民的。こんな街、都内でもなかなかありません！
ちなみに、2016年6月には区立中学校の跡地に「南部すこやか福祉センター」が移転。それに伴い、「南部地域スポーツ施設（仮称）」を新設予定だとか。そこには温水プールや屋内運動場、トレーニングルームが設けられるとのことなので、より一層、庶民にとって住み心地が良くなるわけで。
もう嫌とは言わせません、今すぐ住みましょう！！
どすこい！２回目！
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▶︎基本情報
交通の便
- 池袋まで……約12分
- 新宿まで……約6分
- 渋谷まで……約12分
▶︎平均家賃
- ワンルーム……6.26万円
- 1K・1DK……8.4万円
- 1LDK・2K・2DK……12.11万円
参考：中野新橋の賃貸物件