家賃の交渉の仕方 - 不動産会社マニュアル | キャッシュバック賃貸

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不動産会社マニュアル

不動産会社に行った時、どのような点に注意し、確認すればよいのでしょうか? 理想的な物件と出会うための不動産会社の選び方、家賃の交渉のしかた、入居審査、契約書の内容確認、トラブルの予防法、うまく情報を引き出す会話術などのポイントをご紹介します。また不動産会社を訪問するベストな時期、曜日、時間帯なども把握しておきたいですね。不動産会社を賢く利用し、希望にぴったり合った物件を探しましょう。

不動産会社マニュアル

POINT7

家賃の交渉の仕方

部屋探しで不動産会社に行くとき、家賃交渉を持ちかけてみると、意外と家主さんと交渉してくれるときがあります。そこで、ここでは家賃交渉のポイントをご紹介します。家賃交渉には不動産会社の担当者と仲良くなるなどの、ちょっとした簡単なコツがありますので、ぜひ試してみてください。

家賃交渉のコツ

家賃は固定で下がらないものと思っていませんか?時と場合にもよりますが、家賃は交渉によって下げることが可能です。しかも、契約前はもちろん、入居後においても交渉によって家賃を下げることができます。その場合、交渉するのは、不動産業者や家主を交えて討議を行い、家賃引き下げに合意するという経緯が必要です。それでは、家賃交渉のポイントを見ていきましょう。

相場を調べておく

まず、希望のエリアや希望の間取りに物件に関する家賃の相場をある程度調べておきます。相場をしっておくことで、相場よりも高い物件については相場の情報をもとに交渉できることがあるからです。インターネットにおいて物件情報を調べることが容易ですので、不動産会社に足を運ぶまである程度の下調べをしておくとよいでしょう。

交渉はマイナスポイントを材料にする

家賃交渉は物件のマイナスポイントを見つけ、交渉材料にすると、交渉しやすくなります。貸し手側からすると、家賃を下げてでも入居してもらいたいと思える理由が必要になるからです。許容できるマイナスポイントを前もって想定しておくとよいでしょう。例えば、自炊をしない場合は、キッチン設備はあまり重要ではないとして、あえてキッチンが充実していない物件を選ぶことで、交渉を有利に運ぶという方法です。また、家賃の交渉が不可能だった場合は、敷金や礼金で交渉するなど、譲歩できる項目をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。

交渉しやすい時期もある

引っ越しの時期に期限がない場合は、繁忙期が落ち着く4月以降が狙い目です。需要が多い時期を過ぎ、借り手がなくなってしまうと家主が弱気になるため、交渉しやすい傾向があります。

交渉がしやすい物件とは?

一方、家賃交渉がしやすい物件というのもあります。どういった物件が家賃交渉しやすいのでしょうか?こういった物件に絞って交渉してみるというのも手です。

築10年以上の物件

築10年は借りるか借りないかという判断の境にある年数でもあります。競争率も少ないため、交渉がしやすくなります。

同じ建物で複数の部屋を募集している

入居率が8割を切っている場合は不動産会社もあせっていることが多いものです。家賃交渉にも応じてくれやすい傾向が見られます。

「礼金0」の物件

礼金0というのは何か理由があります。初めから礼金が0の物件は何らかの決まりにくい要素があり、交渉しやすいと言えるでしょう。

借りたい部屋のエリアの家賃相場より高い

周辺の物件と比較して、高いか安いかを知ることで、交渉の値引き材料に使うことができます。そのためにも相場の事前リサーチはしておきましょう。

交渉にあたっての注意ポイント

交渉にあたっては以下の点を注意しましょう。

同じ物件でも仲介業者によって敷金・礼金が違う

同じ物件でも仲介業者ごとに敷金と礼金が異なる場合も。物件探しのときは安く紹介している業者を選びましょう。

敷金は交渉しないほうが無難

敷金は大家さんにとっては家賃滞納などの保険のようなものです。また、基本的には後に返金されるものなので、できれば交渉しないようにしましょう。

家賃と礼金でどちらが得になるか計算

家賃を割り引いてもらう場合と、礼金が2ヵ月分だったところを1ヵ月にしてもらった場合など、数年単位で計算すると、どちらが得かよく計算してみる必要もあるでしょう。結果として礼金の引いてもらうほうが特になることもあります。

意外と値下げ交渉の余地がある、家賃。交渉の際は、交渉しやすい物件や相場を調べておくなどして、家賃交渉にあたってみましょう。また、不動産会社の担当者とも良好なコミュニケーションを築いておくこともポイントです。