不動産会社を訪問した際のマナー・注意点
不動産会社に足を運び、話を聞く際に注意すべき点をご紹介します。理想の物件探しのための注意点と、後々トラブルにならないためのコツなどもお知らせします。また、服装や見た目も物件探しに影響するのはご存じでしたか? そんな意外な注意点などもあわせてお伝えすることで、無意識に良い物件探しから遠ざからないようにします。
実は物件探しに重要だった!服装や同行者
希望の物件の目星もついて、いざ不動産会社に足を運ぶ際も適当な格好で行くのは実は避けたいところ。目的はあくまでも「よりよい賃貸物件を探すため」ですが、不動産会社にとっては「入居させて問題ない人かどうかを見極める場」でもあるのです。そのため、不動産会社を訪れる際には、理想の物件に出会うためにも、以下のマナーについて守りましょう。
服装は大事!
不動産会社の人たちは、お客さんが入居にあたって、服装からお客さんの人柄、性格(真面目さ、協調性、社会性など)を読み取ろうとします。契約前の審査では職業、勤務年数などを記載するため、収入などは判断できますが、収入に比べて高価な服装や持ち物を持っていると、浪費家であるか、家賃を滞納するかもしれないと疑いをもたれることもあります。また、ミュージシャンのような服装や、露出が極端に高い服装で訪問すると、「ほかの住人から苦情が出るかもしれない」「夜間の騒音などの恐れがあるのでは…」などといった不安につながります。特に子どもが多い住環境では、過激な服装をしていると嫌われやすく、トラブルに発展する恐れがあるため、敬遠されがちです。そのため、不動産会社を訪問する際の服装は、清潔感のある、「真面目で普通の人」に見える服装で行くのが良いでしょう。迷った時は襟付きのシンプルなシャツやブラウスなど、感じのよい服装が無難です。
同行者も重視して
ひとり暮らしの場合も、同行者を連れて足を運ぶ場合があります。特に学生さんの場合、親御さんと一緒に訪問するのがオススメです。自分では気づかない点や判断が難しい場合も親御さんからの指摘や、客観的なアドバイスをもらうことができます。また、強引に物件契約をされるという心配もなく安全です。一方、恋人や複数の友人を同行者として連れて行くのは避けた方が良いでしょう。「そのまま同棲を始めるかもしれない」「毎日大勢で部屋に押しかけて大騒ぎをするかもしれない」といったことを心配され、良い物件を紹介されなくなる恐れもあるため、注意しましょう。
そのほかの注意点のポイント
服装とともに、話し方や行動にも節度を持つことが大切です。お客様だからと言って、威張った態度や乱暴な口のきき方では、親身に物件探しを手伝おうという気持ちにもなれません。また職業や収入・連帯保証人の条件がクリアされていても、人柄に問題がありそうな場合は入居後のトラブル防止のため、大家さんに話がいかないこともあります。不動産会社の人に一緒に探してもらっているといった気持ちで接するのがよいでしょう。
事前に伝えるべき情報はしっかりと
入居の際にトラブルにならないよう、以下の点に当てはまる場合は、あらかじめ伝えておくことも大切です。
- ペットを飼いたい
- 連帯保証人を立てることができない
- 無職、フリーター、勤務時間帯が夜間/不規則な職業であること
情報を最初に伝えておくことで、不動産会社の担当者もその条件で借りられる物件を探してくれます。そのため、このような情報は早い段階で正直に伝えておくことが大切です。マナーや注意を守って、理想的な物件と出会えるようにしましょう。