セキュリティのチェックをするときのポイント〜マンション内部編〜
賃貸物件の内見の際は、防犯や安全面についてのチェックもしっかり行いましょう。特に女性の一人暮らしや、お子さんのいる家庭などでは不安な点も多く出てきます。大切なのはセキュリティ対策がしっかりしていることだけでなく、万が一のことがないよう、物件の構造なども含めて念入りにチェックをするようにしましょう。思わぬトラブルやアクシデントに巻き込まれないよう、内見の時点で確認を怠らないようにすることが大切です。
オートロックを確認しましょう
まずは、オートロック式かどうかの確認をしましょう。
一般的な鍵の形式よりは、セキュリティ面で安心できるのはオートロックです。
ただし、オートロックがあるからといって油断してはいけません。
オートロック式の物件でも空き巣事件は発生しているからです。
解錠する時に一緒に入ってくる人がいたり、暗証番号が分かりやすいものになっていたり、もしくは誰かが漏らしてしまっていると、セキュリティ面での安全性は落ちてしまいます。
オートロックがあったとしても油断はせず、帰宅して解錠するときは一緒に入ろうとする人がいないよう背後の確認を怠らないようにすることや、周囲に暗証番号を漏らさないよう・見られないよう心がけることが大切です。
共有部分は清潔に保たれていますか
施設内の共有スペースを確認することで、賃貸物件の管理者の目がちゃんと行き届いているかの確認をすることができます。共有スペースまでしっかりと目が行き届いていることで、セキュリティに対する意識が高いことが分かります。
たとえば、ゴミ集積所の整備が行き届いていなかったり、郵便受けの集合している箇所でチラシなどが散乱していたりはしないでしょうか。
その状態で放置されてしまっているマンションだと、やはり防犯意識が低いように感じられます。また、目が行き届いていないと思われて、空き巣などの標的になってしまう可能性もあります。
また、共用の廊下に私物が積み上げられていたりする場合、住民のマナーも良くないと思われます。
エントランスや駐輪場なども含め、住人の共有スペースが綺麗に保たれているかのチェックを必ず行いましょう。
物件の構造面での安全性についても確認
部屋を内見する際には、必ず「ベランダ」の確認をしましょう。
一般的に1階よりも2階以上の部屋の方が空き巣などに入られにくいと言われています。
しかし、2階以上でももちろん注意は必要です。外観やベランダの柵の周囲を見て、外から足掛けになっているような構造になっていないか確認をしましょう。
ベランダから見える景色も大切です。近くに高い木が生えていたり、ビルと隣接している場合は、外部からの侵入が容易になってしまうので注意が必要です。
また、お子さんがいる場合は、ベランダから誤って落ちてしまわないよう、柵の高さやよじ上りやすい構造になっていないかなども含めてチェックをしましょう。特にエアコンの室外機と柵の位置が近いと、子供が室外機の上に上って柵から落ちてしまう危険性などもあるので注意が必要です。
マンション内部でのセキュリティチェックで重要なのは、セキュリティ機器があることだけに安心せず、万が一の場合も想定して入念にチェックを行うことです。